逆で行こう!過去ログ-17-

西武ライオンズを中心に日本プロ野球界のことについて
あえて違った視点から見て考えてみよう。
(基本的に他の掲示板に書いたモノの焼き直しです)

 

2004年からのプレーオフ復活にもの申す(03.1.20.記)

 どうやら2004年からパリーグにプレーオフが復活しそうです。僕はプレーオフギリギリ体験世代で(ギリギリでもないか?)、その後の準プレーオフ期間も(5ゲーム差以内なら2位とプレーオフ)記憶にしっかりと残っています。正直当時のプレーオフについては、ラッキーと言う印象しかありません。なぜなら当時ライオンズはまだ弱小球団でしたから、前期だけとかでも調子の良いうちに優勝出来るこのシステムは大変有り難かったのです(現在のロッテとか日ハムファンがよくぼやく奴ですね)。

 現に広岡初優勝時は、前期優勝したモノの後期はいまいちでさっさとプレーオフに焦点を定め直し、その甲斐あってプレーオフでは見事に日本ハムを敗ることに成功しました。ですがこの年の通年成績では日本ハムの方が勝率が良かったようで、日本ハムファンにはこのプレーオフというシステム、悔やんでも悔やみきれないシステムだったでしょう。個人的にはそんな良い印象のプレーオフですが、現在導入することについては反対です。以前のプレーオフシステムなら、まがいなりにも65試合ずつ戦い抜いたチーム同士ですから、どっちが勝っても日本シリーズに出場する事に不自然さはそんなに有りません(1年を通した成績で下のチームが出場するという可能性はあるが)。

 ですが、今回導入が予定されているのは、2位と3位の勝者が1位と戦うという、大リーグ方式(いや韓国方式か)です。前々からあの韓国方式は大嫌いでして、1年を通して戦ってきた成績があのたった5試合や7試合の前にチャラになってしまうのが、どうしても納得できませんでした。よく森元監督が「日本シリーズの結果なんてたいした事は無い。シーズンの結果こそが一番大事なのだ」こう言ってましたが、まさにその通りで、只でさえ1年間頑張ってきたことが、日本シリーズの結果だけでチャラになりやすいのに、それに拍車をかけるこのプレーオフシステム導入には大反対です。そりゃ最低Aクラスに入っていればシーズン最後まで、優勝の(と言うか優勝と言う言葉も使いたく無いね、「日本シリーズ出場権獲得」)可能性は有るわけですからファンの注目は引き続けるでしょう。

 でもだから?興味を引き続けたいが為に130勝0敗のチームより60勝70敗(3位だったらこんな成績もあり得る)のチームが日本シリーズに出場するような事態になっても良いんでしょうか?果たしてセリーグと実力差が大きくついたと言われる(信じてませんが)、パリーグの代表チームがそんな弱小チームで、日本シリーズに勝てるのでしょうか?人気回復を目指すにしても、もうちょっとましな方法が有るでしょう?新聞屋に只券ばらまくぐらいなら(恩恵にあずかっていますが)、一律500円でも1000円でも値下げするべきですし、何度も言ってますが、パリーグ全体で地上波2時間枠買い取るとか、露出する方法もいくらでも有るはずなんです。

 なのに思いついたのが単純に興行収入が上がるプレーオフ。しかも一度失敗したプレーオフを再導入なんて全く呆れてモノが言えません。関係者の中には「プロ野球は興行だから仕方ない」こう言い放った人も居るそうですが、だったらプロレスと同じですよ。新聞のスポーツ欄に結果を載せる必要も無い。現にいくら勝ってぶっちぎりで1位になっても、日本シリーズに出場出来ない可能性が有るんですから、新聞に結果が載っても意味がありません。マスターズリーグみたいに優勝結果だけ載せれば良いでしょう?

 「試合中の伝達事項の禁止」の時もそうでしたが、パリーグはどうしても弱い方、バカな方にレベルを合わせすぎていると思います。そんな事だからセリーグとの差が開くんです。導入一年目から、とんでもない結果になって関係者が青くなる事を期待します(やっぱりその犠牲者として、社会的影響の多いのは王ダイエーでしょうか?)。

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