『海へ出るつもりじゃなかった』補完計画


2001.7.17 高橋 誠
現在の訳と訂正案対応する英語説明指摘者
口絵 [/上陸場で] [2] LANDING ON THE HARD 口絵の題が省略されています。 #19868 HEARTYさん
[/チャンスをつかめ。そうすれば死児しじよわいかぞえなくてすむ。
テッド・ウォーカー英国海軍中佐]
[3]
‘Grab a chance and you won’t be sorry for a might-have-been’
COMMANDER TED WALKER, R.N.
タイトルページ #19889 駆逐艦
[/ヘンリー・クレイ夫人に] [5]
TO
MRS HENRY CLAY
献辞 #19889 駆逐艦
10 前部甲板ぜんぶかんぱんにほんものの[カプスタン/キャプスタン]があるね。」と、ロジャがいった。 14 ‘She’s got a proper capstan on her foredeck,’ said Roger.  『ヤマネコ号の冒険』35頁等『女海賊の島』では「キャプスタン」になっています。 #22777 LMSさん
13 [しおのせい/だめ]だ!」 16 ‘That’s done it!’ That’s done it!:もうだめだ、万事休す、しまった。[2] #22777 LMSさん
17 ジョンはしめおびのたばをみつけた。はばのひろい手うちひもを、みじかく切ったようなものだった。[/ジョンは船室の屋根にいる船長のところへいった。] 19 John found the bundle of tyers, like strips of broad tape. He joined the skipper on the cabin top. #22777 LMSさん
23 だが、とびらをぴしゃりとしめると、[かぎ/かけ金]をかけて、子どもたちのほうにむきなおっていった。 24 He slammed the doors to, latched them and turned round. on the latch:(施錠はせずに)掛け金だけをかけて[2] #22777 LMSさん
29 へやが変にしずかだった。[/(改行)]
 スーザンは、
26  Mother came into a strangely silent room.
 Susan was standing
#22777 LMSさん
33 きみたち、[四、五/二、三]日ぼくのふねにのりこめばいいじゃないか? 30 Why shouldn’t you join for a few days? 【参考】すぐ後でジムは「三日間この四人をあずけてくだされば」とも言っていますので、ここは通常辞書にあるように、「二、三日」の方がいいように思いますが。 #22777 LMSさん
37 ばんねむって考えなさいと、おかあさんがジムにいったのだから、[ロジャも/ジムは]ばんねむって考えなくてはならないのだ。 32 Mother had said that he was to sleep on it, and sleep on it he must.  これはandによって同じことが反復されるという構造(一種の強意表現)になっており、従ってどちらのheもジムを指していると取らないとおかしいです。 #22777 LMSさん
39 ふたりが、にわつうじるドアのところへいってみると、おかあさんが艇庫ていこからにわよこぎってくるのが見えた。[/ふたりは、石段をかけおりて、おかあさんのところへいった。] 33 They went to the door that opened into the garden and saw Mother coming across from the boatsheds. They ran down the steps to meet her. #22792 LMSさん
39-40 かれがじぶんのふねのあやつりかたで、知らないことがあるとしたら、そりゃだれ[も知ら/の役にも立た]ないことだ。』 “What he don’t know about handling that boat of his won’t help anyone.” 【参考】このhelpは「役立つ」という意味です。ですから直訳すると、「そりゃ誰の役にも立たないことだ」となります。ということは、この台詞は「たとえジムが自分の船のあやつり方で知らないことがあったとしても、それは誰の役にも立たない、つまり知っていても意味のないことだ」というニュアンスになります。 #22792 LMSさん
46 「おもちゃのふえだよ。」と、ロジャがいった。「でも、一ペニーよりたかいよ。」
「[よく/どうしても]う[/っていう]のよ、それを。」と、ブリジットがいった。
38 ‘Penny whistle,’ said Roger. ‘At least it cost more than a penny.’
‘He would buy it,’ said Bridget.
