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2020.03.21

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2018.12.24

2020.11,28

2020.10.03

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2020.04.21

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2018.04.01

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2018.04.01

2017.11.27

2017.12.23

2017.11.27

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お世話になりました・神田川四季の道の桜 (2022.12.22)

神田川の遊歩道<四季の道>の小滝橋(早稲田通)からJR総武・中央線の間に植えられている桜の大樹が3本伐採されました。
川の両サイドには約50本ずつの桜並木があり、季節になると毎年、地元の人の目を楽しませてくれていました。
その桜のうち中野区側の3本の桜の幹の空洞化が大きくなり、倒木の危険性が大きいということで伐採されました。
ここに来て、もう30年以上花見を楽しんできましたが、どの樹ももう老齢と言われるまでに年を経てきましたので、いずれ同じような症状になっていくのではないかと心配になりました。
伐採した樹の後には新しい木を植える計画になっているようです。こうして少しずつ新旧入れ替わっていくのでしょうが、うまく代替わりをして立派な桜並木が保たれるように願いたいものです。
3本の桜には「お世話になり、ありがとう」です。

写真(左):伐採を知らせる中野区の通知書類。(右)中央が変色している切り株。

最後の一枚・新型コロナ対策用中国製マスク (2022.12.17)

2020年の年明け、中国発の新型コロナウイルスが日本にも上陸して、東京都の1日の新規感染者が一桁から二桁、そして三桁になり、3月末にはTVタレントの志村けんが新型コロナウイルスの犠牲になり、世間は一気にコロナの恐ろしさを実感することになりました。
感染が空気、接触によるものなので、この頃からマスク、消毒用アルコールがドラッグストアなどの店頭から姿を消す事態となりました。
この頃大量に輸入されたのがコロナ発生源とされた中国製の<青色>の不織布マスクでした。
個人的には4月半ばに通販でマスクを申し込み、近所にできた臨時マスク販売店舗でも購入し、<青い>中国産マスクを40枚入手しました。
そのうちの1枚がこのマスクです。
ほぼ同時に、シャープ製のマスクの抽選販売に当選したましたので、その後は継続して購入し、使用することになりました。<白い>不織布マスクです。
最近気がついたら、引き出しのシャープ製マスクの陰に<青い>マスクが残っているのに気がつきました。2年以上<白>マスクだったので、気分転換に時折<青>マスクを使ってみましたが、それもついに最後の1枚を残すのみとなりました。
コロナの経緯。
第1回目の緊急事態宣言。2020年4月7日、東京都の新規感染者数が100人を超える。
第2回目の緊急事態宣言 2021年1月7日。年末に1000人超え。宣言日には2500人。
第3回目の緊急事態宣言 2021年4月25日 500人から1000人規模。
第4回目の緊急事態宣言 2021年7月12日東京都から8月27日の21の都道府県に拡大。4〜5000人規模。
2022年1月20日。1日1万人超えも宣言は出ず。
2022年2月8日。1日2万人超え。
2022年7月21日。1日3万人超え。
2022年7月28日。1日4万人超え。
2022年12月16日。1日16000人。12月は1万人から2万人の間で推移。死者も一日二桁台が続いている。
来年には新型コロナ禍生活も丸3年、足掛け5年になります。ウイルスも次々新種に変化しています。重症化率が少ないとかで、屋外ではマスク着用の必要がないなどと言われていますが、まだまだマスクが手放せない状況が続きそうです。
コロナ禍初期の一時期にお世話になった<青い>中国製マスク。懐かしくもありがたくもあります。


2週にわたる過酷な就職試験・LPGA・Qシリーズ (2022.12.12)

米女子ツアー23シーズンへの出場権を獲得するためのQスクールは8月のファーストステージ、11月のセカンドステージを経て最終サードステージ(Qシリーズ)が12月1日からの第1週、12月8日からの第2週と合計8日間、144Rで行われました。
Qスクールは基本的には米女子下部のエプソンツアーへの出場権、優先順位を決めるものですが、最終のQシリーズで上位45位Tまでの選手がレギュラーツアーへのメンバーとして登録が可能となります。
2022Qスクールのファーストステージは参加313選手、106選手がセカンドステージへ。セカンドステージはセカンドステージから出場資格のある選手を含め170選手が戦い、50選手が最終予選会(Qシリーズ)へ進みました。
Qシリーズはセカンドステージから勝ち上がった選手50人、Qシリーズから登場する選手50人、計100人が出場しました。
最終予選会からの出場資格は、LPGAツアーで戦いシード獲得を逃した選手や下部のエプソンツアーで惜しくも昇格ならなかった選手、LET(ヨーロピアンツアー)で戦ってきた選手、そして世界ランキング75位以内の選手です。
日本の勝みなみ、西村優菜はロレックスランキング75位以内の資格で参加しました。
二人は第1週を70位以内に入り、第2週を戦いました。そして勝みなみは<ー24>5位、西村優菜は<ー15>24位Tの成績でレギュラーツアーへのメンバーとしての登録資格を確保しました。
しかし、登録したからといって無条件に試合に出場できるわけではありません。
来季ツアーへの出場優先権は、1)今季ポイント上位80人、2)生涯獲得賞金上位20人、3)過去5年間のメジャー大会優勝者、4)過去2年間のLPGAツアー優勝者、などたくさんの優先項目があり、Qシリーズ上位20位Tまでが優先項目の14)番目、21位から45位Tまでが15)番目、と優先順位が低いため、試合に出場できる機会はQシリーズの通過順位によって大きく変わってきます。
昨年でいえば7位通過の古江彩佳は前半のほとんどの試合に出場できましたが、20位Tだった渋野日向子には出場人数の少ない前半の試合にはほとんど出場できませんでした。
というわけで、勝みなみには来季のレギュラーツアーの試合に出場できる可能性はかなり大きいのですが、24位Tの西村優菜にはほとんど可能性はないといえます。
2週にわたる米女子ツアーへの過酷な就職試験は終わりました。勝みなみ、西村優菜には明暗の分かれた結果になってしまいました。

ちなみにファーストステージからQスクールにチャレンジした識西諭里(おにし ゆり)は、最終Qシリーズの第2週まで頑張りましたが、45位T以内に残れず、新たな職場を求めて、今週末のヨーロッパツアーのQTに挑戦するそうです。

写真(上) 「INSIDE THE ROPES(ギャラリーとコースを隔てるロープの内側)」のカードを受け取り記念撮影する勝みなみ

写真(左) 明暗が分かれたが、カードを手にカメラマンに応える勝と西村
*)写真はゴルフダイジェスト・オンラインから転載。

日本の年間女王・山下美夢有・JLPGAツアー最終戦 (2022.11.28)

日本の女子プロゴルフのツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が11月24日〜27日に宮崎カントリー倶楽部で行われ、勝みなみとのプレーオフの末、山下美夢有が優勝を飾りました。
これで今期5勝(内メジャー2勝、通算6勝)、出場33試合中トップ10が21回という成績で、以下の記録を達成しました。
今期から正式に導入されたポイントランキング制による成績評価のロレックスラン キング1位の座を、2週前の「伊藤園レディース」の優勝で確定していましたが、さらに年間獲得賞金最多記録、年間平均ストロークで日本人選手初となる<60台>の達成です。
ポイントでは2位の西郷真央に1200P、賞金額では15年、イ・ボミの23000万円を超える23500万円で2位の西村優菜に8500万円の差をつけており、平均ストロークは69,9714で19年に申ジエが記録した69,9399に次ぐという素晴らしい内容でした。
ちなみに今期米ツアーの年間平均ストロークの第1位はリディア・コの68,988、14位だった畑岡奈紗でさえ69.937で日本ツアー最高の申ジエの69,939を上回っています。試合数など環境の違いはあってもレベルの差に驚きます。
山下美夢有はインタビューに答え「一年間、楽しかったです。いろいろと勉強することばかりで。とにかく、1試合の積み重ねです。その結果がこうして5勝。目標を立てたことがすべてクリアできた。初心を忘れない。これまで通りに来年もやります」と。

