『海へ出るつもりじゃなかった』補完計画


2001.7.17 高橋 誠
頁現在の訳と訂正案頁対応する英語説明指摘者
口絵 [/上陸場で] [2] LANDING ON THE HARD 口絵の題が省略されています。 #19868 HEARTYさん
-
[/チャンスをつかめ。そうすれば死児(しじ)の齢(よわい)を数(かぞ)えなくてすむ。
テッド・ウォーカー英国海軍中佐]
[3]
‘Grab a chance and you won’t be sorry for a might-have-been’
COMMANDER TED WALKER, R.N.
タイトルページ #19889 駆逐艦
- [/ヘンリー・クレイ夫人に] [5]
TO
MRS HENRY CLAY
献辞 #19889 駆逐艦
10 「前部甲板(ぜんぶかんぱん)にほんものの[カプスタン/キャプスタン]があるね。」と、ロジャがいった。 14 ‘She’s got a proper capstan on her foredeck,’ said Roger.  『ヤマネコ号の冒険』35頁等『女海賊の島』では「キャプスタン」になっています。 #22777 LMSさん
13 「[潮(しお)のせい/だめ]だ!」 16 ‘That’s done it!’ That’s done it!:もうだめだ、万事休す、しまった。[2] #22777 LMSさん
17 ジョンはしめおびの束(たば)をみつけた。はばのひろい手うちひもを、みじかく切ったようなものだった。[/ジョンは船室の屋根にいる船長のところへいった。] 19 John found the bundle of tyers, like strips of broad tape. He joined the skipper on the cabin top. #22777 LMSさん
23 だが、とびらをぴしゃりとしめると、[かぎ/かけ金]をかけて、子どもたちのほうにむきなおっていった。 24 He slammed the doors to, latched them and turned round. on the latch:(施錠はせずに)掛け金だけをかけて[2] #22777 LMSさん
29 へやが変にしずかだった。[/(改行)]
 スーザンは、
26  Mother came into a strangely silent room.
 Susan was standing
#22777 LMSさん
33 きみたち、[四、五/二、三]日ぼくの船(ふね)にのりこめばいいじゃないか? 30 Why shouldn’t you join for a few days? 【参考】すぐ後でジムは「三日間この四人をあずけてくだされば」とも言っていますので、ここは通常辞書にあるように、「二、三日」の方がいいように思いますが。 #22777 LMSさん
37 一晩(ばん)ねむって考えなさいと、おかあさんがジムにいったのだから、[ロジャも/ジムは]一晩(ばん)ねむって考えなくてはならないのだ。 32 Mother had said that he was to sleep on it, and sleep on it he must.  これはandによって同じことが反復されるという構造(一種の強意表現)になっており、従ってどちらのheもジムを指していると取らないとおかしいです。 #22777 LMSさん
39 ふたりが、庭(にわ)に通(つう)じるドアのところへいってみると、おかあさんが艇庫(ていこ)から庭(にわ)を横(よこ)ぎってくるのが見えた。[/ふたりは、石段をかけおりて、おかあさんのところへいった。] 33 They went to the door that opened into the garden and saw Mother coming across from the boatsheds. They ran down the steps to meet her. #22792 LMSさん
39-40 『彼(かれ)がじぶんの船(ふね)のあやつり方(かた)で、知らないことがあるとしたら、そりゃだれ[も知ら/の役にも立た]ないことだ。』 “What he don’t know about handling that boat of his won’t help anyone.” 【参考】このhelpは「役立つ」という意味です。ですから直訳すると、「そりゃ誰の役にも立たないことだ」となります。ということは、この台詞は「たとえジムが自分の船のあやつり方で知らないことがあったとしても、それは誰の役にも立たない、つまり知っていても意味のないことだ」というニュアンスになります。 #22792 LMSさん
46 「おもちゃの笛(ふえ)だよ。」と、ロジャがいった。「でも、一ペニーよりたかいよ。」
「[よく/どうしても]買(か)う[/っていう]のよ、それを。」と、ブリジットがいった。
38 ‘Penny whistle,’ said Roger. ‘At least it cost more than a penny.’