現行訳ではこれを習慣をあらわすwouldととったようですが,このwouldはイタリックになっています。これは『スカラブ号の夏休み』341頁にも出てきた,強い意志・固執を表すwouldです。「どうしても…する」という意味に解すべきでしょう。 #17761 LMSさん
47 「これぜんぶは、とてもたべきれないな。」と、ジムがいった。「ご親切しんせつはほんとうにありがたいのですが、しかし……」
「この人たちがたべにかかるのを見るまでは、どんなにたべるか、あなたにはとてもわかりませんよ。」と、おかあさんがいった。「[これは、/]今晩こんばんとあした一日とあさってほぼ一日[分の食糧しよくりようですよ/あるでしょ]。」
39 There’s this evening, and all tomorrow, and most of next day.’ 【参考】ジムが食糧の差し入れが多すぎると思っているのに対し、ウォーカー夫人は決してそんなことはない、と言っている場面です。彼女の台詞の最後の文はその根拠を述べています。つまり、帰ってくるまでには、今晩とあした一日とあさってほぼ一日分の食事をすることになる、すなわち約6食分(x4+ジム)になります。だからこれくらいの食糧が必要なんだ、といっているわけです。 #22792 LMSさん
48 [ビフテキとにくのプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 40 steak and kidney puddings ビフテキと焼き肉が二重になっています。 #19396 駆逐艦
「ドーナッツ。」と、ロジャが言った。「ブタのひき肉いりロールパン、菓子パン、それから、[すぐたべられる/]ハムがたくさん。[/みんなすぐに食べられるよ。] ‘Doughnuts,’ said Roger. ‘and sausage rolls, and rock buns, and a lot of ham all ready for eating.’ #19396 駆逐艦
50 [メイズ/ネイズ](海図の中) 43 NAZE #5895 頭目さん
64 は今のまま[全部ぜんぶあげ/いっぱいにはらませ]ておいてくれ。」スーザンがかじをにぎったとき、ジムがいった。 52 ‘Keep the sails just full,’ said Jim, as Susan took the tiller. #17761 LMSさん
70 「どうして?」[/と、ロジャがいった。] 55 ‘Why?’ said Roger. #22792 LMSさん
電話でんわですか?」[/と、スーザンがいった。] 56 ‘Telephone?’ said Susan. #22792 LMSさん
71 小さくてずんぐりした[三せきの/]蒸気船じようきせんが,ハリッジの突堤とつていからせかせかと出てきた。 A small dumpty steamboat came hurrying out from the Harwith jetties. #12930 LMSさん
77 スーザンは、二つのバーナーに点火てんかして、一つにはおちやのおをわかすやかんを、もう一つにはトマトスープのかんづめを入れたなべをかけて、階段かいだんにこしかけ、長いスプーンでかんづめをたえずゆっくり[とうごかし/かきまぜ]つづけた。 60 Susan lit the burners and put a kettle on one to boil up some water for tea, and sitting on the companion-steps with a long spoon kept the tomato soup stirring slowly round a saucepan on the other. #8774 ミルクの森さん
78 [/]げん航海灯こうかいとう 61 Good as a port light. #289 渋谷提督
87 「[われ/ぼく]らは朝までかえらない…」 325頁にあわせる。 #17761 LMSさん
90 一時間たったときだった。[/(改行)]
 どどどどっ、という音で
70 she was very near the open sea.
 A drumming noise broke the stillness.
#22792 LMSさん
99 それに、ここからは、[ノルウェー南端なんたんみさき/ネイズ]が見えるはずなんだ。 78 And we ought to be able to see the Naze from here. #5895 頭目さん
100 「それから一、二時間たったとき、ぼくは絞帆こうはんして、海を本来ほんらいのすみかにもどす[仕事しごとを/のにひと苦労]していたよ。」 78 ‘And then, an hour or two later, I’ve been taking in reefs and having a job to keep the sea where it belongs. a job:《口語》 大変難しいこと。[2] #22795 LMSさん
106 はじめて人に命令めいれいする立場たちばになった気もちでいった。[/(改行)]
 ふだんなら、おそらくロジャ以外いがい
82 feeling that for the first time he was in command.
 Except, perhaps, Roger, not one of them would in the ordinary way
#22795 LMSさん
109 「こことフェリクストウのあいだに、[自動車修理場じどうしやしゆうりじよう/ガソリンスタンド]が一けんあるんだ…」 84 ‘There’s a garage between here and Felixstowe,...’ garage はイギリスでは「ガソリンスタンド」を意味することが多いです。「自動車修理場」でも間違いではないですが,この場合ガソリンを買いに行くのですから。 #17779 LMSさん
110 だれも[ふねにあげ/落ちるようなことをさせ]ちゃだめだよ。だれかが[あがってき/落ち]たら、あたまをぶんなぐってやれよ。 85 Don’t let anyboy fall o.b. If anybody does bat them on the head. fall overboard:船から(水中に)落ちる。[2] #22795 LMSさん
111 ぐたびに、小鬼こおに船首せんしゆの下から、水がほとばしり出て、航跡こうせきの小さなとがったなみが、あぶらのような水面すいめんにひろがっていった。
船長せんちようは[ボートが/][げないの?/ぐのうまいね。]」と、ロジャがいった。
85 The water spirted from under her bows at every stroke, and the sharp ripple of her wash spread across the oily water. ‘Can’t he row?’ said Roger. #8518 ミルクの森さん
115 [赤/青]いたまごたて五つ 87 five blue egg-cups #3352 Titmouseさん
124 「ああ、ブラディング青年せいねんふねか…おーい! 鬼号おにごう航行中こうこうちゆうかい?」
停船中ていせんちゆう[かい?/です!]」
95 ‘That’s young Brading’s boat... Ahoy! Are you under way?’
