『六人の探偵たち』補完計画


2001.4.26 高橋 誠
頁現在の訳と訂正案頁対応する英語説明指摘者
口絵 [/船着き場で] [2] AT THE STAITHE 口絵の題が省略されています。 #19868 HEARTYさん
- [/マーガレットとチャールズ・レノルドに] [5]
TO
MARGARET AND CHARLES RENOLD
献辞 #19889 駆逐艦
9 船着(ふなつ)き場(ば)の上(かみ)の、川のまがり目にある旅館(りよかん)や、その下(しも)の船大工(ふなだいく)の[小屋(こや)/艇庫(ていこ)]や、小屋(こや)のわきの小さな草原(くさはら)や、 13 Everyone knows the inn at the bend of the river above it, and the boatbuilder’s sheds below it, and the bit of green grass beside it,  同じページの少し下に、「Jonatt’s shed」という語句があり、それは「ジョナットの艇庫」と訳されています。 #21722 LMSさん
10 三人は夏休みの大部分(だいぶぶん)をこの船(ふね)[に乗(の)って活動(かいどう)し/の改装についやしていたのだっ]た。 14 They had spent most of the holidays at work on her,  at workは文字通り「仕事をする、~に従事する」、on~は対象を表すonだと思います。この部分を含む長い段落は、いわば死と栄光号の「変身」の様子を述べていますが、寝棚を作ったり、ストーブや煙突や戸だなを取り付けたり、というのがat workの内容です。三人は夏休みの大部分を死と栄光号の改良工事に費やしてきて、ようやくそれが完成に近づいてきたわけです。 #21722 LMSさん
12 そのため、トムはその連中(れんちゆう)に追(お)われて、[川や沼/湖沼地方(こしようちほう)じゅう]をにげまわったが、 16 After that he had been chased all over the Broads,  大文字のBroadsですので、固有名詞と考えた方がいいと思います。表紙裏の地図や第15章冒頭(247頁)には「湖沼地方」が使われているので、それに統一したらどうでしょう。『ツバメ号の伝書バト』12頁も参照。 #21722 LMSさん
17 もどしてからいった。[(改行)/]「おれもってるよ。 19 Pete sucked his tooth into place. ‘I got some,’ #21722 LMSさん
むきなおってピートをみた。[(改行)/]「もっと早くそれをいえば The others turned on him. ‘If you’d have said that before,’ #21722 LMSさん
23 「[そうだ/しかし]、あの煉瓦(れんが)は、はずまなかった。」と、トムがいった。「だれかがあれを投(な)げ返(かえ)した。[すると、その人間(にんげん)の/]頭(あたま)の上に落(お)とし[たが、さいわいに/て、]その人間(にんげん)を殺(ころ)さずにすん[だんだ/でよかった]。」 24 ‘Well, that brick didn’t bounce,’ said Tom. ‘Somebody threw it back. Lucky I didn’t kill him, dropping it on his head.’  頭の上に煉瓦を落とされたら、投げ返すどころじゃないと思います。dropping it on his headはkill himにかかっていると思われます。最初のWellは譲歩の意味で使われています。 #21722 LMSさん
24 かれらは注意(ちゆうい)ぶかくはしご段(だん)をおりて、[小屋(こや)/艇庫(ていこ)]のすみずみを懐中電灯(かいちゆうでんとう)で照(て)らしてみた。 They went carefully down the ladder into the shed and threw the light into every corner of it.  直訳すると「…はしご段をおりてshedにはいり…」となるので、やはり「小屋」よりも「艇庫」の方がいいと思います。(9頁も参照) #21722 LMSさん
かれらは[小屋(こや)を出て/]、冬の間(あいだ)艇庫(ていこ)にいれておくために引きあげられるばかりになっている快速艇(かいそくてい)をつないである船着(ふなつ)き場(ば)のはずれまで歩いていった。 25 They walked along to the end of hte staithe where that cruiser was moored ready to be taken into the boatshed for the winter.  「小屋」は原文にはありません。前項の「小屋」を「艇庫」にするのであれば、この「小屋」は不要だと思います。 #21722 LMSさん
31 「だけど、ジョナットさんは、[これからは番人(ばんにん)なしで船(ふね)をおいとくことはできないなんて/船(ふね)に手をだしちゃいけないってことをくどくど]いうんだ。」 30 ‘but he just went on talking about not being able to leave a boat alone.’  leave ~ aloneは「〈人・ものを〉かまわずに[そのままにして]おく」という意味です。[2]
‘Don’t you boys know enough to leave boats alone?’(p.27)
「おめえたち、船に手をだしちゃいけねえってことを知らねえのか?」
#21750 LMSさん
33 それに乗(の)っていた[連中(れんちゆう)/ぐれん隊]に、この湖沼地(こしようち)[帯(たい)/方(ほう)]じゅう追(お)いまわされた話を、もうみんなが知っていたのだ。 31 and been chased all over the Broads by the Hullabaloos  『オオバンクラブの無法者』44頁と12頁参照。 #21750 LMSさん
35 あのふたりには、[ここいらの川や沼(ぬま)/湖沼地方(こしようちほう)]をあっちこっち追(お)いまわされるようなことをさせたくないですから。 32 I don’t want them to be turned into outlaws and hunted all over the Broads.  12頁参照。 #21750 LMSさん
あ[あいう連中(れんちゆう)/のぐれん隊]はほんとに不愉快(ふゆかい)なな人たちですからね。 Thouse Hullabaloos were most unpleasant people.  バラブル夫人は一般論ではなく、マーゴレッタ号の連中のことを言っています。『オオバンクラブの無法者』44頁参照。 #21750 LMSさん
36 「いっしょにいって、網(あみ)をあげるところを見せてもら[う約束(やくそく)がしてある/ってもいいっていわれ]から。」 ‘I’ve got leave to go and see him lift the nets.’ get leave to do: ~する許可を求める。[1] #21750 LMSさん
38 [これ以上(いじよう)おもしろいことは/それより他にすることが]ないかのように、死と栄光(デス・アンド・グローリイ)号(ごう)の子どもたちをじろじろ見た。 34 as if they had nothing better to do than to stare at the Death and Glories. #21750 LMSさん
50 ジョーはマストにつかまって前部甲板(ぜんぶかんぱん)に立ち、空よりいくぶん暗く見えているアシの茂(しげ)みをすかし見ていた。「[右(う)/左(さ)]舷(げん)のエンジン前進(ぜんしん)……停止(ていし)……」 42 Joe stood on the foredeck holding to the mast and peering at the wall of reeds that showed a little darker than the sky. ‘Port engine ahead. ... Easy ...’ #21772 LMSさん
52 片側(かたがわ)には、[つぎはぎだらけ/パッチワーク]のかけぶとんをかけた寝(ね)だながあり、 43 There was a bunk along one side, with a patchwork bedspread over it.  現在なら「パッチワーク」で通じるでしょう。 #21772 LMSさん
53 老人(ろうじん)自身(じしん)はエナメルをぬった大きな急須(きゆうす)にやかんの[水/お湯]をつぎ、それをさじでかきまわしてからやかんのわきのストーブの上にのせた。 44 The old man himself poured water from the kettle into a huge enamel teapot. He stirred it with a spoon and put it on the stove beside the kettle.