‘He would buy it,’ said Bridget.
現行訳ではこれを習慣をあらわすwouldととったようですが,このwouldはイタリックになっています。これは『スカラブ号の夏休み』341頁にも出てきた,強い意志・固執を表すwouldです。「どうしても…する」という意味に解すべきでしょう。 #17761 LMSさん
47 「これぜんぶは、とてもたべきれないな。」と、ジムがいった。「ご親切(しんせつ)はほんとうにありがたいのですが、しかし……」
「この人たちがたべにかかるのを見るまでは、どんなにたべるか、あなたにはとてもわかりませんよ。」と、おかあさんがいった。「[これは、/]今晩(こんばん)とあした一日とあさってほぼ一日[分の食糧(しよくりよう)ですよ/あるでしょ]。」
39 There’s this evening, and all tomorrow, and most of next day.’ 【参考】ジムが食糧の差し入れが多すぎると思っているのに対し、ウォーカー夫人は決してそんなことはない、と言っている場面です。彼女の台詞の最後の文はその根拠を述べています。つまり、帰ってくるまでには、今晩とあした一日とあさってほぼ一日分の食事をすることになる、すなわち約6食分(x4+ジム)になります。だからこれくらいの食糧が必要なんだ、といっているわけです。 #22792 LMSさん
48 [ビフテキと焼(や)き肉(にく)のプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 40 steak and kidney puddings ビフテキと焼き肉が二重になっています。 #19396 駆逐艦
「ドーナッツ。」と、ロジャが言った。「ブタのひき肉いりロールパン、菓子パン、それから、[すぐたべられる/]ハムがたくさん。[/みんなすぐに食べられるよ。]」 ‘Doughnuts,’ said Roger. ‘and sausage rolls, and rock buns, and a lot of ham all ready for eating.’ #19396 駆逐艦
50 [メイズ/ネイズ](海図の中) 43 NAZE #5895 頭目さん
64 「帆(ほ)は今のまま[全部(ぜんぶ)あげ/いっぱいにはらませ]ておいてくれ。」スーザンがかじをにぎったとき、ジムがいった。 52 ‘Keep the sails just full,’ said Jim, as Susan took the tiller. #17761 LMSさん
70 「どうして?」[/と、ロジャがいった。] 55 ‘Why?’ said Roger. #22792 LMSさん
「電話(でんわ)ですか?」[/と、スーザンがいった。] 56 ‘Telephone?’ said Susan. #22792 LMSさん
71 小さくてずんぐりした[三隻(せき)の/]蒸気船(じようきせん)が,ハリッジの突堤(とつてい)からせかせかと出てきた。 A small dumpty steamboat came hurrying out from the Harwith jetties. #12930 LMSさん
77 スーザンは、二つのバーナーに点火(てんか)して、一つにはお茶(ちや)のお湯(ゆ)をわかすやかんを、もう一つにはトマトスープのかんづめを入れたなべをかけて、階段(かいだん)にこしかけ、長いスプーンでかんづめをたえずゆっくり[と動(うご)かし/かきまぜ]つづけた。 60 Susan lit the burners and put a kettle on one to boil up some water for tea, and sitting on the companion-steps with a long spoon kept the tomato soup stirring slowly round a saucepan on the other. #8774 ミルクの森さん
78 [右(う)/左(さ)]舷(げん)の航海灯(こうかいとう) 61 Good as a port light. #289 渋谷提督
87 「[われ/ぼく]らは朝まで帰(かえ)らない…」 325頁にあわせる。 #17761 LMSさん
90 一時間たったときだった。[/(改行)]
 どどどどっ、という音で
70 she was very near the open sea.
 A drumming noise broke the stillness.
#22792 LMSさん
99 それに、ここからは、[ノルウェー南端(なんたん)の岬(みさき)/ネイズ]が見えるはずなんだ。 78 And we ought to be able to see the Naze from here. #5895 頭目さん
100 「それから一、二時間たったとき、ぼくは絞帆(こうはん)して、海を本来(ほんらい)のすみかにもどす[仕事(しごと)を/のにひと苦労]していたよ。」 78 ‘And then, an hour or two later, I’ve been taking in reefs and having a job to keep the sea where it belongs. a job:《口語》 大変難しいこと。[2] #22795 LMSさん
106 はじめて人に命令(めいれい)する立場(たちば)になった気もちでいった。[/(改行)]
 ふだんなら、おそらくロジャ以外(いがい)は
82 feeling that for the first time he was in command.
