『ツバメ号とアマゾン号』補完計画


2001.7.30 高橋 誠
現在の訳と訂正案対応する英語説明指摘者
[2] ミス・ナンシイ・ブラケットの助力じよりよくによる著者自身ちよしやじしんのさし [3] Illustrated by the Author with help from Miss Nancy Blackett  ツバメ号とアマゾン号の旗の絵の下にあり、このイラストの説明のように見えますが、Puffinではタイトル、著者名の後に書いてあるので、『ツバメ号とアマゾン号』の挿絵全体の記述ではないでしょうか? #19889 駆逐艦
口絵 [/ウナでん] [2] DISPATCHES  口絵の題が省略されています。 #19868 HEARTYさん
10 そして、とうとう、風にむかいになると、少しずつ速度そくどをおとしていき、おかあさんのそばでとまった。それからあとにさがりはじめ、やがて[ちょっとらんぼうにふねをとめ/ぐいっととま]ると、[いかりをおろして、/]これで[/いかりをおろした]入港にゆうこうだった。 12 At last he headed straight into the wind, moved slower and slower, came to a stop at his mother’s side, began to move backwards, and presently brought up with a little jerk, anchored, and in harbour.  このjerkは錨に引っ張られたのだと思います。『スカラブ号の夏休み』16章冒頭でディックたちが帆をあげたままで錨を下ろしたため,船が風であちこち流され,その度に錨に引き戻されるという場面がありますが,そこでもこのjerkが使われていました。
 このように言う根拠はjerkの次のanchoredです。これは「錨を下ろした」という過去形ではなく,「錨を下ろした状態で」という過去分詞です。(次のin harbourと共にbrought up(とめる)を修飾しています。
#19066 LMSさん
12-13 それからくるりとむきをかええて、[/そのニュースをどうつたえようかと考えながら、]野原のはら間切まぎってくだりはじめた。 14 He turned round, and began tacking back down the field, thinking of how he should bring the news. #18336 LMSさん
14 ティティが[いわをよじのぼ/急いで立ち上が]ってかけよった。 Titty scrambled up and came,  ティティはそれまで「湖に面したがけっぷちの二本の木の間にすわって」いましたから(13頁)、「岩をよじのぼる」のはおかしいと思います。scrambleは「急いで動く」という意味もあり(「スクランブル(緊急発進)」とい使い方もしますね)、[1]にはscramble to one’s feetで「急いで立ち上がる」という例文もあります。ここも同様でしょう。 #18336 LMSさん
17 ティティは、しまそのものや、サンゴや、[/宝や、]すなの上の足あとのことを考えていた。 17 Titty was thinking of the island itself, of coral, treasure, and footprints in the sand. #18336 風笛吹きさん
19 [アイ・アイ・サー/はい、なにか] 18 Sir (*) #16971 LMSさん
22 すぐにおかあさんは、きめてしまった。[(改行)/]そこで、おかあさんは、 21 the next best thing would be a camp onshore. So she had bought #18247 駆逐艦
24 おかあさんは、二つのテントに一まいずつ、合計ごうけいまい四角しかくい、防水ぼうすいしたグランド・シーツを[も/か]ってきた。 22 Mother had bought two square waterproof ground-sheets, one for each tent. #18385 LMSさん
30-31 きのう、ばんごはんのあとで、必要ひつようなもののリストがとてもふえてしまったのだ。[(改行)/]ロジャは、艇庫ていこまでかけおりたり、またかけのぼったりして、みんながおいていけないというものをいろいろはこぶのに、いそがしかった。[/(改行)]
 航海士こうかいしのおもな仕事しごとは、
27 The list had grown very much last night after supper. Roger was kept busy running up and down to the boathouse with all sort of things that everybody agreed could not be left behind.
 The mate’s chief task was
#18540 LMSさん
37 ティティABエイビー船員せんいんが、ふと思いついた。[(改行)/]土人どじんにボートではこんで 32  Able-seaman Tity had an idea. ‘Couldn’t we get a native to bring them in a native rowing-boat?’ she said. #18540 LMSさん
38-39 朝ごはんのあとで、マストをたてるとすぐに、ティティがじぶんであげておいたのだ。[(改行)/]ジョンが船尾せんびへいってかじをにぎった。スーザンはがきちんとなるまで、ブームをひっぱりおろしてから、それをしっかりとめた。[/(改行)]
 ごくよわ北西ほくせいの風がいているが、これはきっと、乗組員のりくみいんたちが一生いつしようけんめいに口笛くちぶえいたために出てきた風にちがいない。[(改行)/]おかあさんが、もやいづなのはしをにぎっていた。そして、小さなが風でふくらむと、それをロジャになげた。ロジャはそれをまいて、足もとにしこんだ。[(改行)/]ゆっくりと、ツバメごう突堤とつていからすべりだした。
34 Titty had hoisted it herself as soon as they had stepped the mast after breakfast. John went aft to the tiller. Susan pulled down the boom until the sail was setting properly, when she too made fast.
