逆で行こう!過去ログ-13-

西武ライオンズを中心に日本プロ野球界のことについて
あえて違った視点から見て考えてみよう。
(基本的に他の掲示板に書いたモノの焼き直しです)

 

10球団1リーグ制?(01.11.18.記)

 横浜の筆頭株主が、マルハからニッポン放送に変わったことで、色々と物議をかもしだしています。今回ばかりは僕もナベツネの主張が正しくて、ヤクルトのフジサンケイグループが所有する株は精算するのが正解だと感じています。ただ、問題はこんな話では無いのです。

 一応否定はされましたが、横浜にヤクルトが吸収合併されるという噂が出ました。これは結構現実的な話だったと思います。何より関東に固まりすぎているプロ野球球団が一つ減ります。神宮球場も六大学の元にキチンと戻るでしょう。当然プロの球場としては小さすぎる神宮を使わなくなるのも(情緒的問題は別として)、どちらかというと良いことだと思います。これで、日ハム辺りが西武とくっついて札幌にでも行けば関東の球団は、東京-読売、千葉-ロッテ、神奈川-横浜とすっきりします。

 さらに大きいのは一気に10球団1リーグ構想の実現です。前々からささやかれているように日本の国土を考えると12球団は多すぎるのかもしれません。札幌-西武、関東3球団、中部-中日、関西3球団、瀬戸内-広島、九州-ダイエー。確かにバランスが取れてる気はします。欲を言えば東北北陸地方に1つぐらいチームがあっても良いでしょうか?と言うわけで、僕は10球団構想自体は否定しません。むしろ全ての球団が読売と試合が出来て、イーブンな経営状況になるのは良い事だとも思います。だけどどうしても許せないことが一つあるのです。それは・・・

 「1リーグで1位と2位が戦って、日本シリーズと言えるのか?」と言う事です。「日本シリーズで2位のチームが勝ったら、2位のチームが日本一で良いのか?」とも言えます。以前から韓国のポストシーズンなどで、こんなやり方をしているのを見て僕は納得が行きませんでした。140試合戦って1位だったのに、たった7試合戦って勝ち越せなかっただけで、優勝がひっくり返って良いモノか?これは森監督の「日本シリーズはおまけなんです、140試合戦ったペナントで正しい評価を下してあげて下さい」の考え方を強く受け継いでいるせいもあるでしょう。でも納得いきませんよね?やっぱり。

 大リーグでもそうです。確かに3つの地区のどこかで、他の地区のチームより高い勝率を上げているのに、2位と言うのは可哀相だ。そう言う考えは解ります。でもやっぱり2位は2位なんです。救済してあげるのが間違っていると思います。2位のチームを救済するのなら、1位のチームはどう考えればいいのです?1年死にものぐるいで戦ってきたのに、2位のチームと全くイコールコンディションでポストシーズンに望まなければいけない。これは絶対におかしな事です。

 1位のチームは先に3勝でいいけど、2位のチームは4勝しなければいけないとか、何らかの形でハンデを負わせれば良いのかも知れませんが、そこまでして2位のチームを救済する必要が有るでしょうか?僕は無いと考えます。こんな訳で日本が10球団1リーグになったときに、1位と2位で日本シリーズをやるというのには大反対なわけです。もうこの問題だけで、理解を示していた10球団構想も否定しなければいけなくなります。

 では、日本のプロ野球で全てのチームが平等に運営されるためには、どうすればいいのでしょうか?前から僕が考えている方法はこうです。どうせ1リーグとか考えているのなら、パとかセとかに意味を持たさないようにすれば良いんです。あくまでただ2リーグに分けているだけ。毎年シーズン終了後それぞれのリーグの2.4.6位を入れ替えるのです。今年だったら、来年のセリーグは、ヤクルト、ダイエー、横浜、オリックス、中日、日ハムで、パリーグは近鉄、読売、西武、広島、ロッテ、阪神です。

 これでどの球団にも読売と同じリーグになる可能性が出てきますし、交流戦の必要も意味もなくなります。またどちらかのリーグの方が戦力が偏ると言うことも無くなり、本当に同じようなレベルで日本シリーズ、オールスターが戦えると思います。個人成績の表し方をどうするか(12球団で表すか、6球団ずつにするか)等の問題が残るかも知れませんが、それにしたって1リーグになるより、遙かにましな改革だと思うのですが・・・

次へ進む

弱小ライオンズ!診療室に戻る

ホームに戻る