 Except, perhaps, Roger, not one of them would in the ordinary way
#22795 LMSさん
109 「こことフェリクストウの間(あいだ)に、[自動車修理場(じどうしやしゆうりじよう)/ガソリンスタンド]が一軒(けん)あるんだ…」 84 ‘There’s a garage between here and Felixstowe,...’ garage はイギリスでは「ガソリンスタンド」を意味することが多いです。「自動車修理場」でも間違いではないですが,この場合ガソリンを買いに行くのですから。 #17779 LMSさん
110 だれも[船(ふね)にあげ/落ちるようなことをさせ]ちゃだめだよ。だれかが[あがってき/落ち]たら、頭(あたま)をぶんなぐってやれよ。 85 Don’t let anyboy fall o.b. If anybody does bat them on the head. fall overboard:船から(水中に)落ちる。[2] #22795 LMSさん
111 漕(こ)ぐたびに、小鬼(こおに)の船首(せんしゆ)の下から、水がほとばしり出て、航跡(こうせき)の小さなとがった波(なみ)が、油(あぶら)のような水面(すいめん)にひろがっていった。
「船長(せんちよう)は[ボートが/]漕(こ)[げないの?/ぐのうまいね。]」と、ロジャがいった。
85 The water spirted from under her bows at every stroke, and the sharp ripple of her wash spread across the oily water. ‘Can’t he row?’ said Roger. #8518 ミルクの森さん
115 [赤/青]いたまごたて五つ 87 five blue egg-cups #3352 Titmouseさん
124 「ああ、ブラディング青年(せいねん)の船(ふね)か…おーい! 鬼号(おにごう)は航行中(こうこうちゆう)かい?」
「停船中(ていせんちゆう)[かい?/です!]」
95 ‘That’s young Brading’s boat... Ahoy! Are you under way?’
‘Anchored!’ (Puffinでは?ですが、1983年のJonathan Cape版で!に訂正されました。)
#12936 ジョージ・オードン(仮)さん
129 それといっしょに、「[はにゅうの宿(やど)/故郷の人々]」の合唱部分(がつしようぶぶん)のはじめのところが、 98 and the first part of the chorus of ‘The Old Folks at Home’, #22795 LMSさん
144 「なにもかも整頓(せいとん)しておこうよ。」とジョンがいった。「操舵室(そうだしつ)は綱(つな)だらけで、まるで[ネコのかご/あやとり]みたいだぜ。」 109 cat’s cradle #8550 ミルクの森さん
150 船首(せんしゆ)のほうからきこえたかと思うと、つぎは[真横(まよこ)/右ななめ前]から、つぎは左ななめうしろ 114 Now it was over the bows, now broad on the starboard beam, now over the port quarter, broad on the beam:船の正横方面から船首方向までの(『ランダムハウス英語辞典』) #22795 LMSさん
154 下の船室(せんしつ)では、ジョンが左舷(さげん)のマットレスをもち上げて、[片手(かたて)/頭]でおさえながら 116 Down in the cabin John had lifted the mattress on the port bunk, and, keeping it out of the way with his head, #22795 LMSさん
154 ビーチイ・ヘッドからダンジニスまで……ニューヘブンからショアハムまでの輪郭図(りんかくず)……ラングストンとチチェスターの諸港(しよこう)……ドーバーから[ダンジニス/ダンジネス]…… 116 Beachy Head to Dungeness... Plans of Newhaven and Shoreham.... Langston and Chichester Harbours.... Dover to Dungeness...  『ヤマネコ号の冒険』136頁との統一。 #22795 LMSさん
166 [あの/これ以上ひどい]約束(やくそく)[をぜんぜんまもらないなんて、できないはずなの/違反はないだろう]に。 126 They couldn’t have broken that promise into smaller bits. 「約束を破る」は英語では break a promise ですが,一方break~into small bitsは「細かく砕く」の意味です。つまりこの部分は直訳すると「あの約束をこれ以上こなごなにはできなかっただろうに」という意味になります。 #17779 LMSさん
170 [ジム/ジョン]は霧(きり)の中を指(ゆび)さしていた。 129 He was pointing into the fog. これは霧の中で鬼号が外海へ出て行く場面ですから、ジムが鬼号にいるはずはありません。この「he」はジョンのことです。 #17796 LMSさん
172 南東(なんとう)[にむかい、それからほんの/より]ちょっと東に[変(か)える/むかう]…… 130 South-east and a little bit east...
