逆で行こう!過去ログ-6-

西武ライオンズを中心に日本プロ野球界のことについて
あえて違った視点から見て考えてみよう。
(基本的に他の掲示板に書いたモノの焼き直しです)

 

ライオンズの伝統を守る為に必要な男とは?(00.10.2記)

 今シーズンも優勝を逃しそうで、抜本的改革が必要と言われている我が西武ライオンズですが、果たして全てを変えてしまって良いのでしょうか?それ程までに今の西武ライオンズは駄目なチームなのでしょうか?いいえそんな事はありません。ライオンズにはライオンズらしく守らなければいけない伝統があると思います。ライオンズの伝統として残しておかなければいけないモノの筆頭項目は「投手王国。防御率1位」です。

 投手中心主義が現状の貧打チームを生み出したという声もあるでしょう。でもこの伝統だけは絶対に守らなければいけません。打撃中心のチームは浮き沈みが激しすぎます。5年に一度の優勝で良いと言うのでしたら、打撃中心でも良いと思いますが、毎年優勝争いをするのなら絶対投手中心のチームであるべきです。近鉄、日ハムの例を見ても解ると思いますが日ハムがあれほどの打撃陣を持ってしても優勝できないのは、ひとえに投手陣の弱さです。ダイエーはここぞと言うときの一発で勝っているので、打撃のチームという印象があるかも知れませんが、やはり安定した中継ぎ陣あってのバランスの取れたチームです。ですからうちも打撃陣を何とかすれば、バランスの取れたチームになると思うのが素人の考えでしょう。

 でもそれも現状の投手力を維持できての話です。うちの中継ぎ陣は正直年寄りばかりです。橋本、デニー、西崎、潮崎。どの投手も下降線を辿るだけでしょう。幸い土肥、青木などが出てきましたが、故障がちなのが心配です。先発陣も30に手が届くようになってきました。森、加藤初と言う名コーチが居なくなってこの「投手王国」と言う伝統は守れるのでしょうか?上記と非常に深い関係を持つ話なんですが、人材面の話です。上記したように日ハムは投手力さえ整備されればダントツの強さを誇りそうです。で、その投手力強化にうちを解雇された森繁コーチが就任しています。これは大変に驚異ではありませんか?このような人材の流出は2度と有ってはならないと思います。

 で、うちから出してはならない二人の宝物が居ます。「東尾修」と「伊東勤」です。伊東に関してはみなさん将来の監督候補だし、今も大変人気があるので当然と納得するでしょう。名将広岡、森監督に育て上げられた伊東の頭脳は、絶対に他球団に流出させてはなりません。伊東のご機嫌を伺う必要はありませんが、石毛監督要請の際に 有ったような不手際は(本人は現役希望なのに、フロントが無理矢理監督要請)やってはならない事です。伊東本人の気持ちを良く聞いて、フロントが先走ることのない事を期待します。で、今年優勝を逃したら真っ先に責任をとらされそうな「東尾修」です。この男も絶対に他球団に流出させてはいけません。

 彼の投手育成能力は絶品なのです。2年連続V逸?貧打チーム作成の責任。確かにそう言ったマイナス面は有ると思います(東尾だけの責任では無いと思いますが)。でも考えても見て下さい。ダイエーに尾花コーチが就任して投手力が劇的に安定したように東尾がどこぞの投手コーチなり、打撃力の強いチームの監督になったら?こんなに怖いことはありません!近鉄の・・・オリックスの・・・ね?怖いでしょう?ライオンズを引退し干されて解説をして居ただけなら、他球団も目を付けなかったでしょう。でももうどこの球団も知っているのです。東尾が投手育成能力に長け、そして「育てながら勝つ」可能性のある人材だと言うことを。個人的には当然続投を希望しますが、万が一それがかなわなくても絶対にライオンズの息のかかる所に置いておくべきなのです。球団フロント入り。投手コーチ就任。どんな方法でもいいですが、もう彼を野に放ってはいけません!東尾−穴吹工務店−サーパス−神戸−オリックス。どうです何だかつながって見えてきませんか?

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