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第9章 くいちがう目的もくてき

 NIFTY-ServeのFSHIPでLMSさんが発表された『シロクマ号となぞの鳥』(1964.5.30第2刷)とアーサー・ランサム全集第12巻『シロクマ号となぞの鳥』(1999.6.7第19刷)を元に、次の比較一覧にまとめたものです。  英語版への参照にはPuffin BooksのGreat Northern?, impression of 1973を使いました。
 修正の表記については、真鵺道によりました。
2001. 3. 9 高橋誠
変更 内容 英語表記
内容
145 146 [おーい、]テロダクティル[ごう/、アホイ] 115 Pterodactyl, Ahoy!
ふなべりには[防舷材ぼうげんざい/フェンダー(1)]がおいてあった。 fenders
赤い文字[もじ/]を入れたひとりの水夫すいふが、[ふな/ふな]ばたへやってきて、ボートを[み/][おろ/おろ]した。
船主せんしゆにお[あ/]いできますか?」
「鳥のことで[はなし/話]があるんですけど。」
「ニュースを[/も]ってきたのかね?」
[/ご]主人しゆじんはいそがしいんだ。」
「しかし、まあ、[ごつごうをきい/うかがっ]てみよう。」 But I’ll ask him.
ニュースって?」[と、/]水夫すいふ甲板室かんぱんしつ
146 147 「あがってきていいよ。」[と、/]水夫すいふがもどってきて、甲板かんぱんからボートを[み/][おろ/おろ]しながらいった。
船腹せんぷくにたれさがっている[防舷材ぼうげんざい/フェンダー]のそばまで、
ディックひとりの[方/ほう]がずっとうまく
手帳てちようがすぐ[出/だ]せるかどうか、 116
階段かいだんをおりて[、/]船室せんしつにはいっていった。
自分のふね[/も]つときには、
船室せんしつ[/む]こうはしにある
テーブルに[/む]かって[一心いっしん/いっしん]になにかしていた。
147 148 ディックと[おな/おな]じようなめがねを
148 149 片手にたまごをもち、片手に測微そくびカリパスを[/も]って、
ディックの[言葉ことば/ことば]が、船主せんしゆをこの上なくよろこば[し/せ]たことが、 118
ディックに[/む]かってほおえんでみせた。
コレクションを[/も]っているんだよ。
それこそゆめにも思わなかったこと[であ/だ]った。
オオバン[・/]クラブ([1/2])の友だち[や/と][/かれらの]鳥をまもる[クラブいんたちの/]長い努力どりよくのことを考えた。 He thought of his friends of the Coot Club and their long struggle to protect the birds.
149 150 この男の[方/ほう][大人おとな/おとな]でもっと悪質あくしつなだけだ。
ディックは今まで[/、]この男を、
今はつくっていない[/、]いくつかの鳥の
ずらりとならんでいる戸だなを[、/]見まわした。
いすから[た/立][上/あが]ってきて、
大きな[部厚ぶあつ/ぶあつ]い本を
[</「]ジマリング・コレクション、予備よびカタログ[>/」] 119
[今度こんど/こんど]航海中こうかいちゆうに、
150 151 将来しようらいドットといっしょに[/も]つようなふね
このふね[ち/][/ち]ぬしが、
二十四時間[じかん/]質問しつもんしようと
151 152 この名[前/まえ]をたしかめたいんです。
そして[/、]「ずいぶんはなれた 120
望遠鏡ぼうえんきようで見たんです。」と[/、]つけくわえた。
テロダクティルと名[前/まえ]を入れている
152 153 その[くび/くび]をまげた。
きみがかいた二[くみ/]の白い[もよう/模様もよう]がこれだよ。
あす、グラスゴーに[/む]かって出航しゆつこうしてしまうんだ。
[いま/今]ちょうど、[ちい/小]さい本しか[/も]っていないんです。 121
そしてそれには[</『]外国がいこくをつくる[>/』][か/書]いてあります。
153 154 「きみは[一/、ひと]つがいの大オオハムが
「それは、本土上[ほんどじょう/]かね、
154 155 [まえ/前]ときっかり[おな/おな]じところへ 122
その鳥が、[まえ/前]にそこにすわってた
観察かんさつしていた時間[じかん/]は?」
「一時間[じかん/]くらい?」
155 156 ありえないことだと[、/]思ってしまったのです。
それはたまごがなくては[、/]できないんだ。
時代じだいおくれになってしまうんだ[。/]……
156 157 ここでをつくったという[あたら/あたら]しい科学的事実かがくてきじじつなんだ。 123
それですっかり、問題もんだい解決かいけつする[。/]……
157 158 うれしく思いながら[、/]いった。
[今/いま]航海中こうかいちゆうなんです。
ふねかえすために本土[ほんど/]へわたります。」
ジマリング舷窓げんそうまで[行/い]って、
あわててつけ[くわ/くわ]えた。
「あの鳥の名[前/まえ]おしえていただいて、
ぼく、もう[、/]失礼します。」
グラスゴーまで[行/い]くつもりにしていたんだが、 124
テロダクティルごう[お/]とまりなさい。
グラスゴーまでつれていってあげ[ます/よう]
あそこまでいけ[ます/る]からね。」
158 159 と、ジマリング[、/]いって、
そのわきをぬけて階段かいだん[/む]かった。
いちばん[あたら/あたら]しい金ワシのたまご
十シリング[/(3)]あげたんだよ。ほら、きみには一ポンド[/(4)]あげる。
ふなばたから[み/][おろ/おろ]し、
「きみの[にい/にい]さん?」
つづいてジョンに[/む]かって、
[全然ぜんぜん/ぜんぜん]興味きようみがないんです。」
そこで、[防舷材ぼうげんざい/フェンダー]にボートをつないで、
159 160 「名[前/まえ]はほんとうにわからないんです。」 125
「ぼくらの海図かいずには名[前/まえ]が書いてなかったんです。」
すぐに[で/出]かけましょう。
何日[なんにち/]たまごのままでいるか、
まだ手に[/も]っていた。
べつ紙幣しへい[出/だ]すと[/、]まいいっしょにジョンの方にさし[出/だ]した。
160 161 もう[行/い]かなくちゃなりません。
一瞬いつしゆん、ジ[ヨ/ョ]ンは、
くるりと[/む]きをかえて
ふたりをにらみ[すえ/つけ]ていた。
ボートの[とも/船尾せんび]にうずくまるように
[/(1) フェンダー――防舷物ぼうげんぶつ。] 訳注
([1/2]) オオバン[・/]クラブ――アーサー・ランサムの作品さくひん[、/]『オオバン[・/]クラブ[/の無法者むほうもの]』に、たまご収集家しゆうしゆうかから[、/]たまごをまもる
[/(3) シリング――イギリスの貨幣単位かへいたんい。一シリングは十二ペンス。]
[/(4) ポンド――イギリスの貨幣単位かへいたんい。一ポンドは二十シリング。]

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