南東よりすこし東にむかえば通りぬけられるんだ。(172頁)
If we go a bit east of south-east we’ll get through.(p.130)
#22809 LMSさん
173 生死(せいし)が問題(もんだい)になる場合(ばあい)、あらゆる規則(きそく)は[海にすてら/無視さ]れるってことよ…… 130-131 When it’s Life and Death all rules go by the board. go by the board:〈風習などが〉すたれる、無視される。[2] #22809 LMSさん
175 ジャイブしてブームがこわれたり、バックステーが切れたり、[とき/さら]にはマストが折(お)れておちてきたりする危険(きけん)はなくなった。 132 No need to be afraid of a jibe, with all its dangers of breaking boom or backstay or even bringing the mast in ruin. 「even」ですから,「ときには」ではなくて,「…さえ」です。 #17796 LMSさん
ジョンがかじを押(お)すと、コンパスカードはもとのところまでゆれ動(うご)き、行きすぎた。[/またもどすんだ。]ジョンはかじの上にのしかかって、一度(ど)にコンパスと海図(かいず)の両方(りようほう)を見ようとした。 He pressed on the tiller and the compass card swung back to its old position and a little beyond it. Back again. He leaned on the tiller and tried to see both chart and compass at once. #22809 LMSさん
178 「わたしがいくわよ。」スーザンがはげしい口調(くちよう)でいって、深呼吸(しんこきゆう)を一つすると、よろよろしながら船室(せんしつ)へおりていった。[うしろ/あと]にのこったジョンとロジャは、[あきれたように/ぞっとして]顔(かお)を見合わせた。 135 ...leaving John and Roger looking at each other with horrfied eyes.  horrifiedは「あきれたように」ではなく,恐怖に襲われたようす,すなわち「ぞっとしたように」です。スーザンを怒らせてしまったことで,ジョンたちはぞっとしているわけです。また「うしろにのこった」よりは「あとにのこった」の方が自然でしょう。 #17796 LMSさん
181 浅瀬の外側に出れば安全だ。ぶつかるものはないんだ。[/スーザン、ぼくたちが正しかったってことがわからないのかい?]」 137 We’re safe outside and we haven’t hit anthing. Susan, don’t you see we were right?’ #22809 LMSさん
183 すぐにふたたび出帆(しゆつぱん)できる……」[(改行)/]「ステースルも上げる?」 138 Soon you may make sail again ...’‘Will we put the staysail up?’ #22809 LMSさん
186 ティティは、ちょうど床(ゆか)に足をおろしたとき、その声をきいた。[/一瞬、ためらった。] 140 Titty heard her, just as her feet were on the floor. For a moment she hesitated. #22809 LMSさん
190 「ぼくの[/腕]時計(とけい)が船室(せんしつ)においてある。」と、ジョンがいった。「時計(とけい)をちょっと見てきてくれよ、ロジャ。」 143 ‘My watch is in the cabin,’ said John. ‘Have a look at the clock, Roger.’  原文ではwatchとclock使い分けています。従ってこの二つは別物です。 #22809 LMSさん
192 だが、真夜中(まよなか)に海岸(かいがん)や浅瀬(あさせ)[ときわどい戦(たたか)いをする/に近づく]のはどうだろう? 144-145 But what about closing with the coast and all its shoals in the middle of the night? close:【海事】〈船が〉(岸に)近づく[2] #22809 LMSさん
197 ロジャがいった。[(改行)/]ジョンは、長い間(あいだ)ではじめて 148 said Roger, and John, for the first time for many hours, #22809 LMSさん
202 わたし、たえられない。」[(改行)/]スーザンは、ジョンがもう一度(ど) 151 I can’t bear it.’ For one awful moment she had thought #22812 LMSさん
203 「[がんばれ/さあ、はやく]、スーザン……帆(ほ)をしぼれば、すぐに操舵(そうだ)が楽(らく)になるんだ。いいかい。[こんなふうにはじめ/足をこんなふうにす]るんだ。 152 ‘Buck up Susan.... It’ll be easier the moment she’s reefed. Look here. Get your foot like that. buck up:[通例命令形]急ぐ。 #22812 LMSさん
206 いやいや、休めない。スーザンは、あのかじに長い間(あいだ)しがみついてはいられないだろう。[がんばる/いそぐ]んだ! 155 Oh, no, he couldn’t. Susan wouldn’t be able to hang on to that tiller for long. Buck up!  203頁参照。 #22812 LMSさん
209 波(なみ)ばかりだった。[/(改行)]
 そら、これでおわったぞ
158 and spray blown from their crests.