2001年生まれ、2019年11月プロテスト合格、2020年1月92期生として入会したもう一人に西郷真央がいて、二人をずっと応援してきました。
西郷真央は今期初め、10戦5勝などという華々しいスタートを切りましたが、米本土、ヨーロッパへの米ツアー・メジャー参戦から帰国後、前半の勢いをなくしてしまったように見えました。
そして終盤の先週は予選落ち、今週は思わぬ大乱調で、初日こそランキング2位で1位の山下と最終組でプレーしましたが、2日目以降3日間は成績最下位の1組目でプレーを続けることに。
春には思いもしなかったことが秋に起こりました。これでシーズン終了では、なんとも悔しい1年になってしまいました。
本人はインタビューに答え「パッティングやグリーン周りでスコアを作れていたことは、年間を通してよかった点です。オフはクラブを握らない時間を取って、一度リセットしてゼロから積み上げていきたい」と言っていたそうです。

いいオフを過ごして、来季またこの二人のいいプレーが見られるのを楽しみにしています。

写真(上):プレーオフを制した後、涙をこらえる山下美夢有
(中):メジャー・チャンピオンの赤いブレザーを着て優勝カップを手にする山下美夢有
(下):思わぬ成績ながら4日間を耐え抜いた西郷真央

*)写真(中)、(下)はLPGAのHPから、(上)はWOWOW TV画面から転載。
*)二人のインタビュー内容はLPGAのHPから転載。

こちら4冠女王、リディア・コ・米女子ゴルフツアー最終戦 (2022.11.21)

米女子ゴルフツアー最終戦<CMEグループツアー選手権>が11月17日〜20日に行われ、リディア・コ(25、ニュージーランド)がレオナ・マグワイア(27、アイルランド)との接戦を最終2打差、<ー17>で優勝しました。
2014年以来、自身2度目の優勝です。
女子ゴルフの賞金としては破格の優勝賞金200万$を獲得しました。
この優勝で今季のCMEランキングトップ=年間女王、年間最優秀選手賞、賞金女王、年間最少ストロークのベアトロフィー賞と主要な賞を総なめにしました。
<CMEグループツアー選手権>
米女子ゴルフツアー最終戦で、出場資格は、直前の大会終了時点でのCMEポイントランキング60位タイ以内、もしくは今シーズンのツアー優勝者のみに限られます。今大会は60人が出場しました。
賞金総額は700万$、優勝賞金は200万$です。競技は4日間、72ホールで予選カットはありません。
なお、日本人選手は畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子がランキング60位以内で出場しました。

写真(上):優勝したリディア・コ
韓国出身、6歳でニュージーランドへ移住。2013年にプロ転向。ツアー通算19勝(メジャー2勝)
韓国の漢字表記で姓「高」を当てている記事はリディア・「コー」したものもありますが、ここでは「コ」としました。
(左):18番ホールで娘を抱き、息子に記念のピンフラッグを持たせるリディア・コのキャディー。
この大会では、優勝者のキャディーは最終ホールのピンフラッグを記念に持ち帰ることができる。

*)写真(上)はLPGAのHPから、(左)はWOWOW TV画面から転載。

11年ぶり優勝、今期二人・日本女子プロゴルフ (2022.11.20)

<大王製紙エリエールレディス>の最終日、首位と1打差で出た藤田さいき(36)が4バーディ・ボギーなしの「67」をマークし、2日間にわたる鈴木愛との競り合いを制し、トータル<ー21>で逆転優勝を飾りました。
これは2011年<富士通レディース>以来となる11年35日ぶりの勝利で通算6勝目、また結婚後初の勝利でもありました。
今期は11年ぶり優勝がもう一つありました。
ちょうど一月前の<樋口久子 三菱電機レディス> で金田久美子(33)がツアー史上最長となる11年189日ぶりの優勝を決めていました。
JLPGAのツアーは昨シーズン、今シーズンを通じて、いわゆる「〇〇世代」の若手選手の活躍が目立ち、優勝者のほとんどがその世代の選手で占められていました。
その中で上田桃子、菊地絵理香などの30代選手の活躍が見られましたが、何と言ってもシーズン終盤の金田、藤田の長いブランクの末の優勝達成は、同世代の選手には、大いに発奮材料になったのではないかと思います。
今年もプロテストを受かったばかりの10代の選手の活躍もありました。また新しい今年のプロテスト合格者が来季に登場して来ます。
金田、藤田に刺激されたベテランが奮起して、若手に負けない試合ぶりを来季に期待したいと思います。

写真(上):藤田さいき、(下)金田久美子。
(左)優勝パットを沈めて、思わずしゃがみ込んで顔を覆う藤田さいき。
*)写真はいずれもJLPGAのHPから転載。

進む秋 その③・昭和記念公園 (2022.11.18)

昭和記念公園のイチョウ。前から中央の噴水の列を挟んで立ち並ぶ写真を見ていたので、黄葉は今か今かと待っていました。 紅葉情報では「ただいま7−8割」なので紅葉の見頃は週明けかなと思っていましたが、日曜日から天気は下り坂という予報なので、思い切って出かけて見ました。
銀杏並木は二箇所あり、写真で見ていたのは<カナールの銀杏並木>だそうで、もう一つは<かたらいの銀杏並木>なのだそうです。
知らずに「いちょう並木」の案内板に誘われて行ってみると<かたらいの銀杏並木>の方でした。約300mの並木道で、黄葉は9割がた進んでいました。
案内図を見てみると<カナールの銀杏並木>は入ってきた西立川入口を反対の立川入口の方向にあることが分かりました。 来た道をまた引き返すことになりました。
先月、イエローコスモスを見に来た時も随分歩きましたが、今回<カナールの銀杏並木>にたどり着くのにも少し時間がかかりました。
写真で見た景色に行き着いて安心しました。ちょうど見頃で、週明けの雨の後ではちょっと遅かったかもしれません。
残念なのは、写真右側の並木の所々に枯れた樹が何本も含まれていたことです。心配です。

写真は<カナールの銀杏並木>。右列の樹に枯木が目につきます。

進む秋 その②・神宮外苑 (2022.11.17)
一昨日、気温がぐっと下がって寒い日となったので、紅葉情報を調べると、神宮外苑の銀杏並木は7〜8割が黄葉し、見頃とありましたので、出かけて見ました。
車道となっている昔の参道を挟んで左右に二列ずつのイチョウの並木が約300m続いています。
二列のイチョウの間はトンネル状態で、ちょうど昼下がりの時刻、晴天にも恵まれて大勢の人出で、歩くのにも苦労するくらいの混雑ぶりでした。
紅葉の進み具合は、ご覧の通り車道側の樹は8割がた黄色く色付いていましたが、外側の樹はまだ緑の葉を多く保ったままでした。日当たりの関係があるのでしょう。
見物人は外国の人が多く、聞こえてくる言葉も目にするファッションもいつもと異なり、より楽しい秋散歩となりました。

進む秋 (2022.11.07)
気温の変化が結構激しくて、順調に季節が移っているとは思えない日々が続いています。
しかし、散歩の途中で出会う景色の中に「秋は進んでいる」と感じさせるものを発見したりします。
左の植物の名前はわかりません。葉先から徐々に紅葉していく様が見られます。
右は桜並木の中で残された一枚の枯葉がやけに大きく浮かび上がっていました。
前回とは季節が逆戻りの話題となりました。

冬のおとづれ (2022.10.26)
今朝は雨上がりの快晴で冬景色の富士山がくっきり見えました。
初冠雪は9月30日だったらしいのですが、頂上にほんのわずか白いものが見られた程度だったようです。 が、24日夜から25日朝方の雨で一気に雪化粧に。
週末に向けて少し暖かくなるそうですが、いよいよ冬に向かって日々進んでいきます。
インフルエンザとコロナにご用心を。

イエローコスモスの丘・昭和記念公園 (2022.10.11)