老人はやかんのお湯を急須にいっぱいついだ。(54頁)
He filled up the teapot from the kettle.(p.45)
#21772 LMSさん
55 「おめえたちほんとにし[ねえだろうが/ちゃいけねえよ]、」と、老人(ろうじん)がいった。 45 ‘Don’t you believe it,’ said the old man.  これは命令文です。このように2人称のyouが残っているのが本来の命令文なのですが、普通はyouをとって使います。 #21772 LMSさん
60 おめえたち、王さまと冠(かんむり)のとっけえこしようって、ブレイドン湖(こ)を通(とお)って[ル/リ]ーダムまでのぼってきた、昔(むかし)の大ウナギの話をきいたことはねえかい? 49 ‘Did you never hear tell of the old eel that come up through Breydon Water to Reedham to swop crowns with the king?’ #21772 LMSさん
70 ジョーがさけんだ。[(改行)/]「引(ひ)き綱(づな)をひきあげる用意(ようい)。 56 called Joe. ‘Stand by to haul in the tow-rope. #21787 LMSさん
72 「なんだって?」と、トムがさけんだ。「だれも流星号(りゆうせいごう)になんかさわらないじゃないか?」
「そうかい? [それじゃ知らせてやらなきやなるめえな/おめえたちにはわかってるはずだがな]。
57 ‘What?’ exclaimed Tom. ‘Nobody’s gone and touched the Shooting Star?’ ‘Haven’t they? You ought to know. I suppose she got away by herself, and the rowing boat, and the houseboat. Likely, isn’t it?’  oughtを「義務」の意味にとって、「おまえたちは知るべきだ→知らせてやらなきゃなるめえな」と訳していますが、これは「必然」の意味ではないでしょうか。 #21787 LMSさん
78 じっと話をきいていた。[/(改行)]
 それから突然(とつぜん)、[(改行)/]「静(しず)かにしてくれ。」
61 Pete’s father listened.
 ‘Shurrup,’ he said suddenly.
#21787 LMSさん
80-81 「あのがきども、なんとか[ごまかしやがった/してやりやがったんだ]。」と、船主(せんしゆ)の一人がいった。「ほかにこんなことをするやつはいねえよ。」 63 ‘They managed it somehow,’ said one of the boat owners. ‘There’s nobody else to do it.’  itを「ごまかす」と取っていますが、「船を流す」ことではないでしょうか。つまり、ウナギとりの老人と一緒にいたことによって、死と栄光号の三人(+トム)には「アリバイ」があることがわかったのですが、船主のひとりは納得せず、「(アリバイはあるが)なんとかしてやったに違いない」と言っているのです。 #21787 LMSさん
88 ピートは船首(せんしゆ)に書かれたキャシャロット(マッコウクジラ)という船名(せんめい)を読んだ 67 He read the name on her bows, Cachalot, and remembered that was some kind of whale. 【紹介】ピートは船首に書かれたキャシャロットという船名を読み、それがクジラの一種だということを思い出した。 #21787 LMSさん
99 「もうねなよ。」と、ビルがいった。「あした朝早く起(お)きようと思ったらな。おやすみ。」
「おやすみ[。/だって!]」と、ジョーがうなるようにいった。「[おやすみ/もうあしたじゃないか]。」
76 ‘You go to sleep,’ said Bill. ‘If you count to be up early. Good night.’
‘Good night!’ grunted Joe. ‘Good morning.’
 ジョーの台詞の前半には感嘆符がついています。また後半はGood morning.です。前半の台詞はビルの台詞を鸚鵡返しに言っているのです。日付が変わってからテッダーさんたちに起こされた三人がまた寝ようとする場面ですが、 ジョーは「おやすみだって! もうGood morning.といってもいい時間じゃないか。」と不満を述べているのです。 #21810 LMSさん
101 (魚(さかな)をおどろかすといけないので[ハンマー/かなづち]は使(つか)わなかった) 77 (doing no hammering for fear of scaring the fish)  日本語の「ハンマー」と英語のhammerとは違います。『シロクマ号となぞの鳥』91頁の改訂も参照。 #21810 LMSさん
105 きみたち引(ひ)き綱(づな)あるかい? [ないか。じゃ/いや]、わしのを使(つか)った[ら/方が]いい。 80 Have you got a tow-rope? No. Better use mine.  死と栄光号に引き綱がないとは考えられません。69頁でジョーがトムに
その引き綱をとってくれ、トム。きみが腰かけてるところの下だよ。
と言ってますが、これは明らかに死と栄光号の引き綱です。
#21810 LMSさん
107 「カム・アロング号(ごう)がおれたちを引(ひ)き船(ふね)して、ブレイドンからエイクルまでのぼった時のことを思いださない?」と、ピートはいったが、そこでふいに口をつぐんでしまった。ピートはその時の、長い[列(れつ)をつくった/]すばらしい引(ひ)き船(ふね)のことをはっきりおぼえていた。 81 ‘Remember when the Come Along tow us up to Acle from Breydon Water?’ said Pete, and stopped suddenly. He remembered very well that long and glorious tow, 【参考】このlongは列の長さではなく距離の長さを表していると思います。 #21810 LMSさん
思いだす必要(ひつよう)はなかった。[/(改行)]
 屋根(やね)の上高く金色のコイの風見(かざみ)が
to remember things like that.
 Down the long reach they went,
#21810 LMSさん
108 二隻(せき)の船(ふね)は[草原(くさはら)/「荒(あ)れ野(の)」]をすぎ、古い風車(ふうしや)や渡(わた)し場(ば)や、旅館(りよかん)をすぎて、どんどん進んだ On they went past the Wilderness, on and on, past the old windmill, past the ferry, past the inn.  109頁の地図と233頁以降では、「荒れ野」となっています。 #21810 LMSさん
二隻(せき)は、水ぎわの芝生(しばふ)にバンと黒いヒツジが遊(あそ)んでいる牧師館(ぼくしかん)や、ランワース沼(ぬま)に通(つう)じる掘割(ほりわ)りや、ホーニングの[旧村役場(きゆうむらやくば)/ホーニング・オールド・ホール]やアント川の川口や、聖(セント)べネット僧院(そういん)の廃墟(はいきよ)など、見おぼえのある場所(ばしよ)をすぎ、まっすぐな川すじを走ったり、急(きゆう)なまがり目をまがったりしながら、風力(ふうりよく)ポンプと境界標(きようかいひよう)をつぎつぎと見て進(すす)んだ。 82 On they went, past the vicarage with the water-hens and the black sheep on the lawns by the waterside, past the dyke leading to Ranworth, past Horning Old Hall,  Horning Old Hallは「旧村役場」ではありません。Hallはイギリスによくある領主や貴族のお館です。そのまま「ホーニング・オールド・ホール」でいいと思います。 #21810 LMSさん
109 [左/右]へ[五/三]センチ……こんどは[右/左]へ……よしそのまま。 Starboard an inch. ... Now port. ... Now steady. #21810 LMSさん
ここでかれらは[やな/わな]をしかけた(地図の中「渡し場」のすぐ下流、「NO7」の対岸) 83 Here they laid the trap.  ここのtrapは第27章「わなをしかける」の「わな」を指していると思われます。 #13107 Takmurさん
[渡し場の旅館/渡船亭](地図の中「渡し場」の対岸) Ferry Inn  『オオバンクラブの無法者』121頁の地図にあわせる。同182頁も参照。 #21810 LMSさん
113 ボブだっておふくろと、うち[へ帰(かえ)って/にい]るだろ。」 86 Young Bob’ll be home with his Mum.’ #21810 LMSさん
114 ジョーは白ネズミをはなしてかけまわらせ、[口笛(くちぶえ)/ハモニカ]でいろいろな曲(きよく)を吹(ふ)いた。 Joe let his white rat out for a run, and played tunes on his mouth organ #21810 LMSさん
115 朝の餌(えさ)をあさっていた一羽(わ)のアオサギが、子どもたちにおどろいて、とつぜん、しわがれた「[ギャー/フラァーンク]」という声をあげてとびたち、規則(きそく)正しい羽音(はおと)をたてて霧(きり)の中に姿(すがた)を消(け)した。 87 They disturbed a heron at his morning fishing, and heard his sudden, horse ‘Fraaaaank!’ and the steady beat of his wings as he flew off into the mist. 「それからハーンシイがアオサギだね。」と、ディックがいった。「それからフランクもアオサギ……」
