逆で行こう!過去ログ-3-

西武ライオンズを中心に日本プロ野球界のことについて
あえて違った視点から見て考えてみよう。
(基本的に他の掲示板に書いたモノの焼き直しです)

 

西武冬の時代到来か?(00.7.8.記)

 東尾ライオンズは西武冬の時代なのでしょうか?確かに3.3.1.1.2位と来ていて5年間に2回しか優勝していなければ、西武としては冬の時代なのかも知れません。でも他球団ファンは、もっと厳しい氷河期に耐えているのです。18年連続Aクラスの、暖房の利いた冬の時代。西武のレベルが低いと言うより、そんな西武に優勝争いさせてる、他球団の一発長打便りの荒い野球こそが、セリーグに実力でも劣ると言われる、レベルの低いリーグの要因なんではないでしょうか?確かにHRは野球の華です。点もバカスカ入って気持ちも良いです。でも、それでは何も変わらないんです。20年前のパリーグの野球と同じです。10年前森西武によって緻密で高度な野球が、パリーグに導入され、パリーグは変わるかと思われました。でも結局は、森野球はつまらないと言うキャンペーンにより(あれはキャンペーンだと思います)、闇に葬られ、またお気楽極楽フルスイングリーグに戻ってしまいました。(いや、これはこれで面白いから良いんですよ。周りがこんなのだから、うちだって 優勝争いさせて貰えるわけですから)しかも昔のおっさん達にあった、セリーグに負けてなるものかという気迫も無い、ただただ、そこそこの観客で満足するレベルの低いリーグとなってしまっているのです。

 そんなフルスイング野球、森のつまらない野球(私はつまらないとは思いませんが)を超える新しい野球こそが、ヒット!フット!ゲット!の東尾野球だった筈なのです。定評ある投手陣を軸に、2.3.4システム(長打2人、何でも出来る3人、俊足4人)でどの打順、どんな場面でも点が取れ、ビッグイニングが狙える理想のチーム。つねに塁上を駆け回り、サッカーのように目の離せない新しい野球!そんなチームが パリーグをまた、変えて行く筈でした。方向性は間違っていなかったのです。96年後半、97年と順調にその野球が開花してました。だがそれ以降が・・・はっきりいって東尾の懸念していたことが現実になってしまいました。一人前にはなったが、一流になり損ねている選手達。どうすれば97年の輝きを取り戻せるのか素人の私にはわかりません。方向性はあっているのです。選手も良い選手な筈です。もう一度97年、ヒット!フット!ゲット!のあの野球を取り戻して欲しいのです。ホームランバカスカな野球なんか今更必要ありません。世の解説者諸子に「西武の野球は凄い」そう言わせたいのです。それには東尾の考えた野球が必要なのです。 

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