逆で行こう!過去ログ-15-

西武ライオンズを中心に日本プロ野球界のことについて
あえて違った視点から見て考えてみよう。
(基本的に他の掲示板に書いたモノの焼き直しです)

 

今こそON!(02.12.5.記)

 アマチュアの日本代表監督に長嶋が就任することとなった。背番号は3を希望なんて言う脳天気な話題が伝わってきたが、この人事。もの凄く良いことではないだろうか?

 プロが協力するようになってからの全日本。正直良い成績が残せているとは言えないだろう。韓国や台湾が自国のプロ選手を総動員で最高のチームを作り上げているのに対して、全日本は、1軍半だったり、各チーム一人までの括りがあったり、プロ参加によってアマのモチベーションが落ちてしまっていたり、とにかく強くなるべきのプロ参加全日本がアマ単独参加時代より、成績が落ちているのではどうしようもないだろう。

 で、この際プロ参加によるアマのモチベーション低下という話は置いておく(そんなのは低下するアマがだらしないわけで、木製バット対応も含めてより一層のアマ選手の奮起を期待する)。最強の全日本を作り上げるのにこの長嶋茂雄と言う人選は、最高の人材ではないだろうか?読売監督時代長嶋の「欲しい欲しい」病は、他の11球団に多大なる迷惑を掛け、戦力の偏りを見せた(ルール上でやっている事なので、個人的には特に不満は持っていない。むしろこのルールを導入させてしまった事に疑問を持つ)。

 だが、今度の欲しい欲しい病は、全日本の為の欲しい欲しい病なのである。最強の全日本を作るために、この欲しい欲しい病が発病したら!こんな素晴らしい事は無いのではないだろうか?最強の全日本に日ハム井出や中日鈴木なんて送り込まなくて済むのである(上記選手がダメだと言っている訳ではない。ただ最強で考えると疑問符がつくのは誰の目にも明かだろう)。本当に最高のメンバーを各球団から選び出す事が現実のモノとなるのだ。

 各球団一人ずつなんて話しも「欲しい欲しい」病の前では無意味である。読売から高橋、上原、仁岡、江藤?らを参加させる事も可能かもしれない。なんだったら全日本招集中はプロ野球を中断する事も実現するかもしれない。なんと言っても球界を牛耳っている事になっている、読売渡辺オーナーに唯一聞く耳を持たせられるのが長嶋茂雄なのである。その長嶋茂雄が本気で、日本野球界の危機を感じて、最強の全日本を作る気になったのだとしたら、これは何かが変わるかも知れない。

 自己中心的人物は、いっそのこと本当に中心に添えてしまえば良いのである。中心に居ないから、バランスが崩れるのである。取り敢えず現状球界を動かしている世代は、残念ながらON世代である。だったらゴチャゴチャ言わずに二人を中心に添えてしまおう。それぞれを特定の球団に利益でが発生するような立場に置かなければ良いのだ。その為の第一歩が長嶋全日本監督なのだ。そして次なる一歩は王プロ野球コミッショナー誕生だろう。

 パ・リーグでチームの浮き沈みを体験した王なら、いかにセが、読売が恵まれているかと言う事も解っているだろう。現にこのオフには自分の球団が渋チン球団になった途端、建設的意見をナベツネにぶつけていた。王も解ってきたはずである。野球界の危機が。王と長嶋がそれぞれプロと全日本の頂点にいれば、誰も好き勝手になんか出来なかろう。偏ってしまった日本野球界を立て直し、正しいバランスに戻すには、今こそONに然るべき地位を与えるべきである。夕刊フジ江尻とは別の視点で真剣にそう思う(笑)。

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