‘Anchored!’ (Puffinでは?ですが、1983年のJonathan Cape版で!に訂正されました。)
#12936 ジョージ・オードン(仮)さん
129 それといっしょに、「[はにゅうの宿やど/故郷の人々]」の合唱部分がつしようぶぶんのはじめのところが、 98 and the first part of the chorus of ‘The Old Folks at Home’, #22795 LMSさん
144 「なにもかも整頓せいとんしておこうよ。」とジョンがいった。「操舵室そうだしつつなだらけで、まるで[ネコのかご/あやとり]みたいだぜ。」 109 cat’s cradle #8550 ミルクの森さん
150 船首せんしゆのほうからきこえたかと思うと、つぎは[真横まよこ/右ななめ前]から、つぎは左ななめうしろ 114 Now it was over the bows, now broad on the starboard beam, now over the port quarter, broad on the beam:船の正横方面から船首方向までの(『ランダムハウス英語辞典』) #22795 LMSさん
154 下の船室せんしつでは、ジョンが左舷さげんのマットレスをもち上げて、[片手かたて/頭]でおさえながら 116 Down in the cabin John had lifted the mattress on the port bunk, and, keeping it out of the way with his head, #22795 LMSさん
154 ビーチイ・ヘッドからダンジニスまで……ニューヘブンからショアハムまでの輪郭図りんかくず……ラングストンとチチェスターの諸港しよこう……ドーバーから[ダンジニス/ダンジネス]…… 116 Beachy Head to Dungeness... Plans of Newhaven and Shoreham.... Langston and Chichester Harbours.... Dover to Dungeness...  『ヤマネコ号の冒険』136頁との統一。 #22795 LMSさん
166 [あの/これ以上ひどい]約束やくそく[をぜんぜんまもらないなんて、できないはずなの/違反はないだろう]に。 126 They couldn’t have broken that promise into smaller bits. 「約束を破る」は英語では break a promise ですが,一方break〜into small bitsは「細かく砕く」の意味です。つまりこの部分は直訳すると「あの約束をこれ以上こなごなにはできなかっただろうに」という意味になります。 #17779 LMSさん
170 [ジム/ジョン]きりの中をゆびさしていた。 129 He was pointing into the fog. これは霧の中で鬼号が外海へ出て行く場面ですから、ジムが鬼号にいるはずはありません。この「he」はジョンのことです。 #17796 LMSさん
172 南東なんとう[にむかい、それからほんの/より]ちょっと東に[える/むかう]…… 130 South-east and a little bit east...
