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第21章 おとりたち

 NIFTY-ServeのFSHIPでLMSさんが発表された『シロクマ号となぞの鳥』(1964.5.30第2刷)とアーサー・ランサム全集第12巻『シロクマ号となぞの鳥』(1999.6.7第19刷)を元に、次の比較一覧にまとめたものです。  英語版への参照にはPuffin BooksのGreat Northern?, impression of 1973を使いました。
 修正の表記については、真鵺道によりました。
2001. 3.30 高橋誠
頁 変更 内容 英語表記
旧 新 頁 内容
345 346 谷([たに/])のこっち側(がわ)にのぼって、尾根(おね)のさけ目から[向(む)/む]こうをのぞいた 264
まちがいなくまた[後(あと)/あと]をつけてくる
はやくじぶんのピクト・ハウスへ[行/い]きたくて、
谷([たに/])から追(お)いはらわれた話を、
北ロッキー山脈(さんみやく)の[向(む)/む]こう側(がわ)にあって、
胸壁(きようへき)のついた[/塔(とう)のある]灰色(はいいろ)の家 the grey house with the turret
「犬がわたしたちに[向(む)/む]かってほえはじめ
346 347 [今度(こんど)/こんど]はたちまち行動(こうどう)に 265
クマ[/ン]バチの巣(す)をつついて、
連中(れんちゆう)に[後(あと)/あと]をつけさせることなのよ。
[連中(れんちゅう)をさわがす前に、わたしたちが遠(とお)くへ行っていれば行っているほど/わたしたちがうんと遠(とお)くへいってから連中(れんちゅう)をさわがせば]、ディックにとっては[/そのほうが]たしかに安全(あんぜん)よ。 he further we get before we stir them up, the safer it’ll be for Dick.
[向(む)/む]こう側(がわ)に姿(すがた)をあらわして、
「そして、もし彼[ら/]がついてこなかったら?」
「[だいじょうぶ/大丈夫(だいじょうぶ)]くるわよ。」
347 348 めんどうをおこさないようにって[/、]フリント船長(せんちよう)が
「[彼(かれ)/かれ]らを運動(うんどう)させるだけよ。
入[り/]口のところを見てごらん。」
「入[り/]口がどうかしたの?」
はじめて[、/]ピクト・ハウスを
だから、外([そと/])から見ると、 266
[もう、/]はじめにヒースをとりのけなくては、[/もう]だれも入[り/]口から Nobody could go into that doorway now without first taking out the heather.
348 349 「[/きのう]あなたがここにいる間(あいだ)に[/、だれかが]したことじゃないって ‘Are you sure it was’nt done while you were here?’
「あなたがねてる間(あいだ)に[、そいつがやった/いたずらした人間(にんげん)がつめた]のかもしれないわ[ね/よ]。」 ‘The beast might have done it while you were asleep,’
みんな[、/]心配(しんぱい)そうに
尾根(おね)の[向(む)/む]こう側(がわ)にあるの。
「あのさけ目のずっと[向(む)/む]こうへ[行/い]ってから、見わたす
「ぼくは[/、]ここにのこってるよ。」
「だれがあの入[り/]口をふさいだか[し/知]らないけど、
349 350 シロクマ号(ごう)が停泊(ていはく)している[、/]手前([てまえ/])の湾(わん)と、
はじめてなくちゃいけない[のよ/わ]。」 267
谷([たに/])の奥(おく)めざして
「あそこに[だれか/人間(にんげん)]がいるなんて、 ‘Nobody’d ever guess there was anybody there.’
350 351 ディック[一人/ひとり]がかくれる
「そっちの方を見[下/おろ]しちゃだめよ。」
となりの谷([たに/])にいるのも
あそこをじっと見[下/おろ]したら…
「[ぜったいに秘密(ひみつ)をもらしちゃう/秘密(ひみつ)がもれるにきまってる]わよ。」 ‘we’ll simply give the secret away.’