「魚とってるところへ近よると、フラァーンクっていいながらとんでくから、きいてごらん。」と、ピートがいった。(199頁)
#21857 LMSさん
124 「糸をまきこ[み/め]よ。」と、ピートがいった。 93 ‘Wind in,’ said Pete. #21857 LMSさん
126 それを親指(おやゆび)でとめようとしたジョーは、指(ゆび)の皮(かわ)を[ほとんど/]はがされてしま[/いそうにな]った。 95 Joe tried to brake it with his thumb and nearly had the skin taken off. nearly~は「~しそうになった・もう少しで~するところだった」という意味です。[2] #21857 LMSさん
128 おれ[手かぎ/ボートフック]をもってくるからな。 96 Hang on there whiles I bring the boathook.  『海へ出るつもりじゃなかった』12頁で「ボートフック」となって註記されています。 #21857 LMSさん
ジョーは、キャシャロット号(ごう)から長い[手かぎ/ボートフック]をもちだして、 Joe took the long boathook from the Cachalot. #21857 LMSさん
ジョーは[手かぎ/ボートフック]であちこちつっついた。 Joe poked this way and that with the boathook. #21857 LMSさん
ジョーは[手かぎ/ボートフック]でやたらにつっつきまわし、 He stabbed away with the boathook. #21857 LMSさん
129 「大丈夫(だいじようぶ)かい?」と、ジョーがいった。「[竿(さお)/ボートフック]につかまれよ。」 ‘You all right?’ said Joe. ‘Take a grip of the boathook.’  128頁とも不統一です。 #21857 LMSさん
131 堤(つつみ)に立っていた。[(改行)/]「おい、[ピート/きみ]。」と、釣(つ)り師(し)がいった。「きみを死(し)なせたくない。 97 thinking of nothing but fish. ‘Look here, you,’ he said. ‘We don’t want to have you dying. 【参考】釣り師はまだ3人の少年の名前を把握していません。 #21857 LMSさん
132 [十キロ/二十ポンド][ぐらい/は十分]あるな。」と、釣(つ)り師(し)が静(しず)かにいった。 98 ‘He’s all of twenty pounds,’ said the fisherman quietly. He’s all of six feet tall. 彼は優に6フィートある。[2]
 単位については参考。
#21879 LMSさん
釣(つ)り師(し)は操舵室(そうだしつ)の[シート/腰かけ]をもちあげ、その下にあるロッカーからみじかくて重(おも)い棍棒(こんぼう)をとり出すと、 98-99 The fisherman lifted a seat in the cockpit, took a short weighted club from the locker beneath it...  専門用語でなくて、他の簡単な日本語[座席・腰かけ]で表せるものはカタカナにしない方がいいと思うのですが。 #21857 LMSさん
[十キロ/二十ポンド]ぐらい[あるかな/だって]? [もうすこしで/少なくとも][十二キロ/二十五ポンド][かな/はあるな]。」 99 Twenty pounds? He’s twenty-five if he’s an ounce.’ It’s worth a $1000, if a penny. 少なくとも千ドルの価値がある。[2]
 単位については参考。
#21879 LMSさん
133 「[十一キロ/二十四ポンド]までしかはかれないんだ。」 ‘It only weighs up to twenty-four.’ 【参考】 #21879 LMSさん
「とにかく[十一キロ/二十四ポンド]はある。 ‘twenty-four anyhow,’ 【参考】 #21879 LMSさん
われわれが[ピートを/]殺(ころ)したなんて、この子のおっかさんにいわれたくないからな。 We don’t want his mother to say we’ve murdered him.’ 【参考】131頁参照。 #21857 LMSさん
139-140 「あの番人(ばんにん)のおじいさんが白イタチを見せてくれた時のことを、おぼえてるだろ。[/年とったメスと四匹(ひき)の子イタチだったな。]『こわかねえよ、手の甲(こう)の方をむけてりゃ、なんにもしねえよ』っていってさ、げんこつを箱(はこ)の中へつっこんだら、まるで殺(ころ)されそうな声をあげたじゃないか。五匹(ひき)の白イタチに指(ゆび)かみつかれて、血(ち)をだらだら流(なが)してさ。」 104-105 ‘Remember the old keeper that time he show his. Old bitch ferret he had and four young ones. "Don’t be afeared of ’em", he say. "They’ll never touch you if you show ’em the back of your hand", and he shove his hand in, closed fist, and next minute he were yelling blue murder with all them ferrets fanging his knuckles and and the blood spawling out.’ 【参考】cry [scream,shout] blue murder:《口語》 大げさな叫び声を出す、大変だと叫ぶ。[2] #21879 LMSさん
140 「[十キロ/二十ポンド]以上(いじよう)あればどんな魚(さかな)でも、[四五〇グラム/一ポンド]一シリングって、 105 ‘A shilling a pound for any fish over twenty pounds, 【参考】
141 「最初(さいしよ)[十キロ/二十四ポンド]からはじめたらいい。」と、釣(つ)り師(し)がいった。「それだけかかるってことをわしたちは知ってるんだ。」彼(かれ)は担架(たんか)からカワカマスをもちあげて小屋(こや)の中にもちこんだ。 106 ‘Put it at twenty-four pounds to begin with,’ said the fisherman. 【参考】 #21879 LMSさん
 男のひとりに手つだってもらって、彼(かれ)がはかりの一端(いつたん)についているかぎにカワカマスをつるし、床(ゆか)のごみやもみがらかつかないように尾(お)をもちあげていると、亭主(ていしゆ)は一ストーンと、半ストーンと、[一・五キロ/四ポンド]のおもりをはかり皿(ざら)にのせた。魚(さかな)の尾(お)が床(ゆか)につきそうになった。 while the landlord put a stone weight and half a stone and a four-pound weight into the scale. The tail of the fish dropped nearly to the ground. 【参考】1ストーン=14ポンドですから、ここで、14+7+4=25ポンドなっています。 #21879 LMSさん
 「[十一キロ/二十五ポンド]。」と、亭主(ていしゆ)がいって、さらに[五〇〇グラム/一ポンド]のおもりを迫加(ついか)したが、少しも変(か)わりはなかった。
 「[十一・五キロ/二十六ポンド]。」と、感(かん)にたえた調子(ちようし)でだれかがいった。
 亭主(ていしゆ)はさらにまた[五〇〇グラム/一ポンド]を加(くわ)えた。それから小さなおもりを全部(ぜんぶ)とりのけて、最初(さいしよ)の一ストーンのおもりにさらにもう一つ一ストーンのおもりを加(くわ)えた。
‘Twenty-five pound,’ said the landlord and added another pound. It seemed to make no difference.
‘Twenty-six pound,’ said someone in a tone full of awe.
The landlord added another pound. Then he took off all the smaller weights and added another stone weight to the first.
【参考】ここで、14+14=28ポンドなっています。 #21879 LMSさん
 「[十二・五キロ/二十八ポンド]。」と、彼(かれ)はつぶやいて、また[五〇〇グラム/一ポンド]を加(くわ)えた。
 「[十三キロ/二十九]。」
 彼(かれ)がさらにもう[五〇〇グラム/一ポンド]加(くわ)えると、魚(さかな)がそろそろとあがって、また下にさがった。
 「[十四キロ/三十ポンド][くらい/以上]あるな。」と、釣(つ)り師(し)がいった。
‘Twenty-eight,’ he murmured, and added a pound.
‘Twenty-nine.’
He added another pound and the fish rose slowly and dipped again.
‘He’ll go more than thirty pounds,’ said the fisherman.