南東よりすこし東にむかえば通りぬけられるんだ。(172頁)
If we go a bit east of south-east we’ll get through.(p.130)
#22809 LMSさん
173 生死せいし問題もんだいになる場合ばあい、あらゆる規則きそく[海にすてら/無視さ]れるってことよ…… 130-131 When it’s Life and Death all rules go by the board. go by the board:〈風習などが〉すたれる、無視される。[2] #22809 LMSさん
175 ジャイブしてブームがこわれたり、バックステーが切れたり、[とき/さら]にはマストがれておちてきたりする危険きけんはなくなった。 132 No need to be afraid of a jibe, with all its dangers of breaking boom or backstay or even bringing the mast in ruin. 「even」ですから,「ときには」ではなくて,「…さえ」です。 #17796 LMSさん
ジョンがかじをすと、コンパスカードはもとのところまでゆれうごき、行きすぎた。[/またもどすんだ。]ジョンはかじの上にのしかかって、一にコンパスと海図かいず両方りようほうを見ようとした。 He pressed on the tiller and the compass card swung back to its old position and a little beyond it. Back again. He leaned on the tiller and tried to see both chart and compass at once. #22809 LMSさん
178 「わたしがいくわよ。」スーザンがはげしい口調くちようでいって、深呼吸しんこきゆうを一つすると、よろよろしながら船室せんしつへおりていった。[うしろ/あと]にのこったジョンとロジャは、[あきれたように/ぞっとして]かおを見合わせた。 135 ...leaving John and Roger looking at each other with horrfied eyes.  horrifiedは「あきれたように」ではなく,恐怖に襲われたようす,すなわち「ぞっとしたように」です。スーザンを怒らせてしまったことで,ジョンたちはぞっとしているわけです。また「うしろにのこった」よりは「あとにのこった」の方が自然でしょう。 #17796 LMSさん
181 浅瀬の外側に出れば安全だ。ぶつかるものはないんだ。[/スーザン、ぼくたちが正しかったってことがわからないのかい?] 137 We’re safe outside and we haven’t hit anthing. Susan, don’t you see we were right? #22809 LMSさん
183 すぐにふたたび出帆しゆつぱんできる……」[(改行)/]「ステースルも上げる?」 138 Soon you may make sail again ...’‘Will we put the staysail up?’ #22809 LMSさん
186 ティティは、ちょうどゆかに足をおろしたとき、その声をきいた。[/一瞬、ためらった。] 140 Titty heard her, just as her feet were on the floor. For a moment she hesitated. #22809 LMSさん
190 「ぼくの[/腕]時計とけい船室せんしつにおいてある。」と、ジョンがいった。「時計とけいをちょっと見てきてくれよ、ロジャ。」 143 ‘My watch is in the cabin,’ said John. ‘Have a look at the clock, Roger.’  原文ではwatchとclock使い分けています。従ってこの二つは別物です。 #22809 LMSさん
192 だが、真夜中まよなか海岸かいがん浅瀬あさせ[ときわどいたたかいをする/に近づく]のはどうだろう? 144-145 But what about closing with the coast and all its shoals in the middle of the night? close:【海事】〈船が〉(岸に)近づく[2] #22809 LMSさん
197 ロジャがいった。[(改行)/]ジョンは、長いあいだではじめて 148 said Roger, and John, for the first time for many hours, #22809 LMSさん
202 わたし、たえられない。」[(改行)/]スーザンは、ジョンがもう一 151 I can’t bear it.’ For one awful moment she had thought #22812 LMSさん
203 [がんばれ/さあ、はやく]、スーザン……をしぼれば、すぐに操舵そうだらくになるんだ。いいかい。[こんなふうにはじめ/足をこんなふうにす]るんだ。 152 Buck up Susan.... It’ll be easier the moment she’s reefed. Look here. Get your foot like that. buck up:[通例命令形]急ぐ。 #22812 LMSさん
206 いやいや、休めない。スーザンは、あのかじに長いあいだしがみついてはいられないだろう。[がんばる/いそぐ]んだ! 155 Oh, no, he couldn’t. Susan wouldn’t be able to hang on to that tiller for long. Buck up!  203頁参照。 #22812 LMSさん
209 なみばかりだった。[/(改行)]
 そら、これでおわったぞ
158 and spray blown from their crests.
 There. The thing was done.
#22812 LMSさん
211 「ジョン!」スーザンはおこったような声でよんだ。いったい、なんのために立ったりしているのかしら?[/(改行)
 「ジョン!」スーザンのおこった声は、思わずたすけをもとめるよび声にかわった。]
スーザンは、またはきそうになっ[て、/たのだ。]いき[をとめ/がつまっ]
159  ‘John!’ Her call was indignant. What on earth was he doing that for?
 ‘John!’ Her angry call turned unexpectedly into a call for help. She was going to be sick again. She choked.
 スーザンは「ジョン!」と3度呼んだわけですが、その都度声の調子が変わっているのです。
  • 1回目:おこった声
  • 2回目:おこった声→たすけをもとめる呼び声
  • 3回目:たすけをもとめる呼び声→恐怖のさけび
「ジョン!……きやっ!」スーザンのたすけをもとめるよび声が、恐怖のさけびに変わった。
がすぐ後にあります。
#22812 LMSさん
220 [みぎ/まっすぐ]前方ぜんぽうよ。」と、スーザンがいった。 165 Right ahead,’ said Susan.  このrightは「右」ではなく、「まっすぐ」の意味です。だから衝突しそうになったのですね。 #22812 LMSさん
245 甲板かんぱんねむっていて見のが[さないんなら/すよりも]、あたたかい船室せんしつ[にいたっ/で眠ってい]て見のが[さないでしょ/す方が多いってことはないわよ。] 184 You won’t miss any more by being asleep in the warm cabin than by being asleep on deck.  直訳すると、「甲板で眠っていて見のがすよりも、あたたかい船室で眠っていて見のがす方が多い、ということはない。」 #22824 LMSさん
249 今晩こんばんだけは、ジョンが鬼号おにごう[支配者しはいしや/船長]だった。 187 He, for that night, was the Master of the Goblin,  423頁の入港許可書の文面の「船長」は原文ではMasterになっています。 #22824 LMSさん
268 サウ・イースト・バイ・イースト……[(改行)/]すでに、前方ぜんぽう 201 South-east by east. ... Already the sky ahead of them was paling #22824 LMSさん
289 もう一ハッチがしまった。[/(改行)]
 ロジャが、マストのすぐそばの舷窓げんそうから
219 down came the hatch once more.