姉夫婦に教えられて昭和記念公園の<イエローコスモス>が一面に咲く「花の丘」に行ってみました。
西立川のゲートから入って、ネットから取り出した小さな地図を頼りに歩き始めました。が、すぐに不安になりゲート近くの自転車置き場の職員の方に聞きました。
園内地図と見どころ地図の二つをもらい、「池を回って道なりに行ってください」の言葉を頼りに、広めの舗装道を歩きましたが、それらしい場所は見当たりません。
左の原っぱの先に背丈のある花の一群を見つけて近づくと色とりどりのコスモスの花壇でした。
そのまま花壇を通り過ぎ、また舗装道に出て歩き始めましたが、目印の案内板にも出会わず、やっとたどり着いた休憩所の案内板は広場を挟んだ「花の丘」とは反対の番号でした。
元の色コスモスの花壇を横切って舗装道を進んだところで、「花の丘」の案内を目にしました。
園に入って<イエローコスモス>に出会うまで小一時間費やしたことになります。
しかし、そこまでの苦労をすっかり忘れさせる素晴らしい景色でした。
間違って渡り直した広場の片隅にあった<枯れ向日葵>の花壇の写真も掲載しておきました。

昭和記念公園は東西800m、立川方面から砂川方面への南北1800mほどの広さの公園です。中央の池と広場(原っぱ)を周遊するように舗装道が敷かれています。
他に運動広場、バーベキュウガーデン、プール、サイクリングロードなどの施設があります。ドッグランもあり犬の入園も自由です。


痛恨のトリプルB・西郷真央予選落ち・日本女子オープン選手権 (2022.09.30)

初日の成績が<+3>で、予選通過に黄信号だったので、心配しながら西郷真央の応援に試合会場まで出かけました。
この日は午前スタートだったので、コースについてスコアを確認すると<+6>になっていました。
18番グリーン脇で待っていると、ちょうど馬場咲希、勝みなみ、西郷の組がやってきました。西郷は3打目をピン傍に寄せてバーディーを取りました。
これで予選カットラインまであと一息の<+5>。後半の9ホールでなんとかしてくれると期待して、同伴しました。
しかしなかなかバーディーを取ることは出来ませんでした。やっときたバーディーチャンスは6番パー3でした。
ティーショットをピン傍につけ、これで予選通過が見えてきたと思ったのですが、パットが弱くカップ際でストップ、バーディーとはなりませんでした。全く悔しい結果となりました。
しかし7番はパー5のロング。バーディーのチャンスは十分作れます。西郷真央自身も当然そのことは頭にあったはずです。
ところが、前のホールのパットの失敗が整理しきれていなかったのか、ティーショットを大きく曲げて林の中に打ち込んでしまいました。
その後は、コースに戻してのショットが樹に当たったりして、5打目でやっとグリーンエッジに。アプローチが寄らず2パットで、なんとパー5で思いもよらぬトリプルボギーを打ってしまい<+8>。予選突破は遠ざかってしまいました。
ホールアウトしてスコアカード提出所のテントへ行くまでの歩みの間に、目にはすでに薄っすらと涙が浮かんでいたように見えました。
この日は午後組も全体にスコアを崩し、アンダーパーで回った選手は4人だけで、結局、カットラインは午前中の<+4>から最終的に<+7>にまで下がってしまっていました。
<+5>で我慢しきれていれば、せめてダブルボギーに収めていればと、クラブハウスでの西郷真央の気持ちが思いやられます。結果、たった1打差の予選落ちだったのです。
5月のメジャー<ワールドレディース>と次週の試合に連続して予選落ちして悔し涙を流した翌週の<ブリジストン>で優勝しました。
先週は休み、今週はメジャーの<女子オープン>を予選落ち、そして翌週の<スタンレーレディース>で優勝という期待を抱いて活躍を待ちたいものです。
ただ一つ、<US女子オープン>から<AIG女子オープン>までの夏場の二ヶ月余の米・欧ツアー遠征以来、体調に気がかりなところを感じ続けています。ただの思い過ごしならいいのですが。
話題のアマチュア選手・馬場咲希が同組だったので、多くのカメラマンがティーグラウンド、グリーン周りを取り囲むように場所を占めていました。しかし、彼女のショット、パットが終わると、他の選手のショット、パットを待たずに次のホールに移動してしまいます。
勝みなみ、西郷真央にもカメラマンを独り占めにした時期があったのですね。

写真は<日本女子オープン選手権・2日目>の観戦チケット。なるべく多くの選手を見るため、予選最終日を入手していますが、今回は「馬場、勝、西郷」しか見ませんでした。

萩のトンネル・向島百花園 (2022.09.28)

早朝のラジオで向島百花園の萩のトンネルが素晴らしいと聞いたので、出かけてみることにしました。
萩のトンネルは、入口を入って正面の庭門をくぐらずに、すぐ右に行くと左手に藤棚、葛棚があります。その先右手が萩のトンネルの北側入り口です。
人の背丈ギリギリの高さ、二人がすれ違うにはきついほどの幅のトンネルが、南に約30m続きます。
入り口外側には赤や白の萩の花が覆いかぶさるように咲き誇っていました。トンネル内は、日当たりを良くするために枝切りなどをしているそうですが、花を咲かせている枝はぐっと少なくなります。
同年輩の男女入園者が、このトンネルが目当てに集まってきて、両入り口近くは大混雑でした。
園内には四季を通じて花が咲くようにと、中国・日本の古典に詠まれた有名な植物が集められているそうです。
また園内には松尾芭蕉の句碑を含めたくさんの句碑や石柱が建っています。


日米での 19歳のメジャー初優勝 (2022.09.12)

京都・城陽CCで行われた、女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯最終日、4打差4位から出た地元・京都出身の19歳ルーキー・川崎春花が1イーグル、6バーディーの64で回り、通算16アンダーで逆転優勝を飾りました。
これは2014年の鈴木愛(20歳128日)を上回り、大会史上最年少となる19歳133日での優勝となりました。
しかも、予選会制度が始まった2004年から予選会を突破してのメジャー制覇は、川崎が初めてです。
ツアー初優勝がメジャー大会、しかも最年少、初の予選会突破選手、さらに地元優勝という輝かしいものでした。
単独首位から国内メジャー連勝を狙った山下美夢有は<71>で回り、通算13アンダーの2位に終わってしまいました。また、昨年のこの大会で優勝した稲見萌寧は7アンダーで大会連覇はならず19位T、西郷真央は最終日追い上げましたが10アンダーの7位Tでした。
山下の2位は残念ですが、応援する3選手がまずまずの成績だったので、今季、残す2つのメジャー大会での活躍に期待します。

一方、アメリカでのテニスの全米オープンでは、男子決勝で第3シードで19歳のC・アルカラス(スペイン)が第5シードのC・ルード(ノルウェー)をセット<3−1>で破り4大大会の初優勝を飾りました。
そしてこの優勝によって、12日付の世界ランキング更新で、男子選手で史上最年少の世界ランク1位になることが確定しました。
敗れた23歳のルードはノルウェー人男子で初の四大大会優勝、そして同国選手初の世界ランク1位につくことはできませんでした。


写真上=川崎春花(JLPGA HPから転載) 写真下=C・アルカラス(YAHOO!ニュースから転載)

残暑お見舞い申し上げます (2022.08.23)

立秋も過ぎ去り、処暑も名ばかりで、暑さは一向に遠ざかってくれません。
熱射病予防のため、戸外でソーシャルディスタンスを保てるところなら、マスクは外したほうが良い、とのお言葉があったりして、朝の散歩中の人の中にはノーマスクの人が多くなってきました。
その散歩途中、近くの川の水面の写真を撮ってみました。そのうちの1枚です。涼しげに撮れました。
残暑見舞いとして掲載しました。



話題の一端がここにも・近隣散歩の実り(31) (2022.08.12)

