2001. 3.16 高橋誠
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変更 内容 |
英語表記 |
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内容 |
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[時間のむだはすこしも/みんなはすこしも時間をむだにし]なかった。 |
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No time was wasted. |
| それ[がすむと/から]、スーザンにたのんで |
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| 石油ストーブでまっかに[や/焼]いてもらい、いらない部分を焼きとったので[/、]船室[中/じゅう]が青い煙で |
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| (ふつうメッシュと[いわれる/よぶ])メジャーを |
(usually called meshes) |
| 最初の網を右舷の[横静索/シュラウズ]にぶらさげて |
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| 二番目の網を左舷の[横静索/シュラウズ]にぶらさげて |
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| おしまいにできた網針を[持/も]って |
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しかし、時間がたつにつれて、失敗はどんどん[へっ/すくなくなっ]ていった。そして、あみ手たちも、 |
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| 考えなくても正しい結び目が |
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| むすんだりひらいたりしながら[、/]いった。 |
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| 北極へ[行/い]っちゃったんだもの。」 |
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| 北極に[向/む]かって突進している。 |
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| ジョンとナンシイは谷を偵察している。 |
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| ところが、ご本人の鳥は、 |
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| 【挿絵のキャプション:へリング[ /]むすび |
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わたしたちは[今頃/いまごろ]シロクマ号をかえして、汽車でイングランドへ |
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| 「どうして、あの鳥は一年[中/じゅう]ここにいないの?」 |
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| 「あの鳥がやってくる理由は[/、]ぼくにはぜんぜん |
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| 「でも、それじゃ、[行/い]ってしまう時、いったいどこへ[行/い]くの?」 |
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| 正しい方向へ[行/い]ったんだな。」 |
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| さいわいに、[今度/こんど]の目的地じゃ |
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| わからないんだ。」[と、/]ディックはゆっくりといって、 |
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| ディックの分の[仕事を、ほかのふたりに追いつかせようと/網が、ふたりの網に追いつくように]、仕事にかかった。 |
set to work to make Dick’s bit of netting catch up with the other two |
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[工合/ぐあい]のわるいところが |
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| 「[彼/かれ]らはあの湖を見て、 |
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| おなじくらいよいところ、[いや/いいえ]、もっとよいところ |
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あるいは[たくさん人の/人があまり]いない、 |
it really was a good place with no people, or not many, |
| ここにいることに心を[決/き]めたのよ。 |
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| 「もし[彼/かれ]らがここでひなを |
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おひる[頃/ごろ]、あみ手たちは、 |
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| エ…イ[、/……]一語終[/わ]り。……ナ……シ[、/……]一語終[/わ]り。 |
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| 「イ……ヤ……ダ[、/……]一語終[/わ]り。」 |
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| あの子はおべんとう[持/も]ってったから。」 |
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| チョコレートのかけらだって、[持/も]っていかなかったのよ。 |
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| ぜひなにか[食/た]べさせなくちゃならないわ。」 |
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| 「ぜひ土人に[後/あと]をつけられて |
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網つくりが[、/]またはじまった。 |
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| ペギイに手渡した[とたん/すぐ後]、ふいに操舵室の中で[、/]ねむりだした。 |
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| 一晩[中/じゅう]おきていたのだから、 |
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| 番が終[/わ]るとすぐにねむり、 |
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| かわりたくなったら[、/]つつきおこしてくれ[/、]とペギイにいった。 |
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| お茶の時間になった。 |
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| 分担すべきなのよ。」[と、/]ペギイが、 |
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しかし、「[イヤダ/いやだ]」という反抗的な信号 |
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| ボートにのって岸辺まで[行/い]き、 |
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| それで気分がうきうきしていた。 |
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| 本土に帰って[行/い]くのだ。 |
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| ところが、そこで[彼/かれ]らは、 |
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どんな[工合/ぐあい]か、ちょっと |
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| ヒースでおおわれた[所/ところ]にもぐりこんだ。 |
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| 網の中から[で/出]かかっていた。 |
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| [今度/こんど]も答えがなかった。 |
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| 網のすみを[持/も]ち上げて、 |
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| あみ手たちは、 |
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恐怖の色が、 |
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| 網の中からはい[だ/出]して、 |
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| 小さな湾の入[り/]口の |
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| ゆっくりと円をえがいて |
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| ずっと北へ[行/い]ってから、 |
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| ゆっくりと湾の入[り/]口を横[切/き]ると、また南に[向/む]きをかえた。 |
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| 「でも、[行/い]ってしまうわ。」 |
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テロダクティル号の[エンジン/機関の音]が |
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| 「[向/む]こう側の入江に |
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| ペギイは、もう、[墻頭横材/クロストリーズ]めざして、大いそぎで[横静索/シュラウズ]をのぼっていた。 |
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| と、ペギイが下に[向/む]かってさけんだ。 |
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| あのいやらしい[帆柱/マスト]が |
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| ペギイの指の[向/む]いている方向と、[エンジン/機関]のひびきで、 |
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| 挿絵のキャプション:[墻頭横材/クロストリーズ]にのぼったペギイ |
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「そうすれば[今頃/いまごろ]はここから |
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| 何百って湖が[書/か]いてある。 |
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| あきらめてすぐに立ち[去/さ]った[方//ほう]がいい。」 |
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場所を教えてしまうなら[/、]むしろやめたかった。 |
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| 「網は[だいじょうぶ/大丈夫]だよ。」 |
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| 「網のかざりつけはおわらせてしまった[方/ほう]がいいわね。」 |
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| 「でも[/、]すっかりかざるには、 |
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「でも、このまま船を出した[方/ほう]が、 |
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| ボートはおろしてないわ。」と、[墻頭横材/クロストリーズ]からペギイがいった。 |
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「ディックが新しくとってくるまで[/に]、 |
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| さっきまでのうきうきした気分は消えてしまった。 |
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| もう一度ヒースをとりに岸に[向/む]かってこいでいった時、 |
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