 There. The thing was done.
#22812 LMSさん
211 「ジョン!」スーザンはおこったような声でよんだ。いったい、なんのために立ったりしているのかしら?[/(改行)
 「ジョン!」スーザンのおこった声は、思わずたすけをもとめるよび声にかわった。]
スーザンは、またはきそうになっ[て、/たのだ。]息(いき)[をとめ/がつまっ]た
159  ‘John!’ Her call was indignant. What on earth was he doing that for?
 ‘John!’ Her angry call turned unexpectedly into a call for help. She was going to be sick again. She choked.
 スーザンは「ジョン!」と3度呼んだわけですが、その都度声の調子が変わっているのです。
  • 1回目:おこった声
  • 2回目:おこった声→たすけをもとめる呼び声
  • 3回目:たすけをもとめる呼び声→恐怖のさけび
「ジョン!……きやっ!」スーザンのたすけをもとめるよび声が、恐怖のさけびに変わった。
がすぐ後にあります。
#22812 LMSさん
220 「[右(みぎ)/まっすぐ]前方(ぜんぽう)よ。」と、スーザンがいった。 165 ‘Right ahead,’ said Susan.  このrightは「右」ではなく、「まっすぐ」の意味です。だから衝突しそうになったのですね。 #22812 LMSさん
245 甲板(かんぱん)で眠(ねむ)っていて見のが[さないんなら/すよりも]、あたたかい船室(せんしつ)[にいたっ/で眠ってい]て見のが[さないでしょ/す方が多いってことはないわよ。]。 184 You won’t miss any more by being asleep in the warm cabin than by being asleep on deck.  直訳すると、「甲板で眠っていて見のがすよりも、あたたかい船室で眠っていて見のがす方が多い、ということはない。」 #22824 LMSさん
249 今晩(こんばん)だけは、ジョンが鬼号(おにごう)の[支配者(しはいしや)/船長]だった。 187 He, for that night, was the Master of the Goblin,  423頁の入港許可書の文面の「船長」は原文ではMasterになっています。 #22824 LMSさん
268 サウ・イースト・バイ・イースト……[(改行)/]すでに、前方(ぜんぽう)の 201 South-east by east. ... Already the sky ahead of them was paling #22824 LMSさん
289 もう一度(ど)ハッチがしまった。[/(改行)]
 ロジャが、マストのすぐそばの舷窓(げんそう)から
219 down came the hatch once more.