 Looking out from a porthole close beside the mast,
#22824 LMSさん
304 「シンバッド[をさがし/に気をつけ]て!」ティティが、座席ざせきからすべりおちながらさけんだ。子ネコはじぶんのをすくうために、みんなの足がごちゃごちゃにこんがらかっているゆかに、ぴょんとおりた。 109 ‘Look out for Sinbad!’ #8550 ミルクの森さん
312 あのりょうたち[も、なにか考えたにちがいないが,それはどんなこと/は(このひどいありさまを見て)なんと思った]だったろう? 235 What must those fishermen have thought? これはオランダの漁船に出会った後で,前部甲板がひどい状態になっているのを見たジョンの感想です。直訳すれば現行訳のようになるのですが,これもいわゆる修辞疑問文というもので,りょう師たちが何を考えたんだろうと疑問に思っているのではなく,答えは既にわかって言っている,すなわち「彼らはさぞひどい状態だと思ったことだろうなあ」という気持ちを表しています。 #17837 LMSさん
322-323 ボートではひとり[だけ/][いで/オールをひきあげて]いた。その男がオールを[ひきあげ/しまっ]船尾座席せんびざせき位置いちをかえる[と/たが]、ほかのひとり[がかわって/は]ぎつづけた。 242 One of the men in the boat was pulling in his oars. He stowed them and moved to the stern-sheets, while the other went on rowing.  pull inは文字通り、「ボートの中へひき上げる」という意味だと思います。次の文にもあるように、この男(これが水先案内人です)は鬼号に乗り込むために、漕ぐのをやめてボートの船尾に移ったわけです。一方、もう一人の男は初めからずっと漕ぎつづけています。went on rowingでわかります。 #22824 LMSさん
327 しかし、ロジャは、また、かれ最近さいきんのきかせものの一つ、[「はるかなるスワニー川」/「故郷の人々」]をぐいぐいきならしはじめた。 246 Now he was working away again at one of his latest show pieces, a great part of which he knew almost for certain,  題名を補っているのですが、「故郷の人々」が一般的です。「はるかなるスワニー川」は直後に出てくる歌い出しです。129頁も参照。 #22813 LMSさん
339 郵便小為替ゆうびんこがわせをもっていた。[(改行)/]出航しゆつこうする前におかねにしとけば 255 to buy a new drawing-book. ‘If only I’d changed it before we started,’ #22824 LMSさん
340 水先案内人みずさきあんないにんにはらうおかねをすこしおくってくれるように、おかあさんにたのまなくちゃ。[/水先案内人みずさきあんないにんには待ってくれるように、たのまなくちゃならないわね。] 256 We’ll have to ask Mother to send us some money for the pilot. We’ll have to ask him to wait. #22824 LMSさん
345 おいぼれは、船長せんちよう船内せんないだとばっかり思ってた……さけびんをかかえて、とね……[ところが男の子の/]あんたが[/ボーイだと] 259 He dink de capten down below...wid de bottle perhaps...and you de boy....  boyはcapten(船長)との対比だと考えられますから、職名と取るのが自然です。 #22824 LMSさん
347 どなるようにいった。[/(改行)]
 「無料むりようです。無料むりよう
261 with an enormous hand.
‘Nodings,’
#22824 LMSさん
372 [にくのプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 280 steak and kidney pudding #22835 LMSさん
373 「いつだって、はじめのブーンて音でうごきだすんだよ。[うそじゃない……/少なくともこの前はそうだったよ。] 280 ‘And it always starts first buzz. At least it did...’ ロジャが鬼号のエンジンが始動するのを見たのは1回だけです。つまり,最初は「いつだって」ということばを使ったロジャですが,実際には1回だけの経験をもとに「いつだって」と言っていることになります。そこでロジャは「(「いつだって」といったけど実際には1回しか見ていない)でも少なくとも前のときは,はじめのブーンて音で動き出したよ。」と,自分の発言を補足・訂正しているわけです。 #17837 LMSさん
379 いきをはずませていた。[/(改行)]
 一ついのとびらがしまり、もう一つい
285 to watch the Goblin put to sea.
