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巨人原監督がたった2年で辞任しました。しかも1年目はぶっちぎり優勝、日本シリーズでも4連勝をしたのにです。まぁ巨人の球団運営の不思議さは今に始まったことではないのでちょっと置いておきますが、今年のセリーグ、巨人戦を語る上でよくあげられた話が「巨人戦の視聴率低迷」と言う話です。これが何故だかバカマスコミフィルターに掛かると＝巨人人気の低迷となってしまっています。果たしてそうなんでしょうか？1年前ぶっちぎりで優勝したチームがたった1年不甲斐ないだけで人気が無くなるんでしょうか？（一部のバカ巨人ファンならあながち無いとも言いきれないですが（笑）） 大体テレビ局はいつまで巨人戦を神格化し続けるつもりなんでしょう？「巨人戦はドラマよりバラエティより視聴率が取れる」まだそんな風に考えているのでしょうか？「世の野球ファンは自分のひいきチームの動向とは別に、巨人の動向も必ず気になっている」こんな勘違いをしているんじゃないんでしょうか？そりゃ10年ぐらい前までは確かに、世のプロ野球ファンは渋々巨人戦の中継にチャンネルを合わせていたでしょう。セリーグの他球団ファンは、当然自分の所との対戦もありますし、何より同一リーグですから勝ち負けがそのまま順位に影響してきますから見て損は無い訳です。 しかし残念ながらパリーグファンは、自分のチームの動向に全く関係ないにも関わらず（しいて言えば日本シリーズの対戦相手）、巨人戦にチャンネルを合わせていました。それはもう「野球が好き」と言う本能でしかありません。別に巨人に興味が無くても、テレビで野球をやっているから見るのです。プロ野球のない昼に高校野球をやっていれば見ますし、最近では早朝の大リーグにもチャンネルを自動的に合わせてしまうのです。それが「野球好き」なんですから仕方有りません。つまり中継しているのが巨人戦だけだから、渋々見ていたわけです。現にこの時期はラジオでひいきチームの中継を聴き、テレビは音を消して巨人戦。こういう観戦方法を取るパリーグファンが結構居ました。で、興味のない巨人戦でも、毎年毎年仕方なく続けてみていると、自分のひいきチーム並の知識がそそぎ込まれてきます（泣笑）。となってくると俄然アンチ的要素なども加わって、巨人の動向が気になるようになってしまうわけです。つまり巨人戦の視聴率、巨人戦の注目度は、ある程度こういう巨人ファン以外の人間に支えられていたわけです。 しかし現在巨人戦の視聴率はそれ程あがりません。巨人の動向についてあれこれ言う野球ファンも減ったと思います。何故でしょう？そうですスカパーの存在です。もう今現在、ちょっとお金に余裕が有るパリーグファンは巨人戦なんて見てません（大笑）。月々3000円程度払えば、自分のひいきチームの試合を試合終了まで完璧に見れるのですから！自分のチームの試合が無い日も巨人戦なんて見ません。そりゃ当然、同一リーグの他のカードを見るでしょう？巨人戦なんて見たって何の得にもならないわけですから。つまり、今パリーグファンが巨人戦を見る可能性は、寒い時期の週末ナイターと木曜日の試合だけなんです。そうなってくると全く巨人の情報が入らなくなり、全く興味も失ってきます。昔は四条/福王クラスまで把握できていたのに、今は木佐貫と久保の区別もつきません（笑）。 なんて気持ちがよいのでしょう。勝手に興味を持たされていた巨人の情報。それが入ってこないと言う事が。今やパリーグのファンは完全に解放されたわけです。確かに3000円×7ヶ月、安くは有りません。でもそれでこんなに晴れやかな気分になれるなんて〜。話が脱線しました。そんな訳で、巨人戦の視聴率が昔ほど上がらないの当然です。昔は全野球ファンが巨人戦に注目していましたが、今は、セリーグファンしか興味を持っていないのですから・・・では毎年上下する分の視聴者はどこにいるかと言うと、マスコミの簡単な煽りに乗る「野球にあまり興味の無い」人達だと思います。横浜が優勝すると「横浜サイコー」と言い、阪神が優勝すると「道頓堀に飛び込む」そう言うにわかファンが巨人戦の視聴率を上下させているのです。 そう言う人種も取り込めばいいじゃないか？確かにそうです。ですが、こういう人種は＝「F1サイコー」だったり「Jリーグサイコー」だったり「K-1サイコー」で「日本代表サイコー」なんですから、なかなかなかなかです。つまりもう、巨人戦で化け物みたいな視聴率が取れると言う幻想は捨てるべきなのです。これからどんどん野球ファンは巨人戦を見なくなります。一度140試合完璧に見れる魅力を味わってしまえば抜けられません。見なくて良い試合は見ないのが普通な訳なのです。巨人戦の視聴率を上げる唯一の方法は、そう「1リーグ制」しか無いわけです。パリーグ側がすがっているような雰囲気があった1リーグ制ですが、ナベツネが実現したがる裏にはこういう事情も有るわけです（笑）。 |
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