今やTV、新聞、週刊誌で集中的に取り上げられているのが安倍晋三元首相を射殺した犯人の犯行理由に関わる宗教団体「世界平和統一家庭連合」ですが、わが近隣散歩の一つの道筋にその関連施設の一つがありました。
「近隣散歩の実り(30)」で紹介しました「伊良コーラ」本社は神田川遊歩道が西武新宿線下落合駅近くで大きくカーブを切るあたりにあります。
「コーラ小道」は電柱の看板からビル裏手の自動販売機までですが、その先に駐車場を挟んで大きな建物があります。
玄関口が遊歩道からは離れているので、散歩中はビルの側面を見るともなく見て通り過ぎます。
「伊良コーラ」を気にしてから隣のビルも気になり、散歩途中にいつもは見ない玄関方向に目をやりました。
そこには「新宿家庭協会」とありました。そうです「世界平和統一家庭連合」の教会施設の一つでした。
設立者が早稲田高等工学校に学んだというから、高田馬場に「新宿家庭協会」があっても不思議ではありませんが、全く知りませんでした。

写真:地味なビル壁を横目に通り過ぎるだけで、「教会」だとは気付きませんでした。

A・ブハイの長い長い1日・AIG女子オープン選手権 (2022.08.08)

スコットランド ミュアフィールドで開催されたAIG女子オープン選手権大会、最終日の優勝争いは アシュリー・ブハイ(南ア)が−14、2位Tの渋野日向子、チョン・インジ(韓)が5打差の−9でスタートしました。
ブハイと渋野が最終組、チョンはパク・インビ(韓)と一組前をプレーします。
1番Hは三人とも無難にパーで終えましたが、先を進むチョンが2番Hでバーディー、渋野もバーディーを奪い二人がー10にすると、ブハイとはボギーを叩いて−13、その差は一気に3打差になり ました。
その後チョンは4番H、6番Hでもスコアを伸ばし−12、渋野は3番H、4番Hでスコアを落とすも5番のイーグルで盛り返し−10、ブハイは5番Hでスコアを戻しましたが9番Hでまたボギーを叩き、結局前半を終わってブハイがー13、チョンが−12、渋野がー10となり、1位と2位の差が一気に詰まりました。
しかし後半に入ってチョンが10番H、12番Hでスコアを落とし−10、渋野が14番Hでダブルボギーを叩き−8とトップを追う立場の二人が崩れてしまい、ブハイのかなり優位な状況になりました。
しかしブハイの15番Hには魔物が潜んでいました。それまで一度も捕まらなかったフェアウェーバンカーにティーショットを打ち込んでしまいました。
前方の高い壁にピタリとくっつくというボールのライが最悪で、前方に打ち出すどころか横に出すにも苦労する位置からの第2打はフェアウェーを越えて深い草叢の中に。そこからの第3打もわずか先のラフの中にと苦労に苦労を重ねて、カップインにたどり着くまでに7打も費やしてしまいトリプルボギー。貯金は全くなくなり−10でチョンと1位を分け合う形になってしまいました。
その後はブハイもチョンもスコアを伸ばすチャンスがありながらものにできず互いにホールアウト。優勝争いはプレーオフに持ち込まれました。
プレーオフも二人の頑張りでなかなか決着がつかず、18番Hを4回繰り返してやっとブハイの優勝が決まりました。
日没の遅いスコットランドですが、決着がついたときにはコースは薄暗くなり、空には月が登っていました。
2019年、渋野日向子がこの全英女子オープンでメジャー初優勝した時の同伴競技者A・ブハイ、33歳。今年も同じ渋野日向子と最終日最終組で回り、今度は勝利を自分の手に。
米ツアー初優勝がこの大きなメジャー大会の勝利となりました。長く苦しい戦いの1日でした。
渋野日向子は17番Hでバーディーを奪い−9で結果としては1打差の3位でした。

写真上は夕闇の中、優勝トロフィーを手にするA・ブハイ。
写真下はプレーオフで4つ目のメジャー勝利を逃したチョン・インジ。
写真左:クラブハウスに向かってショットを打つ渋野日向子。

(写真はいずれもAlba Netからの転載)

飲んでみました<第3のコーラ> (2022.08.04)

前回「近隣散歩の実り(30)」で紹介しました建物裏の遊歩道に面したところに設置されている自動販売機。中に栄養ドリンク剤大の瓶に入った「IYOSHI COLA」。1本450円。
聞いたことのない名前のコーラだし、薄汚れたコンクリート庇に剥き出しのビルの換気用配管の横の、口にするものを売るに相応しくないところに設置された自動販売機、などなどで前回は買わずに通り過ぎましたが、今朝の散歩で、勇気を奮って買ってみました。
その場で飲んでみようかと思いましたが、何と無く気味悪く家に持ち帰りました。
消費期限、内容物などの説明書きを読んでから口に含んでみました。
和漢方工房の資料や道具をコーラ作りに応用したということらしく、かなり漢方味の強いものに感じられました。
もともとコーラには弱い方なので味を云々できませんが、どちらかと言うとコカ・コーラよりはペプシ・コーラに近いかなと思いました。
2018年に創業した「クラフトコーラ」、新宿区高田馬場から世界第3のコーラとして、大きく羽ばたくのでしょうか。

<THE DREAMY FLAVER>
品名 炭酸飲料:原材料名 コーラシロップ
内容量 200ml
果汁3%
450円

コーラとあんみつ・近隣散歩の実り(30) (2022.07.31)

近くの神田川沿いの遊歩道。最近、少し遠くまで足をのばすようになりました。
そこで発見したのが電柱に掛かる「コーラ小道」の案内板とビル壁に取り付けられた「伊良コーラ」の赤い小旗です。
1、2回は気にも留めないで通り過ぎていましたが、小旗の出ているのはアーチ屋根の建物で、出入り口に小さなボックスカーが駐車してありました。
また、建物裏の遊歩道に面したところに自動販売機が設置されていて、中に栄養ドリンク剤大の瓶に入った「IYOSHI COLA」が12本設置されていました。1本450円。
聞いたことのない名前のコーラだし、人気のないビルの裏にある自動販売機、朝夕の散歩以外に人の通りそうにない遊歩道にあり、値段の高さもあって売れていそうにない、などで買わずに通り過ぎてきました。
ネットで調べたら、コカ・コーラ、ペプシ・コーラにつぐ第3のコーラを目指して開発しているクラフト・コーラなのだそうです。アーチ屋根の建物は本社ですが、一般営業は土・日・祝日だけなのだそうです。
そこから約700歩のところに「あんみつ」の讃岐屋があります。こちらは足をのばす前からの散歩道になっていましたので、度々前を通ります。夏には散歩途中の一休みに、ベンチに腰掛けてあんみつやところてんを食べている人の姿をよく目にします。ずっと以前ですが、連れ合いと一緒に食べたことがあります。
一つの遊歩道に「コーラ」と「あんみつ」という面白い取り合わせを知りました。

もしかして!まさか!の1日・エビアン選手権最終日 (2022.07.24)

予選ラウンドを<−2>でクリアしたけれど、初日に首位に立った古江彩佳、5位Tの西村優菜、2日目に盛り返した畑岡奈紗、それに予選通過が危ぶまれた渋野日向子に注目が集まり、プレーぶりを観るのを楽しみにしていた西郷真央の姿はほとんど目にすることはできませんでした。
それは大きくスコアを伸ばし<ー8>15位Tにまで躍進した3日目もほぼ同じで、最終盤になってその姿がTVカメラに捕らえられただけでした。西郷真央ファンにとってはなんとも悔しい3日間でした。
ただ救われたのは、こちらも応援し続けているブルック・ヘンダーソンが2日目から首位に立ち、<ー17>で2位に2打差をつけて最終日を迎えたことです。
最終日の西郷真央は、前日の好調さをそのままに、前半を4バーディーで終えました。
首位のヘンダーソンがスコアを崩し、上位が混戦状態なので、後半もこの調子で伸ばせれば「もしかして」優勝争いに加われるのではないか、が頭の片隅に。
西郷真央は後半を5バーディー2ボギーと3つもスコアを伸ばし<ー15>で一時は1位Tに。ホールアウト時にはクラブハウス・リーダーとして後続の成り行きを見定める立場になりました。
「まさか!」とは思いながらも期待してしまいます。
しかし、後続上位の中で、S・シューベルトが<ー16>でホールアウト。この時点で西郷真央の優勝は無くなりました。あとは最終組のB・ヘンダーソンの成績次第です。
そのヘンダーソンが最後の最後、18番でバーディーを決め<ー17>で自身2つ目のメジャー優勝を飾りました。
途中では「西郷かヘンダーソンか」と少し複雑な心境になりましたが、結果的には大変良い1日でした。
これでやっと西郷真央も米メジャー大会3戦目で大きな手応えを掴みました。ただ今回は晴天微風の天候に恵まれ、グリーンも比較的柔らかいという好条件が、高い弾道が持ち味の西郷真央に味方したのかもしれません。
さて、再来週はスコットランド・ミュアフィールドのリンクス特有の強い風雨と硬いフェアウェイとグリーンが待ち受けるメジャー最終戦・全英女子オープン選手権です。
うまくコースと天候にアジャストして、初日から好成績を出して、そのプレー姿をたくさん見せてほしいものです。