ゲール人(じん)をさわがしに[行/い]くべきだ[/った]と思うわ。」
わたしたちが[行かなくても後(あと)をつけてきただろうとは思えないのよ/かれらをさわがさなかったら、きっとあとをつけてこなかったと思うわ]。」 ‘I don’t believe they’d have stalked us last time if we hadn’t.’
「もっと遠(とお)くまで[行/い]かなくちゃ
スーザンがその[言葉(ことば)/ことば]を口にだした
[彼(かれ)/かれ]らがずいぶん長く 268
351 350 いそ[げ/いで]。[/みんな、]かたまってるのよ。
車道(くるまみち)の[方/ほう]が歩きやすいわよ。
[彼(かれ)/かれ]らは犬の群(む)れを
[彼(かれ)/かれ]らが走りだした
今年(ことし)の冬の燃料(ねんりよう)[のため/]にかわかしてあった。
[子どもたちは、/]尾根(おね)の岩(いわ)やヒースの間(あいだ)を、
[/子どもたちは、]どこまでもかけつづけた。
352 353 「この前[の日/]もこうだったのよ。」
「[彼(かれ)/かれ]らがあそこにいるのは
でも、ぜんぜん見えなかった[の/わ]。」
「まだ何キロも[行/い]かなくちゃ 269
みんなは、[た/立]ちどまってふりむき、それから顔(かお)を見合([みあ/])わせた。
353 354 わたしのすぐ[後(うし)/うし]ろにいたんだもの。
「ぜったい[、/]できないわ。」
「ロジャは[/、]オオカミの中になげだされたあかちゃん[とみなさなくちゃ/、と思わなくちゃ]ならないわ[ね/]。」 ‘We’ve got to count him as a baby thrown to the wolves,’
「ロジャは[たのしむわよ、そういうの/そんなふうになるのがすきよ]。」 ‘He’ll enjoy it,’
「[ぜったいたのしんでなんかほしくないな/すきになられちゃこまるな]。」 ‘I jolly well hope he does’nt,’
354 355 ここは他人(たにん)の土地([とち/])でしょ 270
「探[険/検]家(たんけんか)って、いつも他人(たにん)の土地([とち/])にいるのよ。」
それににたようなところへ[行/い]くひとたちだけ
土人(どじん)に[食(た)/た]べられたって、
あの呼(よ)び子[みたい/のよう]に、土人のたてる音はきこえる[のに/けど]、
「[あのひとたちが音をたてた時/この前なんか、音がきこえたの]だって、もっと遠(とお)くまで進(すす)んで[/からだっ]たわ。」 ‘We’d got further than this before they even began making noises,’
「[彼(かれ)/かれ]らが[/わたしたちに]興味(きようみ)をうしなう
ほんとにゲール人(じん)は[後(あと)/あと]をつけて
355 356 それが役(やく)に[た/立]っていることを、
みんな、もう走ってい[ず/なかったが]、いつでもまた走れるようにして、ゆっくり[ある/歩]いていた。 271
「見張(みは)り[小屋(ごや)/所(じよ)]にもどったのよ。」
356 357 「あれはライチョウ[だったの/]よ。
「もう一群(む)れ[行/い]くわ。」
尾行者(びこうしや)たちに[向(む)/む]かっていってる
岩(いわ)やヒースに[向(む)/む]かって、
おとりたちが進(すす)もうとして[向(む)/む]きをかえた時、谷([たに/])でなにかが
357 358 「あっ[/、]そうだった! 272
どこまで[行/い]ったかしら。
[向(む)/む]こうの尾根(おね)までひろがっている
[向(む)/む]こうの尾根(おね)は、もう一つの谷([たに/])をかくしていたが、その谷([たに/])では、
計画(けいかく)をなしとげようとして[、/]はたらいている
いま四人がいる谷([たに/])の奥(おく)の方
足[元(もと)/もと]の車道(くるまみち)だけが、
「もうずいぶん長い時間([じかん/])進(すす)み
「まだ、十分(じゆうぶん)な距離(きより)の半分([はんぶん/])も
358 359 「そろそろおべんとうの時間([じかん/])よ。」
「[きっと||ロジャは]もう[食(た)/た]べちゃったわよ。」