 単位については【参考】 #21879 LMSさん
142  さらに[五〇〇グラム/一ポンド]加(くわ)えると、こんどはおもりのほうが重(おも)すぎた。亭主(ていしゆ)はその[五〇〇グラム/一ポンド]のおもりを取(と)りのけて、それより軽(かる)いおもりを加(くわ)えた。はかりの一端(いつたん)の魚(さかな)と、反対側(はんたいがわ)のはかり皿(ざら)とが、わずかに上下して、静止(せいし)した。
 「[十三・七キロ/三十ポンド半]。」と、まるで教会(きようかい)の中にでもいるように、亭主(ていしゆ)がいった。「[十三・七キロ/三十ポンド半]……」それから彼(かれ)はひざをたたいた。「払(はら)うぞ!」と、ほとんどさけぶようにいった。
Another pound put the balance on the wrong side. The landlord took it off and slid a smaller weight along the steelyard. The fish on one side and the weights on the other swayed slightly up and down, and came to rest.
‘Thirty pound and a half,’ said the landlord, almost as if he were in church. ‘Thirty pound and a half...’ and then he slapped his knee. ‘Pay!’ he almost shouted.
【参考】 #21879 LMSさん
144 「きみたちが釣(つ)った魚(さかな)は[十三・七キロ/三十ポンド半]あったね。あの亭主(ていしゆ)は約束(やくそく)どおり金を払(はら)ったよ。三十シリングと六ペンス。 108 ‘Thirty and a half pounds your fish weighed and the landlord paid up like an homest man. Thirty shillings and sixpence. 【参考】 #21879 LMSさん
147 老人(ろうじん)の前を通(とお)りすぎた。[(改行)/]キャシャロット号(ごう)の持(も)ち主(ぬし)は 110 watching a pike float a few yards below him. The Cachalot’s skipper put #21879 LMSさん
148 復活祭(ふつかつさい)の休みにディックとドロシアがして見せてくれ[/た]やつさ。 #08657 真田寛さん
148-149 もうホーニングにきたかなあ。」[(改行)/]ビルは、それがまちがいなく 111 Dick and Dorothea get to Horning yet.’ He pulled his ten shilling note #21879 LMSさん
151 第9章 [お金をもうけて、やけどする/燃やすほどあるお金] 113 Money to Burn ここのburnは「無駄に使い」とか「浪費する」という意味ではないでしょうか。 #9476 ミルクの森さん
154 それから、[焼(や)き肉(にく)のプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 114 And what about a steak and kidney #21958 LMSさん
船長(せんちよう)のジム・ウッダルと、[相棒(あいぼう)/航海士]のシモンじいさんは、 115 Her skipper, Jim Wooddall, and her mate, old Simon, #21958 LMSさん
156 「[焼(や)き肉(にく)のプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ]。」と、ジョーがいった。 116 ‘A steak and kidney,’ said Joe. #21958 LMSさん
157 [焼(や)き肉(にく)のプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ]、牛の[しっぽの/テール]シチュー 117 steak and kidney, stewed oxtail, #19396 駆逐艦
157-158 「おれたち金もってるんだ。」と、ジョーがじぶんの十シリング札(さつ)を引きだしながらいった。
「それならいいよ。」と、店員(てんいん)がいった。「今船(ふね)でついたのかい?」
「今つないできたところだよ。」と、ピートはいって、なぜ店員(てんいん)が笑(わら)ったんだろうとふしぎに思った。
Has your ship come in? シェイクスピアの『ヴェニスの商人』の台詞に掛けて、店員はピートたちに、「金(君の船)が入ったのかい?」と訊ねたのに、ピートがそれを文字通りとって、「いま、船をつないできた」と答えたから、笑われたわけです。 #9476 ミルクの森さん
158 「[あれはほんとに始末(しまつ)の悪(わる)い/いちばんやっかいだったのはあの]ストーブだったんだよ。」と、ピートがいった。 118 ‘That stove was the worst,’ said Pete.  直前のドロシアの言葉「この船ほんとにきれいになったわね…どうやってこんなふうにしたのか…」に答える形で、「(死と栄光号の)改造の時に一番やっかいだったのはストーブだった。」と、ピートは言っているわけです。その後に説明が具体的に続いていますね。 #21958 LMSさん
159 今じゃ[緑色(みどりいろ)にぬった煙突(えんとつ)があるから大丈夫(だいじようぶ)なんだ/煙突(えんとつ)を緑にぬったからよくなったんだ]。あれが土管(どかん)だってこと、だれにもわからないだろう。 Not bad now that’s painted green. Nobody’d know that were a pot chimbley. 【参考】直訳すると「今じゃ煙突を緑色にぬってあるからいいんだ。」となります。現行訳では前の文とつながっているように取れますが、原文では(もちろん前とのつながりはありますが)むしろ後の方とつながっているように思えます。「今では煙突を緑色にぬったから、だれもあれが土管だってことに気がつかないだろう。だから好都合だ。」という趣旨だと思います。 #21958 LMSさん
160 [焼(や)き肉(にく)のプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 119 steak and kidney pudding #19396 真田寛さん
164 [メチル/変性]アルコールの強(つよ)い臭いが残(のこ)った。 121 There was a most decided smell of methylated spirits.  「エチルアルコールに10パーセントのメチルアルコールを混ぜたもの」[1]でメチルアルコールとは別です。 #08852 真田寛さん
170 「われわれの赤ん坊(ぼう)」は、へやの片(かた)すみの幼児用(ようじよう)の寝台(しんだい)にねかされたまま、[/おとうさんの方を見て]笑(わら)いながらぶつぶついっていた。 125 ‘our baby’, a good deal bigger and more human than he had been in the spring, lay in a cot in a corner of the room, and smiled and bubbled at his father. #22023 LMSさん
171 川をくだってきて、ソニングさんの[小屋(こや)/艇庫(ていこ)]のそばにつないであった六隻(せき)のボートを流(なが)したというんだ。 126 they came down and cast off half a dozen boats moored by his shed.  9頁参照。 #22023 LMSさん
172 「だが、あの子たちから目をはなさないでいて、船(ふね)を流(なが)すってことは、一般的(いつぱんてき)にいえば、[クリケットのような遊(あそ)びじゃない/不正な行為だ]ってことを、それとなくいってやるんだな。」 ‘But you just keep your eye on those lads and give them a hint that casting off boats isn’t cricket as a general thing.’ cricketは公明正大な振舞、フェアプレーの意味と思われます。[2] #16453 LMSさん
173 公共精神(こうきようせいしん)に富(と)むすぐれた自治体(じちたい)のおかげで、[とるにたらぬ沿岸(えんがん)の/つまらない小物をかすめとる]こそ泥(どろ)ども[/(シェイクスピア)]のふるまいによって生じたいわゆる家門(かもん)の汚点(おてん)[/(ブラウニング)]はかなりとりのぞかれております。 127 thanks to its excellent and public-spirited corporation, has done much to remove the blot on its scutcheon (Browning) made by the behaviour of certain longshore pickers up of unconsidered trifles (Shakespeare). 【参考】 まずthe blot on its scutcheonですが、これは英国の詩人で劇作家のロバート・ブラウニングの劇「A Blot in the ’Scutcheon」のもじりです。わたしの調べた本では「家門のきず」と訳してありましたが、「家門の汚点」も良い訳です。
 それからcertain longshore pickers up of unconsidered triflesはシェイクスピアの「冬物語(Winter Tale)」の第4幕3場、「a snapper-up of unconsidered trifles(つまらない小物をかすめとる小泥棒)」のもじりです。
#21962 LMSさん
173-174 かれらがあいかわらず活動(かつどう)をつづけていられることは、わたしたちのいわゆる警察(けいさつ)が無力(むりよく)だからであります。農業品評会(のうぎようひんぴようかい)で賞(しよう)を獲得(かくとく)することよりも、本来(ほんらい)の仕事(しごと)にもっと時間をさくべきだと、わたしは申(もう)しあげたいのです。
憤慨生(ふんがいせい)」
「テッダーのやつにはかわいそうだが、これは適評(てきひよう)だな。」と、ダッジョン医師(いし)がいった。「[これは彼(かれ)の作ったカボチャが/]品評会(ひんぴようかい)で銀(ぎん)メダルをとった[ことをいってるんじゃないか/のは彼の作ったカボチャじゃなかったかな]? 憤慨生(ふんがいせい)は、少年ギャングが品評会(ひんぴようかい)で[優勝(ゆうしよう)した/賞をもらった]園芸家(えんげいか)だといってるんじゃないと、思うよ。この文章(ぶんしよう)だとそう読[み違え/め]るがね。」
That they are allowed to continue their activities unhindered is a poor testimonial to our so-called police. May I suggest that they should devote more time to their duty and less to the winning of prizes at agricultural shows.