2022アムンディ・エビアン選手権:07/21-24、エビアン・リゾート ゴルフクラブ
賞金総額=650万$、優勝賞金=100万$
写真
上=優勝したB・ヘンダーソン。
下=プレーオフに備えて待機する西郷真央。
左=レマン湖に向かってティーショットする西郷真央。
写真はいずれも<GDO>から転載。

目白庭園と徳川ビレッジ・近隣散歩の実り(29) (2022.06.26)

JR目白駅の北西、山手線の外側、徒歩5分ばかりの所に豊島区立目白庭園があります。すぐ北側に西武池袋線が池袋からの大きなカーブを切って近づいてきます。
入り口は庭園の東南角に建つ長屋門です。
庭園の中央に作られた大きな池の周囲を回遊するする園路は、四季を意識した植栽や飛び石、滝見台などの趣向を凝らして目を楽しませてく れます。
池の水際に築かれた石垣に上には木造瓦葺き数奇屋建築の赤鳥庵が建ち、水辺にその姿を映しています。
周遊するのにわずかな時間を必要とするだけの小さな庭園ですが、伝統建築と自然の景観を凝縮した空間を作り出しています。
徳川ビレッジはこの庭園のすぐ西にあります。
尾張徳川家・徳川義親侯爵の本邸、約7000坪の敷地内に作られた33邸が建つ高級住宅街区です。
一画は庭付きの大きな邸宅が建ち並び、大木の木陰が都心とは思えない静けさを漂わせています。
南の通りの対面には女子学生寮・徳川ドーミトリー、西には徳川黎明会があります。
かなり以前に名古屋にある徳川美術館の資料を購入するために黎明会を訪ねたことを思い出しました。が、その時には徳川ビレッジについては何も知りませんでした。

写真上2枚は目白庭園。入り口と赤鳥庵。
写真下は徳川ビレッジ区画(左)とドーミトリー。ビレッジ区画内は撮影禁止となっているので閑静な高級邸宅地の様子は写せませんでした。

L・ウィーバーとB・リンシカム:畑岡奈紗と同組で (2022.06.13)

米ツアーの<ショップライト・クラシック>は6月10ー12日、ニュージャージー州ギャロウェイで行われました。米ツアーでは珍しい3日間の大会です。
最終日、5位T<ー6>からスタートした畑岡奈紗は前半で4つスコアを伸ばし一時トップに立ちましたが、1組先のブルーク・ヘンダーソンが<ー12>までスコアを伸ばしホールアウトしました。
畑岡奈紗は後半思うようにスコアを伸ばせず、最終ホールのミスも重なって6位Tに終わってしまいました。
その畑岡奈紗と同組でプレーしたのが、アマチュア時代に使っていたプッシュカートを使い、セルフで<2020全英女子オープン>に挑んで注目を集めたリンゼイ・ウィーバー、その後結婚してリンゼイ・ウィーバー・ライト、28歳。もう一人が36歳、妊娠7ヶ月、2人目の赤ちゃんと一緒にプレーするブリタリー・リンシカム、ツアー8勝の実力者。
リンシカムは終盤スコアを崩し畑岡奈紗と同じ6位Tに終わり、妊娠中の優勝者の仲間入りはできませんでした。
そして後半、しかも終盤17、18番の猛チャージでB・ヘンダーソンに追いつき、プレー・オフに持ち込んだのがリンゼイ・ウィーバー・ライトでした。
残念ながらプレーオフではヘンダーソンにイーグルを決められツアー初優勝はなりませんでした。
結果は残念ですが、しかしこの組の3人が優勝争いを最後まで面白くしてくれたことは間違いありません。
ちなみに他の日本人選手の成績は渋野日向子=17位T、古江彩佳=42位T、野村敏京=65位Tでした。(予選通過者76人)

写真上:リンゼイ・ウィーバー・ライト。写真下:ブリタリー・リンシカム。いずれもLPGA HPから転載。

我慢とスーパーとミラクルで西郷真央5勝目 (2022.05.23)

<ブリヂストン・レディス・オープン>。西郷真央の優勝は11番のスーパー・パーセーブと16番のミラクル・イーグルで決まりました。
西郷<ー10>、山下美夢有と有村智恵が<ー9>で最終日、最終組はスタートしました。
しかし、先行する他の選手がスコアを伸ばすなか、最終組の3人は揃ってスコアを一つ落とす重い雰囲気の<フロント9>とな りました。
特に西郷はショットが不安定で、バーディー・チャンスにつけることができないばかりか、パーをセーブするのに必死のゴルフでした。
一組先を行く申ジエが前半で一つ伸ばして<ー9>と並び、稲見萌寧が四つスコアを伸ばし<ー11>と西郷を2打離してトップに立ちました。
<バック9>に入って、どうしてもバーディーが欲しい西郷は、11番の第2打をグリーン右端にあるピンを狙いましたが、バックスピンが強過ぎ、運悪くボールはバンカーに転がり落ちてしまいました。
ショートサイドの難しいバンカー・ショットはピンから7メートルもオーバー。前半何とか我慢のプレーを続けてきた西郷も、ゴルフの流れを切りそうなこの状況には「もう、くじけそうになった」と言います。
しかしここで、このピンチを乗り越えるスーパー・パットが生まれました。「調子が悪くてもスコアをつくれ」という師匠・ジャンボ尾崎の言葉を胸に7メートルのパー・パットを見事に決めたのです。
我慢に我慢を重ねた後のご褒美で、13番でバーディーを奪って、再び優勝争いのトップに並んだと思ったら、16番のロングHの第3打の、グリー左のバンカーからの25ヤードのショットをカップに沈めるミラクル・イーグルで、あっという間に2打差の単独トップに立ってしまいました。
五組前の青木 瀬令奈が<ー10>でホールアウトし、スコアを崩した稲見萌寧がまた盛り返してきて、一時は<ー10>のトップTが4人も並ぶ大混戦の優勝争いでしたが、このイーグルが決着をつけました。
前2週、連続予選落ちで心配していた西郷の復活優勝です。今季これで10戦5勝、「全米女子オープン」参戦への大きな手土産になりました。

西郷真央の不調が心配で<ブリヂストン・レディス>の2日目に応援に出かけました。
フロント9は西郷真央の組と一緒に付いて回りましたが、疲れたので後は18番グリーンサイドのギャラリー・スタンドで観戦しました。
帽子は観戦記念品です。
予選通過どころかトップ通過、そして優勝してしまいましたので、心配は杞憂でした。
*)5/02「西郷真央、4勝目」の記事は掲載忘れでした。

新型コロナ対策・神仏頼み③ (2022.05.12)

昨年10月、馬頭観音に「神仏頼み」をした時は新型コロナの東京都の新規感染者は200人前後でした。
年末には2桁の人数で推移していたのですが、年が明けて1月半ばには2000人突破、1月末には1万人超を超えたかと思ううち、2月初めには2万人と恐ろしい勢いで新規感染者が増え続けました。
長期にわたったまん延防止等重点措置や、ワクチン接種の普及もあって、最近は5000人を下回るようになりましたが、昨年末に比べれば巨大な新規感染者数です。
そして大型連休が開け、またまた増加傾向に転じています。
3桁で縋ったのは馬頭観音でしたが、年末までの御利益で終わってしまいました。
4桁の人数で推移する今、再び青面金剛にお願いしようと思います。
今回は両足に2匹の邪鬼を踏み付けた四臂の青面金剛です。両脇には2童子が、その下には4夜叉、御幣持ちの2猿、さらに2羽の鶏と主尊の働きを盛り立てています。
何とか馬頭観音の時のように3桁、2桁にまで戻して欲しいと願っています。