 Looking out from a porthole close beside the mast,
#22824 LMSさん
304 「シンバッド[をさがし/に気をつけ]て!」ティティが、座席(ざせき)からすべりおちながらさけんだ。子ネコはじぶんの身(み)をすくうために、みんなの足がごちゃごちゃにこんがらかっている床(ゆか)に、ぴょんとおりた。 109 ‘Look out for Sinbad!’ #8550 ミルクの森さん
312 あのりょう師(し)たち[も、なにか考えたにちがいないが,それはどんなこと/は(このひどいありさまを見て)なんと思った]だったろう? 235 What must those fishermen have thought? これはオランダの漁船に出会った後で,前部甲板がひどい状態になっているのを見たジョンの感想です。直訳すれば現行訳のようになるのですが,これもいわゆる修辞疑問文というもので,りょう師たちが何を考えたんだろうと疑問に思っているのではなく,答えは既にわかって言っている,すなわち「彼らはさぞひどい状態だと思ったことだろうなあ」という気持ちを表しています。 #17837 LMSさん
322-323 ボートではひとり[だけ/]が[漕(こ)いで/オールをひきあげて]いた。その男がオールを[ひきあげ/しまっ]て船尾座席(せんびざせき)に位置(いち)をかえる[と/たが]、ほかのひとり[がかわって/は]漕(こ)ぎつづけた。 242 One of the men in the boat was pulling in his oars. He stowed them and moved to the stern-sheets, while the other went on rowing.  pull inは文字通り、「ボートの中へひき上げる」という意味だと思います。次の文にもあるように、この男(これが水先案内人です)は鬼号に乗り込むために、漕ぐのをやめてボートの船尾に移ったわけです。一方、もう一人の男は初めからずっと漕ぎつづけています。went on rowingでわかります。 #22824 LMSさん
327 しかし、ロジャは、また、彼(かれ)の最近(さいきん)のきかせものの一つ、[「はるかなるスワニー川」/「故郷の人々」]をぐいぐい吹(ふ)きならしはじめた。 246 Now he was working away again at one of his latest show pieces, a great part of which he knew almost for certain,  題名を補っているのですが、「故郷の人々」が一般的です。「はるかなるスワニー川」は直後に出てくる歌い出しです。129頁も参照。 #22813 LMSさん
339 郵便小為替(ゆうびんこがわせ)をもっていた。[(改行)/]「出航(しゆつこう)する前におかねにしとけば 255 to buy a new drawing-book. ‘If only I’d changed it before we started,’ #22824 LMSさん
340 水先案内人(みずさきあんないにん)にはらうおかねをすこし送(おく)ってくれるように、おかあさんにたのまなくちゃ。[/水先案内人(みずさきあんないにん)には待ってくれるように、たのまなくちゃならないわね。]」 256 We’ll have to ask Mother to send us some money for the pilot. We’ll have to ask him to wait.’ #22824 LMSさん
345 おいぼれは、船長(せんちよう)が船内(せんない)だとばっかり思ってた……酒(さけ)びんをかかえて、とね……[ところが男の子の/]あんたが[/ボーイだと]… 259 He dink de capten down below...wid de bottle perhaps...and you de boy....  boyはcapten(船長)との対比だと考えられますから、職名と取るのが自然です。 #22824 LMSさん
347 どなるようにいった。[/(改行)]
 「無料(むりよう)です。無料(むりよう)。
261 with an enormous hand.
‘Nodings,’
#22824 LMSさん
372 [焼(や)き肉(にく)のプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 280 steak and kidney pudding #22835 LMSさん
373 「いつだって、はじめのブーンて音で動(うご)きだすんだよ。[うそじゃない……/少なくともこの前はそうだったよ。]」 280 ‘And it always starts first buzz. At least it did...’ ロジャが鬼号のエンジンが始動するのを見たのは1回だけです。つまり,最初は「いつだって」ということばを使ったロジャですが,実際には1回だけの経験をもとに「いつだって」と言っていることになります。そこでロジャは「(「いつだって」といったけど実際には1回しか見ていない)でも少なくとも前のときは,はじめのブーンて音で動き出したよ。」と,自分の発言を補足・訂正しているわけです。 #17837 LMSさん
379 息(いき)をはずませていた。[/(改行)]
 一対(つい)のとびらがしまり、もう一対(つい)が
285 to watch the Goblin put to sea.