I am, Sir,
Yours, etc.,
Indignant.’

‘That’s a hit at poor old Tedder,’ said Dr Dudgeon. ‘It was his marrow won the silver medal, wasn’t it? I don’t think "Indignant" means that the gang of boys are successful gardeners, though that is actually what he says.’
【参考】ダッジョン医師が指摘しているのは、「憤慨生」は最後の文のtheyを「警察」のつもりで書いているつもりなんだろうが、英文解釈上はこのtheyは前文のtheyすなわち「gang of boys(少年ギャング)」を指しているように読める、ということです。
 従って、英文解釈上は、「憤慨生」は「少年ギャングたちは、農業品評会で賞を獲得することよりも、本来の仕事[ギャングの仕事!]にもっと時間をさくべきだと申し上げたい」ことになってしまうわけですね。
#21962 LMSさん
174 入賞(にゆうしよう)のことをいわれてテッダーはカボチャみたいにかちんかちんになるだろうからね。」 128 That touch about Tedder’s prize-winning will stir him to the marrow.’ 【解説】marrowは「(骨の)髄」という意味です。入賞のことをあてこすられてテッダー警官は「骨の髄までカッとなるだろう」というのが文字通りの意味です。(stir=「興奮する」)ところが173-174頁にもありますように、marrowには「カボチャ」という意味もあります。こじつければ「カボチャのことでカッとなる」ととれないこともありません。というわけで、見事なしゃれなのですが、ご本人は「しゃれをいうつもりではなかった」ようですね。 #21962 LMSさん
175 「どうもありがとう。」と、ダッジョン医師(いし)がいった。「[/さて、もしもわたしが憤慨生(ふんがいせい)のように(シェイクスピア)とカッコつきで付け加えられていたら、自分の家族にさえも受けたかもしれないんだがね。]トーストをおあがり、ドロシア。 ‘Thank you,’ said Dr Dudgeon. ‘Now, if I’d been able to put “(Shakespeare)” after it, in brackets, like Indignant, it would perhaps have been appreciated even by my own family. Have some toast, Dorothea, 【参考】「トーストをおあがり」の前に訳抜けがあります。というか、173頁の引用の出典を訳していないので、当然ここも訳してないのですが。174頁の自分の偶然のしゃれに対し、(ドロシアには受けましたが)トムが苦い顔をした(と思うんですが)ので、ダッジョン医師は、もしも先程の発言の後に憤慨生のように「シェイクスピア」とカッコつきで付け加えられていたら、文学的になって、たぶん自分自身の家族(トム)にも受けたんじゃないか、と軽口をたたいているわけです。 #21962 LMSさん
そのうちにテッダーくんが召(しよう)かん状(じよう)を[もって/発行してもらいに]やってくるよ…」 I think you’ll find Mr Tedder coming round to take out summonses...’  take outには「(召喚状などを)発行する」という意味があります。([1]にはまさにその例文が出ています。)つまりテッダーさんは召喚状を「持って」やってくるのではなく、「発行してもらいに」くるのです。それはダッジョン医師が治安判事をしているからです。(500頁)治安判事は軽微な民事および刑事事件を担当しますが、英国では地方の有力者が任命されることがあります。 #22023 LMSさん
「証拠(しようこ)があげられなければ、テッダーくん[だって/に]召(しよう)かん状(じよう)を[もってく/発行す]ることはできない。」と、ダッジョン医師(いし)がいった。 ‘Mr Tedder won’t get his summonses unless he can produce his evidence,’ said Dr Dudgeon. #22023 LMSさん
178 「受(う)けとって、おとうさん。」[(改行)/]輪(わ)にまいた綱(つな)が 130 ‘Catch, Dad’ The coil of rope came #22023 LMSさん
179 だが、ほかのあの連中(れんちゆう)はどうなんだい? [たしか/もしも]、きみたち三人だけでなく、オオバンクラブの会員全部(かいいんぜんぶ)を朝食(ちようしよく)に招待(しようたい)していたら、この船(ふね)ははたして流(なが)されだろうかね?」 But what about the others? I wonder if she’d have gone adrift if I’d had the whole Coot Club to breakfast instead of only you three.’ #22023 LMSさん
182 めがねをかけるといった。[(改行)/]「あの子たちがそんなこと 133 He put them on again. ‘Why should they want to do it?’ #22023 LMSさん
196 ひろびろしたランワース沼(ぬま)に通じていた。 143 leading to the open Broad. ランサムの頃のランワース沼は二つに分かれて、西の「個人の所有する沼」がランワース沼に東のこどもたちの帆走した方はモルトハウス沼になりました。現地に行く方はご用心を。 #15246 Takmurさん
ランワース沼(ぬま)が目の前にひろがっていた。 The Broad opened before them.
197 ランワース沼(ぬま)を帆走(はんそう)する 145 SAILING ON RANWORTH
199 ビルがいった。[/(改行)]
 遠(とお)く沼(ぬま)の対岸(たいがん)まで
146 said Bill.
 Tom and Dorothea had taken
#22050 LMSさん
200 ほどなく、ジョーの寝(ね)だなの下の貯蔵所(ちよぞうしよ)からジンジャー・ビアを[三本/]もちだしてくばった。 and was presently passing out bottles of ginger beer from the storeplace under Joe’s bank. #22050 LMSさん
それから、白ネズミを甲板(かんぱん)にだそうよ。」
[/(改行)
*
(改行)]

 盛大(せいだい)な会食(かいしよく)