*)さいたま市南区広ヶ谷戸の庚申塔です。道路脇の覆屋の中に安置されています。寛永四(1664)年造立。

名家建造の江戸初期六地蔵 (2022.04.28)

もう一月以上も近隣散歩とTVゴルフ観戦に明け暮れれいましたが、江戸時代前期の六地蔵が祀られていることを知り、武蔵浦和まで足を運んでみることにしました。
駅の東南、徒歩12分ばかりのところにある「白幡観音霊場」にその六地蔵はあります。名前は物々しいのですが、大きな団地の陰にある一つのお堂を取り囲む小さな墓地です。
六地蔵は中山道から入った入り口に祀られていました。
想像していたより大きな六地蔵で55cmの蓮台の上に120cmの地蔵像が乗っています。
地蔵の背中に刻まれた銘によれば「正保元甲申歳(1644)」に建造されたようです。丸彫の六地蔵で江戸初期のものはそれほどお目にかかれません。資料によればこの六地蔵は浦和市で最古の六地蔵なのだそうです。
時代を経たものにしては、首に修復の跡が見えるだけで、他には損傷の跡がほとんど見られない立派な造りの六地蔵です。
願主として「宇田川〇〇と同氏⬜︎⬜︎」の名前がありました。また、六地蔵の隣にある坐姿地蔵石柱塔にも世話人として「宇田川△△」の名前が見えましたので、白幡地区の名家なのでしょう。
当然のことのように、墓地の大き目の二区画に宇田川家の名前がありました。


胃が痛くなる3勝目・西郷真央2週連続優勝 (2022.04.04)

JLPGAの5試合目<ヤマハレディースオープン葛城>で西郷真央が2週連続での3勝目の優勝を飾りました。
初日、二日目と1位タイで予選ラウンドを終了した西郷は、3日目にはスコアを<ー12>まで伸ばし、2位に5打差をつけて最終日を迎えました。
ここまでの西郷の好調さを考えれば、3勝目は楽勝かと思われましたが、ゴルフの神様は西郷に試練を与えました。
3日目とは打って変わって寒さ、強い雨、風という厳しいコンディションとなり、前日までのスコアを維持するのが難しくなってしまいました。
西郷も例外ではありませんでした。前半はなんとかスコアを崩さないで我慢しましたが、勝負所の「バック9」で異変が起こりました。
一つは全選手が苦労する中で菅沼菜々が11番Hまでに4つもスコアを伸ばし、瞬間的に1打差にまで詰め寄ってきたのです。
しかし菅沼菜々の勢いもそこまでで、その後スコアを崩してしまいました。
今度は堀 琴音が追い上げましたが、最終18番Hを迎えた時には2位の堀とは3打差あり、優勝は確実と思われましたが、ティーショットのOBでまたまた状況は一変してしまいました。
しかしここからの西郷の落ち着きが今季の強さを示しました。打ち直しの第3打、続く4打、5打と完璧で、カップ横7mに付け、ボギーパットは惜しくも失敗しましたが、D・ボギーで上がり、辛くも1打差で逃げ切りました。
応援している身としては、前半は気楽に試合を眺めていましたが、後半は気が気でなく、最後のティーショットがOBとなった時点で胃が痛くなりました。
前2勝は逆転優勝ですが、今回は4日間一度も首位を譲らない完全優勝でした。新しい勝ち方を経験してさらに強い西郷真央が期待できそうです。


*)大会前にグランドピアノが副賞につくのを知って欲しがっていたのを手にしてしまいました。 *)写真はJLPGAのHPから転載。

あ!っと言う間に2勝目・西郷真央 (2022.03.28)

3月25日から27日までJLPGAツアー「アクサレディース」が行われ、トップと2打差で最終日を迎えた西郷真央は、<遠くて遠い>と言われる初優勝からの2勝目をあっさり3試合目で達成してしまいました。
競技は悪天候のため2日目が中止となり36Hの短期決戦となりましたが、最終日、2打差の3位Tから<5バーディー、1ボギー>で周り<ー9>で逆転優勝を飾りました。
今期はこれで開幕からの4試合で2勝、試合内容も優勝、2位T、10位T、優勝と抜群のスタートです。
優勝スピーチはまだ硬さが残っていましたが、これから勝利を積みかさねていけば、少し余裕が持て西郷真央らしいスピーチができると思います。
記者のインタビューに答えてこんなコメントがありました。
「出場 させていただく大会は、すべてが大事です。もちろん、全力でプレーです。」
この謙虚で真摯な言葉の中に西郷真央という選手の人となりを見たような気がして、さらに応援したくなりました。
西郷の初優勝の時、一緒に同期の優勝を祝った山下美夢有は、最終日、同組で回って惜しくも優勝を逃して2位となりましたが、ホールアウト後、再びハグで西郷の優勝を祝福しました。
2勝目を西郷に追い越されてしまいましたが、今期の早い時期に自身の2勝目を飾れることを期待しています。

写真はJLPGAのHPから転載。

お寺グッズ・参拝記念カード (2022.03.21)

お彼岸なので築地本願寺にお参りしてきました。
合同法要には参加しないで焼香だけにしましたが、彼岸の中日とあって、かなり長い行列ができ少し時間がかかりました。
右手の長机の上に寺院の紹介パンフや法要案内とともに「参拝記念カード」なるものも置かれているのに気づきました。参考のためにいただいてきました。


胸突坂と幽霊坂(坂道第4弾)・近隣散歩の実り(28) (2022.03.19)

今回は目白通りと神田川・新目白道路を結ぶ坂道のうち、「肥後細川庭園」「永青文庫」「和敬塾」が占める一角の左右を挟む坂道です。
東側、細川庭園とホテル椿山荘の間にあるのが<胸突坂>です。
神田川から目白通りに向かって登ると、右に関口芭蕉庵、椿山荘庭園、野間記念館と続きます。左は細川庭園、永青文庫、和敬塾です。
今はコンクリートで整備され中央が階段、両サイドがスロープになっていますが、 以前は土道で道幅も狭く、雨でぬかるんだりしたら大変登り辛い坂道でした。
西側、細川庭園と目白台運動公園の間を通るのが<幽霊坂>です。
細川庭園正門側から目白通りに向かうと、左が住宅の間は幅広の平坦な道ですが、途中、目白台運動公園が現れるところから坂道となり、左右も木立で覆われ、舗装道になる前は暗く狭い道で、それなりの雰囲気があったのではないかと想像できます。
どちらもほんの350mほどの小道ですが、本当に坂と言えるのは<胸突坂>では永青文庫から神田川までの150mばかり、<幽霊坂>では目白台運動公園の南端辺りのほんの50mばかりの距離です。
これから暖かくなる季節、神田川沿いの遊歩道は江戸川公園に向けて整備されていますし、目白通りは東京カテドラル、ホテル椿山荘、野間記念館、日本女子大学、目白台運動公園(隣接する田中角栄元首相邸)と雰囲気を楽しみながらの散歩に適しています。

*)写真左が胸突坂。右の石壁は関口芭蕉庵、その右一帯は椿山荘庭園で目白通り手前に野間記念館があります。左の土手と木立は細川庭園、その先に永青文庫、和敬塾と続き、目白通りに出ます。
*)写真右は幽霊坂。目白通り側から見たところで、左のコンクリート壁は和敬塾敷地、右のフェンスは 目白台運動公園です。

涙なし、笑顔のツアー初優勝・西郷真央 (2022.03.07)