スーザンは、[われ知らず、/思わず]ふりかえって
見えないかぎり[だいじょうぶ/大丈夫(だいじょうぶ)]よ。
「おべんとう[食(た)/た]べる時も、とまらない[方/ほう]がいいわよ。」 273
359 360 スコットランド高地服(こうちふく)を[着(き)た/きた]ひとりの少年が、
「若(わか)い[族長(ぞくちょう)/氏族(しぞく)の頭(かしら)]よ。」 ‘The young chieftain,’
一([ひと/])言(こと)も口をきかずに
千里眼(せんりがん)を[持(も)/も]ってるのよ。」
[彼(かれ)/かれ]らがときの声をあげて
[彼(かれ)/かれ]らはそうしなかったでしょ。ディックは[だいじょうぶ/大丈夫(だいじょうぶ)]よ。」
「今までのところ、[だいじょうぶ/大丈夫(だいじょうぶ)]ね。」
[彼(かれ)/かれ]らに[後(あと)/あと]をつけさせたんだわ。」 274
360 361 [彼(かれ)/かれ]らは[後(あと)/あと]をつけてきたと思うわ、
猟犬(りようけん)がはげしく後(あと)を追(お)って[くる/きている]と感(かん)じることとは、 the hounds would be hot on your trail.
もう、[後(あと)/あと]をつけられている
眼下(がんか)の谷([たに/])では、
[/立ちどまって]頭(あたま)を[持(も)/も]ちあげ[てじっとなにかを待(ま)つようにした/る]かと思うと、 throwing up their heads, waiting and then suddenly moving again.
ひきかえしても[だいじょうぶ/大丈夫(だいじょうぶ)]だと思う?」
361 362 いいのよ。」[と、/]ドロシアが、
もっと遠くまで[行/い]ってると思うわ。」[と、/]四、五分してから、
おどろかされたように谷([たに/])に[下/くだ]っていく
いそいで[、/]また[、/]あの人たちより 275
あの人たちが[後(あと)/あと]をつけてる
してなくちゃいけない[のよ/わ]。」
362 363 谷([たに/])を[よこ/横(よこ)]ぎって[向(む)/む]こう側(がわ)を
谷間(たにま)を見わたして[、/]いった。
あと三十分待(ま)って[/から]、[わたしたち、/]谷([たに/])を[よこ/横(よこ)]ぎってもどり Give him another half hour to get home and then we’ll work across the valley and start back.’
わたしたちほどはやくは[行/い]けないわよ。
谷底(たにそこ)にくだった[方/ほう]がいいわよ。 276
363 364 「さあ、[行/い]って、ティティ。
「できるだけ[とお/遠(とお)]くまで
斜面(しやめん)をななめに[下/くだ]って谷底(たにそこ)へ
尾行者(びこうしや)の一([いつ/])隊(たい)が、
車道(くるまみち)をぶらぶらと[ある/歩]いていった。
立ちどまって、谷([たに/])を見[下/おろ]した。
シカの群(む)れが[、/]あちこちに
スーザンは[向(む)/む]かい側(がわ)の
364 わたしハンカチ[持(も)/も]ってなかった。」
365 谷([たに/])の[向(む)/む]こう側(がわ)で、
[なんで/どうして]どんどん信号(しんごう)して、
U([ゆう/ユー])またU([ゆう/ユー])だわ。」
「あたり[一面(いちめん)/いちめん]に尾行者(びこうしや)がいるのに、 277
また[、/]かん高い呼(よ)び子がなりひびくと、たちまち、谷([たに/])のずっと
365 366 わたしたちといっしょにいた[方/ほう]がいいわ。」
一度(ど)[ふたりでにげた、/にげるふたりを追(お)ってきた]灰色(はいいろ)ひげの[、/]巨人(きよじん)のような from whom they had fled once before,
きのうの晩(ばん)、水([みず/])[際(ぎわ)/ぎわ]まで
[そして/今]、その男が、
がんこおやじは、[向(む)/む]きをかえて、

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