147 And let’s have old Ratty out on the deck.

*

After a good mixed meal,
#22050 LMSさん
204 雨雲(あまぐも)が[はれ/わきあがっ]てきたので、トムは思いきって家に帰(かえ)ることにきめた。 149 More clouds were working up and Tom decided to make a push for home. work upには「徐々に進む・進展する」という意味があります。[1] #22050 LMSさん
212 と、ピートがいった。[(改行)/]三、四隻(せき)の漕艇(そうてい)と 155 said Pete. It was dreadfull to see them, #22050 LMSさん
214 「おれ、はしごの下は歩かねえことにしてるんだ。」と、ビルがいった。「この前はしごの下通(とお)ってつぎの日ころんでからはな。それから、塩(しお)もこぼさないし、[二羽(わ)以上(いじよう)いっしょに/一羽(わ)だけで]いるカササギも見たことない。おれ、ヨナじゃねえぞ。」 156 ‘I ain’t walk under a ladder,’ said Bill. ‘Not since that time I do and fall in the next day. And I ain’t spilt no salt. And I ain’t seen never less than two magpies together. I ain’t the Jonah.’ 2重否定は論理的には肯定(否定の否定は肯定)になってしまいますから,文法的にはおかしいのですが,否定を重ねると強調になるというふうに誤解されて,あまり標準的でない英語ではよく使われます。 #15188 Takmurさん
220 [ナハ/十八]ダースの砲鋼(ほうこう)で作ったシャックル 160 a gross and a half of new gunmetal shackles #5895 DIXONさん
224 その写真(しやしん)を眺(なが)めた。[(改行)/]「あの子たちは人の物(もの)を 163 over her husband’s shoulder. ‘They aren’t that kind of boys,’ #22061 LMSさん
226 [いつもだれかがあの船(ふね)を見られるところにいなかったら、移住計画(いじゆうけいかく)がむだになっちゃう/計画のとおりにがんばれないのなら、計画をたててもなんにもならない]のになあ。 164 What’s the good of plans if people don’t stick to them?’  stick (to)は「着実にやる、やりとおす」という意味です。[1] #22061 LMSさん
227 「おれたち、渡(わた)し場(ば)の上(かみ)の[原(はら)っぱ/荒(あ)れ野(の)]にいようと思うんだよ。」 165 ‘We’ll lie in the Wilderness above the Ferry.’  108頁参照。 #22061 LMSさん
227-228 「三十シリングと六ペンスもうけたんだよ、それから、ピートの餌(えさ)を売(う)った半クラウンと。[銀貨(ぎんか)だぜ……/おれたち、金をかせいだんだ]」 ‘Thirty bob and a tanner we get and another half-crown for Pete’s baits. Coining money we was.  oin moneyは「金をもうける、かせぐ」という意味です。[1] #22061 LMSさん
228 「そうすりゃ、おれたち[出ていかれ/がやったんじゃないってわか]るね。」と、ビルがいった。 ‘And that’ll let us out,’ said Bill.  let ~ outは「自由にする、解放する」ということです[1]。この場合は「容疑がはれる」くらいが適当でしょうか。 #22061 LMSさん
231 「だから、[それをしらべるのが、ぼくたちの仕事(しごと)なのさ/ぼくたちはかれらより有利なんだ]。ぼくたちはだれが犯人(はんにん)でないかってことを知ってるけど、かれらは知らないんだ。」 167 ‘That’s one up to us. We know who it isn’t. And they don’t.’  最初の文は直訳すると「ぼくたちに1点」という意味です。トムたちは死と栄光号の3人が犯人ではないことを知っていますから、容疑者の範囲は3人少なくなったわけです。ところが他の人たちはそうではない。ということでトムがいいたいのは、自分たちの方が探すべき容疑者の範囲が3人分少ないから1歩リードしている、ということなのです。 #22061 LMSさん
232 そうしていってやるよ。だれだってかまわないから、船(ふね)を流(なが)[した/す]やつ[/を見逃すようなやつ]は水に沈(しず)めちまうって。 And tell ’em we’ll drown anybody who lets a boat get cast adrift without seeing who done it.’  後半は直訳すると「だれが流したか見ないままに船を流させてしまう」ということです。つまりだれが流したかを見逃してしまうということですね。 #22061 LMSさん
「もう痛(いた)くならないよ。まあしばらくはね。」と、[ビル/ジョー]がきびしい声でいった。 168 ‘He won’t have another, not in a hurry,’ said Joe grimly. #22061 LMSさん
232-233 [/それでなくても受難者(ヴイクテイム)たちが]一分おきに電話(でんわ)[のベルが鳴(な)っちゃ、受難者(ヴイクテイム)たちがたまらないよ/してくるんだからね]。 It’s bad enough with victims ringing up every other minute.  直訳すると「受難者たちが一分おきに電話してくるのだけでも十分悪い」となります。つまり今でもひんぱんに患者からの電話がかかるのに、探偵たちからの電話が加わったんではかなわないというのがトムの発言意図です。 #22061 LMSさん
233 そうだ。きみたちは死と栄光号(デス・アンド・グローリイごう)に乗って[『/]荒(あ)れ野(の)[』]に行きたまえ。 ‘That’s it. You get along to the Wilderness with the Death and Glorly  現行訳ではここが「荒れ野」の初出です。しかし前述のように108頁を改訂するのであれば、108頁の荒れ野を『 』に入れて、ここはカッコなしの方がいいでしょう。 #22061 LMSさん
234 「[いくのおよしよ。ひどい目にあうといけないからさ、/]おれたちみたいに[/やっかいなことになるなよ]。」と、ビルがいった。
「ぼくたちはそんなこと[/にはなら]ないよ。」
169 ‘Don’t go and get in bad too,’ said Bill.
‘We won’t,’ said Tom,
 go and ~は熟語として「(愚かにも、運悪く)~してしまう」という意味です[1]。 #22061 LMSさん
237 「そうして、あいつ、みんなにそういったんだな。」と、いまいましそうに[ビル/ジョー]がいった。 171 ‘And he tell the others,’ said Joe bitterly. #22090 LMSさん
241 「おれたち、船(ふね)をいいところにかくしてきたよ。」と、ジョーがいった。「船(ふね)を流(なが)そうったって、ここには、おれたちの船(ふね)のほかは一隻(せき)もいないんだ。」
 「いこう。」と、トムがいった。
175 ‘We got her well stowed away,’ said Joe. ‘And there’s nothing to cast off here, only her.’
 ‘Come on,’ said Tom.
#22090 LMSさん
242 [渡(わた)し場(ば)の旅館(りよかん)/渡船亭]の近くまでいったが、そこで、ビルが急に立ちどまった。 and were well on their way to the Ferry Inn when Bill pulled up short.  『オオバンクラブの無法者』121頁の地図にあわせる。同182頁も参照。 #22090 LMSさん
244-245 ぼくたちその自転車(じてんしや)の空気入(くうきいれ)れのゴム管(かん)を手に入れたんだよ。」
「[あんまりやりすぎなきゃいいけれど/残念だけど、あまりたいした手がかりじゃないよう]ね。」と、ダッジョン夫人(ふじん)が[いった/ほほえんだ。 ]。
「まだほんの手はじめよ。」と、ドロシアがいった。
178 We’ve got a bit of his bicycle pump.’
‘I’m afraid that won’t take you very far,’ smiled Mrs Dudgeon.
‘It’s only the beginning,’ said Dorothea.
I’m afraidは、ここでは「残念ながら…」の意味です。[2]take ~ farは文字通りは「~を遠くへつれていく」ですが、それが転じて、「(空気入れのゴム管は)あなたたちをそんなに遠くへ連れて行かない」→「大いに調査を進展させる、ということはない」となったのです。 #22090 LMSさん
258 それから、ポッターにいって、ソニング老人(ろうじん)にいたずらをした。 188 And then you go off to Potter and play old Harry. 【紹介】play Old Harry with~ ~をめちゃくちゃにする,ぶち壊す,混乱させる(ランダムハウス英語辞典)ですからソニング「老人」という言い方が正しいかどうか、ちょっと疑問です。(たしかに220ページには「ソニング老人」とありますが、Old Sonningのoldは親愛の情を表すoldともとれますから。) #22090 LMSさん
264 ビルはアーステッドとストルハムにいく。[/ストルハムの方が見込みがありそうだな]ピートはロクサムにいく。 192 Bill does Irstead and Stalham. Stalham’s the likelier place. Pete’ll do Wroxham. #22120 LMSさん
265 北部湖沼地(ほくぶこしようち)[/方(ほう)]一帯(たつたい)に網(あみ)をはる使命(しめい)をおびた四人の探偵(たんてい)は、 The four detectives who were to spread the net of Scotland Yard all over the northern Broads  12頁参照。 #22120 LMSさん
266 ファーランド[/・ファーランド・アンド・ファーランド]弁護士(べんごし)[/事務所]または[/もよりの]警察署(けいさつしよ)へ。 193 to Messrs. Farland, Farland & Farland or to any Police Station 【薀蓄】あるいは祖父、父、子の三代?)が共同で事務所を開いたのでしょう。最初のMessrsは「御中」にあたる表現で、複数の人名が入っている社名に用いるそうです。[2] #22120 LMSさん
270 色のまだらをつくるわ。」[(改行)/]「提督(ていとく)」は折(お)りたたみ式(しき)の腰(こし)かけを 196 just where I want it.’ The Admiral took her folding stool #22120 LMSさん
277 「なにか釣(つ)ってたかい?」と、探偵(たんてい)[かどうかはわからないが/であろうとなかろうと]、釣(つ)り師(し)であることはまちがいないピートがきいた。 202 ‘Catching anything?’ asked Pete, who, detective or no detective, was still a fisherman. #22120 LMSさん
281 「[おまえ/]自転車(じてんしや)にのったから、のどからからだ[ろう/ね]。」と、ピートがいった。 204 ‘That biking do parch you,’ said Pete.  このyouは特定の人を指しているのではなく、一般的な人を指していると考えるのが妥当です。(ビルだけでなく、ピートやトムも自転車で走り回ったのですから。) #22120 LMSさん
282 たくさんあるねといった。[/(改行)]
 探偵(たんてい)たちは、すぐにそれを
205 they were enough to sink a ship.