西郷真央が待ちに待ったJLPGAツアーでのプロ初優勝を、今シーズンの開幕初戦<ダイキンオーキッド>で見事に飾りました。
昨シーズンは何度も(7回)あと一息で勝利を逃し続け、悔し涙を流しました。
昨シーズンの最終戦<ツアーチャンピオンシップ・リコーカップ>では、最終日に<+3>と崩れて6位Tに終わってしまい、ホールアウト直後、目に涙を溜めていましたが、稲見萌寧の顔を見て堪えきれずに涙を溢れさせたのを今でも覚えています。
「あの不動裕理さんでさえデビュー以来3年目の終盤、70試合も待っての初優勝だったのだから」と慰められてきた1年でしたが、デビュー3年目(2シーズン目)、51試合目で初優勝を掴み取りました。
今シーズンはきっと優勝するに違いないと思っていましたが、それが開幕早々に達成されるとは。
しかし、あれほど悔しい思いをした後の優勝でしたが、西郷真央の目には涙はありませんでした。インタビューに答えて
「きょうは、優勝を意識してプレーしたわけではありません」
「ギャラリーさんが(優勝決定を)教えてくださった。まさか、逆転で優勝なんて…。驚きました」
「喜びの涙はまだ早い、です」「2勝目、3勝目をして、今年はうれし涙を流せるぐらい、良い1年にしたい」
と語っていました。
中継録画を何度も再生して、何度も拍手して喜びをお裾分けしてもらいました。

*)関連記事は「2021年11月29日 最終日の涙・稲見萌寧と西郷真央」に掲載。
*)写真上:レイと優勝カップを手にする西郷真央。Ameba Netから転載。
*)写真下:プレーオフに備えて待つ西郷にずっと付き添っていた山下 美夢有(左)と祝福に駆けつけた稲見萌寧(右)。YAHOO JAPANからの転載。

うさぎとフクロウ・近隣散歩の実り(27) (2022.03.03)

1月26日付「石段を守る犬」に替わって今度は「うさぎとフクロウ」です。
それも犬は石段の下にお座りで控え、うさぎとフクロウは石段の上で立ち上がっていました。
場所は2週間ほどご無沙汰しました新目白通りと目白通りの間にある坂道ですが、今度はJR山手線の外側、山手通りとのちょうど中間あたりにある薬王院というお寺の横です。
新目白通りから入る薬王院の参道を進み、駐車場のところで参道から別れ、境内の西に沿っている道を進むと途中で左右に折れる石段があります。70段くらいの上りになっています。
石段のとっかかりの左には半分埋まったような船形の聖観音石像が祀られています。
石段を登りきったところの2本の石柱の上にうさぎとフクロウの鋳造が背を向けて立っています。
実際は上の道から石段を降りる人を迎えているのでしょう。
この坂道はこれまでのように目白通りと新目白道路を結ぶ立派な坂道?ではなく、名もないほんの短かな石段です。
何時、誰が、何のために作ったのかは分かりません。が、近隣散歩の途中で、すでにいくつかの同じような動物の像に出会ってきました。

写真下、石塀の左は薬王院の境内です。

咳止め地蔵尊・近隣散歩の実り(26) (2022.02.24)

確定申告の書類提出のために新宿税務署へ出向きました。
税務署前の道路が東京所沢線、通称・税務署通りです。この道が神田川にかかる淀橋で合流するのが青梅街道です。
合流地点の少し東にライブ会場・新宿村があります。その東端の三角地点に立派なお堂が建っています。
柱にかかっている名札には<淀橋咳止地蔵尊>とありました。
お堂横の石碑によると「寛永五年に柏木二丁目に地蔵尊が建てられて以来240年、霊験顕たかだったが、昭和の道路改正時にここに遷座、一時は戦災で焼失したが、新たに像と堂宇を建立した。昭和26年・淀橋地蔵講」とありました。
堂宇の中には宝珠に錫杖持ちの地蔵立像と、その左に小さな地蔵尊が祀られていました。
どちらの地蔵もマスクを着けています。小さな地蔵は頭巾とマスクで顔が覆われてしまい、ちょっと苦しそうでした。
<咳>止めだけてなく、今東京で万人単位で新規感染者の出ている<コロナ>止めに霊験をお示しください。

風は少し強かったけれど、ちょうどいい散歩になりました。

25年ぶりの大興奮・フェニックス・オープン (2022.02.14)


PGAツアーのフェニックスオープンは3ホールのプレーオフの末、S・シェフラーがツアー初優勝を飾りましたが、それよりもギャラリーを大興奮に巻き込む出来事が決勝ラウンドに2日続けて起こりました。
この大会はPGAツアーでも屈指の観客動員数を誇り、「The Greatest Show on Grass」と呼ばれるほどアリゾナ人気質が満ち溢れる熱気を持った大会として知られています。
会場となる「TPCスコッツデール スタジアムC」の名前からも分かる通り、主要ホールには巨大なスタジアムがあり、ギャラリーの興奮がプレーする選手を大きく包み込みます。
その最たるホールが「16番パー3」。このホールは全体が2万5000人収容のスタンドで取り囲まれており、15番ホールから3階建ての1階部分を抜けて来る選手を、四方から降り注ぐギャラリーの視線が待ち受けることになります。
このギャラリーに7年ぶりの興奮を呼び起こしたのが、大会3日目にホールインワンを達成したサム・ライダー(米国)です。この日はフロント・ティーからで124yd。
この16番でのホールインワンは2015年フランチェスコ・モリナリ(イタリア)以来7年ぶりのことです。
ギャラリーは大興奮でボールがカップに沈み込んだのを見て、持っていた飲み物を降り注いだり容器をラフやグリーンに投げ込んだりと大騒ぎになりました。
同組のメンバーはグリーンに着いても投げ込まれたものの後片付けが終わるまで15分以上パッティングに入れませんでした。
この大興奮はなんと翌4日、最終日にも起こりました。同じ16番、この日はバック・ティーからで178yd.
起こしたのはカルロス・オルティス(メキシコ)。9番アイアンで打ったボールはやや前方から転がってカップイン。
またまたスタンドは大興奮で飲み物のシャワーと容器の雨。
同ホールで、2日連続でエースが記録されたのは1997年以来25年ぶり。当時はタイガー・ウッズ(第3ラウンド)とスティーブ・ストリッカー(最終ラウンド)の共演だったそうです。
オルティスは続く17番(パー4)では332ydを1オンに成功、1パットのイーグルを奪い、2連続イーグルに気を良くし、インタビューには「テキーラでお祝いだ。みんなでスーパーボウルを観ながら飲むよ」と答えていたとか。


*)16番スタジアムの上階のスイートは5万5000ドル(約600万円)だそうです。パーキング、広い室内、フリーフード、フリードリンク、アルコールと至れり尽くせりですが、ちなみに10人で利用しても一人60万円になります。
*)「スーパーボウル」はアメリカンフットボウルのチャンピオンを決める試合。21年シーズンの王者を決める試合は2月13日に行われ、P・O最終日と重なりました。
*)写真は「ALBA.Net」「ゴルフダイジェスト・オンラインニュース」から転載。
写真上=興奮で飲み物のシャワーと空き缶投げに沸き立つグリーン周り。
写真下左=ラフ、グリーンに投げられた容器などの掃除をするボランティア。
写真下右=3階建、2万5000人収容のスタンドが16番ホールを取り囲む。

のぞき坂から日無坂まで(坂道第3弾)・近隣散歩の実り(25) (2022.02.11)

