逆で行こう!過去ログ-4-

西武ライオンズを中心に日本プロ野球界のことについて
あえて違った視点から見て考えてみよう。
(基本的に他の掲示板に書いたモノの焼き直しです)

 

鳴り物無し応援について(00.8.31.記)

 先日の読売に続き、ライオンズも実験的に鳴り物無し応援をやってみる事となりました。これは是非行ってみなければと予定を変更して駆けつけたのですが、はっきり言って大失敗だったと思います。鳴り物無し応援。個人的にはこういう日が年間半分ぐらい有っても良いと思っています。でも、今日のでは駄目です。まず事前に宣伝が全然成されていない事。よほどのライオンズファンでない限り、今日が特別な日だと知っていて来た人は居ないでしょう。ですからみんなメガホンは持ってきてるし、子供達も何か叩きたくてしょうが無い。読売が事前に日テレを使って全国的に宣伝していたのとあまりにも対照的です。やるのなら最低限、西武線各駅に告知のポスターぐらい貼ってからやるべきでした。

 で、そんなわけで叩きたいのに叩けない、応援したいのに出来ない。そう言う不満がいつも応援している場所から広がっていき、結局いつもの応援をメガホンだけでやり始めてしまったのです。つまり、全然球音を楽しむ球場には成っていないのです。応援好きの常連が生声で指示を出し、それがいつもの場所からから、徐々に伝染していき、終わる時もそれぞれが飽きたらやめる。実に歯切れの悪いメガホン叩きの応援が続きました。終始メガホンを叩く音だけが響くという、実に不思議な球場となってしまっていたのです。これでは何の為に応援団に応援を自粛させたのか解りません。

 さらに急遽決まったせいか、球場側も特別な応援の準備はまるでしていません。応援団からペットを締め出している都合上、チャンステーマが掛けられないにも関わらず、チャンスの時の演出はまるで無し。昔有った三振のアニメーションすら流れません。あるのは偽ミッキーの手拍子アニメだけ。まったくもって大失敗の鳴り物禁止デーでありました。

 読売のことをあまり誉めたくはないのですが、少なくとも読売の場合は、球界初と言っても良い試みだったせいもあり、長嶋発案(?)と言う後ろ盾もあり、実に世の中に認知されて行われていました。あれぐらい徹底して皆に知られていないと、今日のように球場に行ってから面食らう人も出てくるので、大変良い試みながら、今日の西武球団の対応は不味かったと思います。球音を楽しむには、まず音頭ベースの通常の応援をやらせない。そして、球場の雰囲気をだらけさせない為に、球場側で色々と効果を準備する。この二つが大事だと思いました。今回が失敗だったのは、企画が悪かったからではありません。準備不足が全てです。これに懲りずに、万全の準備をしてから再度チャレンジして欲しいと思います

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