 Daddy and the pilot had gone down into the cabin
#22835 LMSさん
382-383 航海灯こうかいとうをともして、左舷さげんに赤、右舷うげん[青/緑]と、シュラウズのさだめの位置いちにぶらさげたときだった。 288 when he had lit the navigation lamps, and put them in their places, red and green, in the port and starboard shrouds, #22835 LMSさん
383 [にくのプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 289 steak and kidney pudding #19396 駆逐艦
384 たちまちならんでてしまった。[/(改行)]
 ロジャはいそがしい時を
289 they were asleep together.
 Roger had had a busy time.
#22835 LMSさん
398 大いそぎで道をよこぎってかんにガソリンを入れ、もどりのバスをつかまえるのにに合[った/うだろう] 300 Just time to nip across the road and get his can filled and catch another bus back.  この文は実際に起こったことを述べているのではなく、ジムのもくろみを述べているのです。 #22835 LMSさん
402 心配しんぱいがなくなった。[/(改行)]
 このとおりをくだれば
303 out of sight from the hospital.
 This street came down to the main road
#22835 LMSさん
404 ジムは[鉄道線路てつどうせんろ/無蓋貨車]石炭せきたんの山を迂回うかいして、みなとを見わたした。 304 He dodged round a railway truck and a heap of coal, and looked across the harbour, #22835 LMSさん
405 ジムは…マストが心もち船尾せんびにかたむいているあの白い船体せんたいを、[有名ゆうめいな/見なれた]赤黒色の三角帆さんかくほをさがした。 305 looking for that white hull with the slightly raking mast, looking for that well-known triangle of dark red sail. この場合のwell-knownは一般的な意味の「有名な」ではなく,ジムにとっての well-knownですから,「なじみの」あるいは「見なれた」くらいがいいと思います。 #17837 LMSさん
407 しらべてみなかった。[/(改行)]
 どうやって港務部長こうむぶちよう
307 but he had never thought of looking that way.
 He never knew how he got out of the harbourmaster’s office.
#22835 LMSさん
417 [ふとい草のつな/麻のロープ] 315 thick grass rope 「麻のロープ」か「ココヤシの実の外皮の繊維のロープ」『シロクマ号となぞの鳥』40頁も参照。 #8657 真田寛さん
423 [あなたのお子さん/きみたち子ども]四人で、オランダまで航海こうかい[なさったんですな/したんだね] 318 You four children took her across to Holland?  役人はおとうさんにではなくジョンに話しかけています。文法的にもYouとfour childrenは同格、すなわち同じものを指します。 #22835 LMSさん
424 このふね[/北海の]対岸たいがん[にうつす/まで走らせた]ことについて、船主せんしゆがなんというかわかりませんが、それは御本人ごほんにんにおまかせしましょう… 319-320 I don’t know what your owner’ll be saying to you for taking his ship across to the other side, but we’ll leave that to him....  これからおこる出来事ではなく、既に終わったことを指します。つまり鬼号はすでに対岸に渡ったのです。 #22835 LMSさん
426 第27章 入港にゆうこう 柱は「入航」となっています。 「入港」にあわせる。 #5895 ジョージ・オードン(仮)さん
429 甲板上かんぱんじようのできごとなど、すこしも気にしているようすがな[い/く、まるでジョンが一生鬼号を帆走させてきたかのように、船をまかせている] 323 and neither of them seeming to take the least interest in what was happening on deck, but trusting the ship to him as if he had been sailing her all his life. #22835 LMSさん
430 汽笛きてきかい……左へまが[れ/る]。」ジョンは、わかったことを汽船きせんに見せるため、鬼号おにごう[を/も]すこし左によせた。 324 ‘Two hoots... Turning to port.’ He turned a little to port himself, to show the steamer he had understood.  細かいことですが、汽笛二回(I)は「左へまがれ」という命令ではなく、自船のコース変更の合図です。 #22835 LMSさん
433 [やります/アイ・アイ・サー]。」と、ジョンがいった。 326 ‘Aye, aye, sir,’ said John. #22835 LMSさん

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