目白通りが走る高台から南の神田川まではそこそこの高低差があって、JR山手線の内側から首都高5号池袋線までの間にいくつかの坂道があります。
前回はJR山手線の東、学習院大学との間にある<学習院椿の坂>でした。
今回は学習院を越えて明治通りの東から日本女子大までの間にある坂道です。
明治通り、都電荒川線に沿うようにして通っているのが<のぞき坂>です。目白通りから学習院下通りが明治通りを越えて名前がなくなる通りまで約300mの坂道です。 下から半分くらいはなだらかですが、残り半分はかなりの急坂で、下からは頂上から先は空しか見えません。
学習院下通りの続きの通りの先へ1区画、道は真っ直ぐに通っていますが、そこまでは<のぞき坂>とは言わないようです。
<のぞき坂>の一区画東を通るのが<宿坂(しゅくさか)通り>です。目白通りから先は<鬼子母神表参道>となっています。
この通りは珍しく坂下は神田川にかかる面影橋まで<宿坂通り>と呼ばれています。目白通りから新目白通りを結ぶ唯一の通りで、他の通りは下端がどこまでかわかりません。
この道には目白不動金乗院と南蔵院という二つ の寺院があります。
江戸時代には樹木が生い茂り<くらやみ坂>と呼ばれていたそうです。
全長600m弱ですが<宿坂>と呼べるのは目白不動から先の250mばかりです。
目白通り、<宿坂>の東200mほどの所にあるのが<稲荷坂>、その先目白台二丁目信号から下るのが<富士見坂>です。
<稲荷坂>は真南に降って150mほどで斜めに降ってきた<富士見坂>と合流します。<富士見坂>はさらに南西に伸びて南蔵院で<宿坂>と出会いますが、そこまで<富士見坂>と呼ぶかどうかは分かりません。
また<富士見坂>は目白通りから下ってすぐに左に下る坂道と枝分かれします。これが<日無(ひなし)坂>です。
これまでの坂道は車の通れる道でしたが、この<日無坂>は上三分の一ほどが石段作りになっていて車は通れません。
下端は金乗院から真っ直ぐ東に伸びる道とぶつかる所で、全長250mほどですが、目白通りに近い石段部分が最も急坂になっています。
<のぞき坂>はあまりに急で登る先が見えないので付いた名だとか、<稲荷坂>は目白通り近くに稲荷神社があったからとか、それなりの謂れはあるようですが、特に案内板があるわけでもないただの坂道です。

写真上=<のぞき坂>。目白台側から見ると新宿駅南口のビルが見えます。
写真中=<富士見坂>(右)と<日無坂>(左)の分岐点。
写真下=概略図

学習院椿の坂(坂道第2弾)・近隣散歩の実り(24) (2022.02.04)

昨年暮れの「八つの坂道」に続く坂道第2弾です。
目白通りが走る高台から南の神田川まではそこそこの高低差があって、JR山手線の内側から首都高5号池袋線までの間にいくつかの坂道があります。
一番西の<学習院椿の坂>から東端の<目白坂>まで「第6波コロナ感染拡大」の中ですが、一つずつ歩いてみようと思います。
最初は一番近い<学習院椿の坂>から。
山手線目白駅を出るて目白通りを東に行くと学習院大学の西門があります。その手前を南に山手線に沿って学習院下通りまで下る緩やかな直 線の坂道が<学習院椿の坂>です。
2車線プラス両歩道を持つ幅の広い綺麗な道路です。
500m弱の緩やかな坂道。目白通りから学習院側半分くらいまで石垣となっていて、その上は椿の生垣になっています。途中に昔の名前の<西坂>の名残を残す学習院西坂門があります。
坂下から登って行く左手(山手線側)には切手博物館、高級共同住宅、ホテルなどの建物が並び、植え込みのある歩道が続きます。
坂道としては取り上げるほどの特徴はありませんが<坂道第2弾の1>とします。


石段を守る犬・近隣散歩の実り(23) (2022.01.26)

神田川にかかる<せせらぎ橋>近く、新宿区高田馬場3丁目、<戸三小(戸塚三丁目小学校)通り>に面して十二段の階段があります。登った道の左はフェンスに囲まれた広い空き地、右側は大規模の区営の集合住宅の裏手になっています。
その石段の上り口中央に、円柱の上に小さな犬の銅像が通行人を見張るように<お座り>しています。
犬の背後に作られた中央の手摺の支柱には擬宝 珠や花弁の彫刻が施されています。
石材も綺麗に成形されたものが丁寧に敷き込まれています。
<戸三小通り>は人通りの多い道ですが、この石段を上り下りする人はほとんどいないようです。
利用度からして立派すぎるこの石段、作られた当時は上の空き地に多くの人が出入りする建物があったのでしょうか。
空き地の後にどんな建物が建つのか、気になるところです。

*)ほんの50mほどの所には馬頭観音の石碑が祀られています。江戸時代、馬場が近く、競馬が盛んだった土地柄から、なくなった馬をここに葬ったのだそうです。
元の碑は戦災でほんの一部を残すのみとなりましたが、地元の世話人などにより再建されたそうです。

渋野日向子には厳しい状況・米女子ツアー出場優先順位 (2022.01.20)

昨年の米女子ツアー出場権をかけた最終予選会(Qシリーズ)に出場し、めでたくツアーカードを獲得した古江彩佳(7位)と渋野日向子(20位)。
2022シーズンのツアー開幕前にプライオリティリスト(出場優先順位)がLPGAから発表されました。
それによると古江彩佳は138番目、渋野日向子は158番目になりました。
<トップ80>は当然、昨シーズンの<ポイント・ランキング>上位80人で、日本人では畑岡奈紗が7位、笹生優花が18位です。
ツアーの1試合ごとの出場枠はメジャー試合以外は120人から144人というのがこれまでの実績です。
1月20日から始まるツアー初戦は、昨年の優勝者が主要出場資格ですが、第2戦(1/27-30)、第3戦(2/3-5)は出場枠120人の試合です。
専門誌情報によれば現時点での渋野日向子のウェイティングは第2戦が8番目、第3戦が5番目(3番目に上がったとも)なのだそうです。
何れにしても、さらに上位者の棄権待ちの状態で、最悪の場合、試合当日にならないと出場の可否はわからないということになります。
15番上位の古江彩佳は第2戦、第3戦ともに出場可能と見てエントリーを済ませたそうです。
というわけで渋野日向子の場合、最大枠の144人出場の試合でも上位10人の棄権者が出ないと出場出来ないという厳しい状態です。
ただ救いは1昨年の全英オープン優勝の資格で、22年のメジャー大会には全て出場できることと、主催者推薦が期待できなくもないことです。
ちなみに横峯さくらは妊娠休暇の特典で72位、上原彩子はキャリア・トップ20(傷病特典)で85位にランクされています。
「INSIDE THE ROPES」と書かれたカードを手にして目出度く米女子ツアーへの出場資格を獲得しましたが、これから始まるシーズンの、前半何試合に出場して好成績をあげるかが、その後のツアー生活を決めてしまうことになります。
古江彩佳より出場機会の少ない渋野日向子はどこまで頑張れるか。3月のシンガポールでの試合が米ツアー初戦となるようです。


国立能楽堂・普及公演「龍虎」 (2022.01.08)

昨年12月、新型コロナ感染者数も少ないまま推移していますので、観能にでも出かけてみようと年明け分を予約したものです。
多少は危惧していましたが、まさかこんなに急激に感染拡大が起こるとは思っていませんでした。
複雑な気分での能楽堂通いでした。
能楽堂までの道は、所々雪が溶けきれずに凍りついていたりして、滑って転ばないようにそろりそろりの歩みでした。
舞台は正月にふさわしく紅白の頭を付けた龍虎が華やかな装束を着けて舞う(闘う)というもので、長期間の自粛疲れの見所に目出度い風を吹き込んだようです。
「龍虎」の力が「オミクロン株」にも及んでくれるといいのですが。

能・喜多流「龍虎(りょうこ)」
前シテ=老人:粟谷明生  後シテ=虎:粟谷明生
前ツレ=男:谷 友矩   後ツレ=龍:佐々木多門
ワキ=入唐僧:舘田善博  ワキツレ=従者:則久英志、野口琢弘
アイ=仙人:三宅近成
笛=小野寺竜一      小鼓=鵜澤洋太郎
大鼓=谷口正壽      太鼓=桜井 均
地謡=長島 茂ほか    後見=狩野了一ほか

前ツレの谷 友矩は初めて見ましたが、声のいい人で、注目かな?

主催者は検温、消毒、換気、分割退場など感染拡大防止に気をつかっていましたが、見所は100%使用の満席でソーシャル・ディスタンスは確保されていませんでした。