 The Detectives set to work at once,
#22120 LMSさん
289 トムは北部湖沼地(ほくぶこしようち)[帯(たい)/方(ほう)]の地図(ちず)をとりおろして、 209 who had taken down the map of the Northern Broads  12頁参照。 #22120 LMSさん
294 わたしはだれかがここにいた[のを知ってる/ってわかっていた]のよ。 213 I knew there was somebody here. 【参考】「know=知っている」としがちですが、日本語では「わかっている」の方が自然な場合があります。ここもそうで、ドロシアの悪漢目撃情報がほかの子どもたちにはあまり説得力がなかったのですが、そこへウィリアムが悪漢のズボンの切れ端をくわえて帰ってきました。それでドロシアは自分が誰かを見たことを確信できたのです。 #22136 LMSさん
330 バラブル夫人(ふじん)が一同(いちどう)に[時間おくれのお茶(ちや)/ハイティー]をふるまったので、 235 Mrs Barrable gave them a high tea  high teaは「ハイティー:午後遅くまたは夕方早く取る軽い夕食;通例,紅茶と軽食(サンドイッチ)」(『ランダムハウス英語辞典』)であって、「時間おくれのお茶」とはちょっと違います。 #22136 LMSさん
331 そうそう、ウィリアムは[は/]どの程度(ていど)知ってるの? #16496 LMSさん
348 にやりとした笑(わら)いがゆっくり[ジョー/ビル]の顔(かお)にひろがった。 247 A slow grin spread over Bill’s face. #22136 LMSさん
360 すると、そこには、六人のために、[すばらしいお茶(ちや)/ハイティー]の用意(ようい)がほとんどできていた。 256 where they found high tea nearly ready for them.  330頁参照。 #22136 LMSさん
363 「[ヒナギクよ/デイジー、デイジー]、へんじを[/きか]しておくれ」 258 ‘Daisy, Daisy, Give me your answer do’  これはランサムが若い頃に聞いた歌のようです。『ロンドンのボヘミア』に言及があります。なお、『ロンドンのボヘミア』ではランサムが聞いたとおり?ロンドンなまりで記述されています。
‘Dysy, Dysy, give me yer awnser, do;
I’m arf cryzy all fur the love of you,’ (Bohemia in London p.109)
ダイズィー、ダイズィー、返事をきかしておくれ。
おりゃ、もう、あんたにくびったけ。(『ロンドンのボヘミア』106頁)
#22136 LMSさん
364 そとをのぞいた。[(改行)/]トムとジョーは 259 the dark was growing darker. Joe and Tom were putting an eye-splice #22136 LMSさん
381 ダッジョン先生の自動車(じどうしや)はすどおりして、車のむきを変(か)える余地(よち)をさがすために[渡(わた)し場(ば)の旅館(りよかん)/渡船亭]のところまでいくと、 271 The doctor’s car passed them, went on to the Ferry Inn to find room to turn round,  『オオバンクラブの無法者』121頁の地図にあわせる。同182頁も参照。 #22136 LMSさん
383 テッダーはすぐにも召喚状(しようかんじよう)をだし[た/てもらい]がってるんだ。 272 Tedder wants to take out a summons right away.  175頁参照。175頁では表記も「召(しよう)かん状(じよう)」で不統一です。 #22151 LMSさん
387 五人は、トムが父親(ちちおや)と会って、ファーランドさんがかれらと会(あ)うかどうかたしかめた後(あと)で、トムとスコットランドヤードでおち合うことになっていた。[/トム・ダッジョンは、父親(ちちおや)が帰ってくるのをぶらぶらして待っていた。] 274 They were to meet Tom at Scotland Yard after he had seen his father and learnt whether Mr Farland would see them or not. Tom Dudgeon was waiting about for his father to come home. #22151 LMSさん
390 フランクも、彼(かれ)は[半分がた/ほぼ]テッダーが正しいと思うっていっているよ。 276 Frank tells me that he’s more than half convinced that Tedder is right.  「半分がた正しい」では半信半疑みたいです。more than halfは文字通りも「半分より多い」のですから、少なくとも六割、気分としては「七、八割方」と取るのが妥当です。『ランダムハウス英語辞典』には「たいそう,非常に」と説明されています。 #22151 LMSさん
394 「…だが、[/本当に残念だけれど、]あの子たちのいちばんの強(つよ)み[が/といったら]、船(ふね)を流(なが)すところをだれにも見られていないということ[だったらと、わたしはひどく心配(しんぱい)してるんだがね/にすぎないんだ]。」 279 ‘...But I’m very much afraid the strongest point they’ve got is that no one has actually seen them pushing a boat off.’ 「…ことだったら」というとあたかも事実ではなさそうですが,死と栄光号の子供達が,船を流すところを誰にも見られていないというのは事実です。また,I’m afraid...は「残念ながら…」という慣用表現と見たほうがいいと思います。 #16496 LMSさん
398 「でも、まだおそすぎやしないよ。」と、ジョーがいった。
「[そう、そのとおりだよ/いや、もうおそすぎるんだ]。…」
281 ‘Well, it’s not too late,’ said Joe.
‘Yes, it is...’
英語と日本語では、はい、いいえの基準が違います。 #16496 LMSさん
404 ソニングのとこの連中(れんちゆう)は、シャックルのことは[別(べつ)にしても/もちろん]、船(ふね)のことで[は/も]気ちがいのように怒(おこ)ってるって。 284 the chaps at Sonning was fair mad about them boats, let alone them shackles. let alone:…はもちろんのこと、…は言うまでもなく[2] #22151 LMSさん
408 それがうまくいって、悪漢(あつかん)の犯行(はんこう)の現場(げんば)の写真(しやしん)がとれれば、それは、これまで集(あつ)めた手がかりの全部(ぜんぶ)[よりも/合わせたものと同じくらい]有力(ゆうりよく)な証拠(しようこ)になるだろう。 286-287 But if only it worked and we got a photograph of the villain in the very act, it would be as good as all the clues put together. #22151 LMSさん
416 ディックがいった。[/(改行)]
 ドロシアが読みあげた。
291 ‘Read it loud loud,’ said Dick.
 Dorothea read,
#22151 LMSさん
417 ドロシアは未完成(みかんせい)の証拠(しようこ)の写(うつ)しをもち、みんなといっしょに[ジョーを見つけに、/]川岸(かわぎし)を歩いていっ[た。/てみると、]ジョーはいかりのさしぐあいを見[/た後で]、もやい綱(づな)にさわってみて、綱(つな)があまり強(つよ)く張(は)りすぎていないかどうか確(たし)かめていた。 293 Dorothea took her rough copy with her, and they went along the river bank to find Joe, who had had a look at the anchors, feeling the Death and Glory’s mooring ropes to make sure they were not stretched too taut.  現行訳ではto findを目的を表す不定詞と取っていますが、挿入句をはさんでto find Joe feeling the Death and Glory’s mooring ropes...と続いているので、結果を表す不定詞と取った方が自然だと思います。 #22151 LMSさん
421 トムとジョーとビルとピートとドロシアは、うまく[を/]受けとめた。 295 Tom, Joe, Bill, Pete, and Dorothea caught theirs. #16511 LMSさん
424-425 「それから、白鳥亭(はくちようてい)にいくのでしたら、なんとなしにそのこと話してみてください。」
 釣(つ)り師(し)はまた笑った。そして、「[とにかくやってみようよ/どっちみちいくつもりだよ]。」といった。「あそこへノリッジからわしあてのことづてがきてるかもしれないからね
298 ‘And if you went into the Swan and just happened to mention it.’