 Daddy and the pilot had gone down into the cabin
#22835 LMSさん
382-383 航海灯(こうかいとう)をともして、左舷(さげん)に赤、右舷(うげん)に[青/緑]と、シュラウズの定(さだ)めの位置(いち)にぶらさげたときだった。 288 when he had lit the navigation lamps, and put them in their places, red and green, in the port and starboard shrouds, #22835 LMSさん
383 [焼(や)き肉(にく)のプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 289 steak and kidney pudding #19396 駆逐艦
384 たちまちならんで寝(ね)てしまった。[/(改行)]
 ロジャはいそがしい時を
289 they were asleep together.
 Roger had had a busy time.
#22835 LMSさん
398 大いそぎで道を横(よこ)ぎってかんにガソリンを入れ、もどりのバスをつかまえるのに間(ま)に合[った/うだろう]。 300 Just time to nip across the road and get his can filled and catch another bus back.  この文は実際に起こったことを述べているのではなく、ジムのもくろみを述べているのです。 #22835 LMSさん
402 心配(しんぱい)がなくなった。[/(改行)]
 この通(とお)りをくだれば
303 out of sight from the hospital.
 This street came down to the main road
#22835 LMSさん
404 ジムは[鉄道線路(てつどうせんろ)/無蓋貨車]と石炭(せきたん)の山を迂回(うかい)して、港(みなと)を見わたした。 304 He dodged round a railway truck and a heap of coal, and looked across the harbour, #22835 LMSさん
405 ジムは…マストが心もち船尾(せんび)にかたむいているあの白い船体(せんたい)を、[有名(ゆうめい)な/見なれた]赤黒色の三角帆(さんかくほ)をさがした。 305 looking for that white hull with the slightly raking mast, looking for that well-known triangle of dark red sail. この場合のwell-knownは一般的な意味の「有名な」ではなく,ジムにとっての well-knownですから,「なじみの」あるいは「見なれた」くらいがいいと思います。 #17837 LMSさん
407 しらべてみなかった。[/(改行)]
 どうやって港務部長(こうむぶちよう)の
307 but he had never thought of looking that way.
 He never knew how he got out of the harbourmaster’s office.
#22835 LMSさん
417 [太(ふと)い草の綱(つな)/麻のロープ] 315 thick grass rope 「麻のロープ」か「ココヤシの実の外皮の繊維のロープ」『シロクマ号となぞの鳥』40頁も参照。 #8657 真田寛さん
423 「[あなたのお子さん/きみたち子ども]四人で、オランダまで航海(こうかい)[なさったんですな/したんだね]? 318 ‘You four children took her across to Holland?  役人はおとうさんにではなくジョンに話しかけています。文法的にもYouとfour childrenは同格、すなわち同じものを指します。 #22835 LMSさん
424 この船(ふね)を[/北海の]対岸(たいがん)[にうつす/まで走らせた]ことについて、船主(せんしゆ)がなんというかわかりませんが、それは御本人(ごほんにん)におまかせしましょう… 319-320 I don’t know what your owner’ll be saying to you for taking his ship across to the other side, but we’ll leave that to him....  これからおこる出来事ではなく、既に終わったことを指します。つまり鬼号はすでに対岸に渡ったのです。 #22835 LMSさん
426 第27章 入港(にゆうこう) 柱は「入航」となっています。 「入港」にあわせる。 #5895 ジョージ・オードン(仮)さん
429 甲板上(かんぱんじよう)のできごとなど、すこしも気にしているようすがな[い/く、まるでジョンが一生鬼号を帆走させてきたかのように、船をまかせている]。 323 and neither of them seeming to take the least interest in what was happening on deck, but trusting the ship to him as if he had been sailing her all his life. #22835 LMSさん
430 「汽笛(きてき)二回(かい)……左へまが[れ/る]。」ジョンは、わかったことを汽船(きせん)に見せるため、鬼号(おにごう)[を/も]すこし左によせた。 324 ‘Two hoots... Turning to port.’ He turned a little to port himself, to show the steamer he had understood.  細かいことですが、汽笛二回(I)は「左へまがれ」という命令ではなく、自船のコース変更の合図です。 #22835 LMSさん
433 「[やります/アイ・アイ・サー]。」と、ジョンがいった。 326 ‘Aye, aye, sir,’ said John. #22835 LMSさん

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