 The fisherman laughed again. ‘I’ll be doing that anyway,’ he said. ‘They may have a message for me from Norwich
 直訳すると「わしはいずれにせよそれをするだろう」となります。つまりこの「それ」は直前のトムの台詞にある「白鳥亭にいく」ということです。釣り師はトムたちに頼まれなくても、ノリッジからのことづてがあるかもしれないから、いずれにしても白鳥亭にいくだろうといっているのです。 #22151 LMSさん
428 住所(じゆうしよ)を書きそえた。そして、[(改行)/]「よし、わかった。」 300 wrote his address on a card. ‘Right,’ he said. #22151 LMSさん
433 それに、おそらく暗(くら)くなったらすぐくるだろうって、[ドロシア/ドット]もいってるから。 304 And Dot says he’s likeliest of all to come just after dark. #22177 LMSさん
435 細工(さいく)をしはじめた。[(改行)/]「大丈夫(だいじようぶ)なんだ。」 305 on a big square bisquit tin. ‘It’s all right,’ #22177 LMSさん
436 トムの細工(さいく)を見ていた。[(改行)/]やがてビルが帰(かえ)ってきて took his place among the bushes. He presently reported seeing George Owdon #22177 LMSさん
437-438 十分後(ご)には、探偵(たんてい)たちはお茶(ちや)をのみ、[かきたまご/落とし卵]をたべていた。 307 Ten minutes later the detectives were drinking tea and eating poached eggs.  poached eggsは「かきたまご」ではなく、たまごを割って熱湯でゆでる料理です。[2]には「落とし卵、ポーチドエッグ」と書かれています。 #22177 LMSさん
445 「むこうへいったらへまするなよ。おまえたちが交代(こうたい)しようとしてる時、悪漢(あつかん)のやつが[くるとうまいんだがな/来ちゃったら、それこそいいざまだ]。」 312 ‘And look out you don’t spoil everything when you get down there. Fine if the villain come along just when you’re changing places.’ 確かにFineは「うまい」ということなんですが,これはいわゆるアイロニーと呼ばれる用法で,文字通りの意味とは反対の真意を伝えようとするものです。 #16511 LMSさん
446 ふたりは、窓(まど)にあかりがついている[渡(わた)し場(ば)の旅館(りよかん)/渡船亭]のところにきた時、 313 They came to the Ferry Inn, with its lighted windows,  『オオバンクラブの無法者』121頁の地図にあわせる。同182頁も参照。 #22177 LMSさん
447 「トラはまだこないよ。」と、トムがいった。「[きみたちきたんだね/さあ、こっちだよ]。 314 ‘No tiger yet,’ said Tom. ‘Here you are.  Here you areは成句で、「(人に物を差し出して)さあどうぞ[はい,これです]」という時に用います。(『ランダムハウス英語辞典』)この場合は文字通り差し出しているわけではないのですが、トムは自分と交代するビルを位置につかせるために、「さあ、こっちだよ。フラッシュはこれだよ。」と、指示します。 #22177 LMSさん
450 くらやみの中で待機(たいき)していた。[/(改行)]
 やぶかげの地面(じめん)にしゃがんでいる
316 Bill and Pete were waiting in the dark.
 Pete, squatting on the ground
#22177 LMSさん
455  またがちゃっとかすかな音がした。[/(改行)]
 もう一つのいかりの音だ。
319  There was another faint clink.
 That would be the other anchor.
#22177 LMSさん
458 二階(かい)の一つの窓(まど)にまだあかりがついている[渡(わた)し場(ば)の旅館(りよかん)/渡船亭]を通(とお)りすぎ、 322 He passed the Ferry Inn, where there was still a light in an upper window,  『オオバンクラブの無法者』121頁の地図にあわせる。同182頁も参照。 #22177 LMSさん
467 おれたちが見てやる。」[(改行)/]かれらが船(ふね)に乗(の)りこんだ 328 ‘We’ll give you all well.’ The boat lurched as the visitors stepped aboard. #22203 LMSさん
「あいつらすぐドアを押(お)しやぶっちゃうよ。」と、だれかが外でドアを[槌(つち)で/どんどん]たたいたり、けとばしたりしはじめた時、ビルがささやいた。 ‘They’ll have the door in in a minute,’ whispered Bill, as someone outside started hammering on the door and then kicking at it. Somebody was hammeing on the door.:だれかがドアをどんどんたたいていた。[2] #22203 LMSさん
468 ジョーがおこってさけんだ。[/(改行)]
 操舵室(そうだしつ)でひそひそささやく声が
he shouted angrily.
 There was whispering in the cockpit,
#22203 LMSさん
469 ストーブのドアがぱっとあいて……船室(せんしつ)はもうもうたる煙(けむり)と熱(ねつ)した蒸気(じようき)でいっぱいになり……四方八方にとびちった石炭(せきたん)のかけらが、落(お)ちたところでしゅうしゅう音をたてた。煙突(えんとつ)から、ストーブ[の中に/から]水が[注(つ)ぎこまれたのだ/あふれ出てきた]。 329 Water poured from the stove. #22203 LMSさん
469 ビルは息(いき)がつまってしまった。[/(改行)]
 ジョーは、せきをし、
 Bill choked.
 Joe, coughing and spluttering,
#22203 LMSさん
471 横木(よこぎ)に頭(あたま)をぶつけた。[(改行)/]「トムがいつもぶつけてるより 330 hitting his head on a beam as he did so. ‘Harder’n ever Tom hit his,’ #22203 LMSさん
494 [エチル/変性]アルコール 346 methylated spirit  164頁参照。 #08984 真田 寛さん
496 たしかめてからいった。[(改行)/]「いこう、ピート。」 347 the negative was squarely on the paper and said, ‘Come on, Pete’. #22203 LMSさん
500 「あなたたちは事態(じたい)をはっきり理解(りかい)しておられ[ないんじゃないかと/おられるかどうか]、わたし[は思う/には確信がもてない]んだが。」 350 ‘I am not sure that you quite understand the position,’ sure that:〈人が〉〈…ということを〉確信して[2] #22203 LMSさん
513 さらに、オードンと、[/えー、]ストレイキーが、ゆうべ、実際(じつさい)はじぶんたちの手で船(ふね)を流(なが)しておきながら、 358 Again the fact that Owdon and, er, Strakey did in fact cast off the boat last night, 【参考】原文では「ストレイキー」の前にerという言いよどみの言葉があります。512頁で名前を教えてもらったのですが。 #22203 LMSさん
518 「棺桶(かんおけ)[みたいだね/だって、いったじゃないか]。」と、ピートがいった。 362 ‘Tell you that were a coffin,’ said Pete.  死と栄光号の子供たちは過去形をちゃんと使わない時があります。この場合も標準英語ならI told youとなるべきところです。この数行前に、ピートは一目キャシャロット号の甲板を見て
「あの甲板(かんぱん)においてあるの棺桶(かんおけ)みたいだね。」
といって、ビルに
「ばかいえ。」
といわれています。しかし実際には魚を入れた箱だったわけですから、ピートの言う通りだったことになります。彼は自分が正しかったじゃないかと言っているのです。
#22203 LMSさん

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