 There was a very light north-westerly wind, brought, no doubt, by the urgent whistling of the crew. Mother held the end of the painter, and then when the little sail filled, she threw it to Roger who coiled it down, and stuffed it away under his feet. Very slowly the Swallow slid away from the jetty.
#18540 LMSさん
41 ジョンはダリエンの突端とつたん[とむかい合って/の向こう側にある]わんがのぞきこめるところまで、まっすぐに出ていった。 35 He held on straight out of the bay until he could see into the bay on the other side of the point. the other side of the pointですから、「ダリエンの突端の反対側(向こう側)」とする方がわかりやすいと思います。 #18385 LMSさん
42 そのうえ、こうして湖上こじようから見ると、ダリエンの頂上ちようじようから見たのとは、ちがって見えるものがひじょうにたくさんあった。[/(改行)]
 しまみずうみのまん中にあるのではなく、みずうみ東岸とうがん、つまり、ハリ・ハウやダリエンとおなじがわきし
35-36 Besides, there was so much to see that looked different now that it was seen from the water instead of from the Peak of Darien
 The Island was not in the middle of the lake, but much nearer to the eastern shore, on the same side of the lake as Holly Howe and Darien.
#18540 LMSさん
そして森より上の方は、ヒースにおおわれたおか斜面しやめんだった。[/(改行)]
 ダリエンをえて
36 and above the trees were the heather-covered slopes of the hills.
 As they passed the second cape beyond Darien,
#18540 LMSさん
47 ロジャはマストの前にいるので、少しも心配しんぱいはなかった。[/(改行)]
 ジョンがさげかじをとった。
40 Roger was well out of the way, before the mast.
 John put the helm down.
#18540 LMSさん
48 しまがけわしくそそりたっていることがはっきりした。[/(改行)]
 スーザンが、あたまをひっこめた。
41 the island rose sharply up out of deep water.
 Down went Susan’s head
#18540 LMSさん
「でも、あそこしかないんなら、みなとにしなくちゃね。ふね[うまく風上かざかみにむけられる/十分ひきあげておけばいい]よ。」 ‘but if it’s the only one it’ll have to do. We can haul the ship well up.’ 「上陸地」は東よりの風のときは港としては不向きだけれど,他にないなら仕方がない。そんな時はツバメ号を十分に引き上げておけばいい,ということを言っているわけです。 #18385 LMSさん
51 右舷うげんびらき−−右舷うげん、つまりふね[右側みぎがわ/左側さげん]って[それに/右側みぎがわから]風をけて走ること #5340 真田寛さん
52 [晴雨計せいうけい/気圧計きあつけい] 43 barometer 36頁にあわせる。(*) #17133 駆逐艦
54 木もあったが、北のはしの木ほど大きくなかった。[(改行)/]しかし、人のいるようすはぜんぜんなかったし、 44 but not so tall as those at the northern end. But there were no sign of human beings, #18540 LMSさん
55 つな夜露よつゆがおりるとちぢむので、あまりきつすぎないようにっておいたのだ。[(改行)/]いまのところテントは、 45 because the dew at night would make it shrink. The tent now hung down #18540 LMSさん
57 入口がない[や。/]ただの水たまりかもしれないな。 47 It may be only a puddle with no way into it, (*) #16971 LMSさん
62 「これも土人どじんよ。」と、ティティが[真剣しんけんな/悲しそうな]かおをしていった。 51 ‘Natives again,’ said Titty sadly. #18430 LMSさん
62-63 それでツバメごうは、前とうしろとをつながれ、どの方角ほうがくからもまもられて、水深約すいしんやく一メートルのみなとのまん中にかんだ。
 [/ジョン船長せんちようは、じぶんの船をほこらしげにながめた。]
51 ...and the Swallow lay in the middle of the little harbour in two or three feet of water, moored fore and aft, and sheltered on every side.
Captain John looked at his ship with pride.
#18540 LMSさん
68 [晴雨計せいうけい/気圧計きあつけい] 56 barometer 36頁にあわせる。(*) #18247 駆逐艦
80  かえりはみなとにはいらず、上陸地じようりくちふねをつけた。[(改行)/]「風は北西ほくせいだろ。」とジョン船長せんちようがいった。 65  They sailed back to the landing-place this time and not to the harbour. ‘Wind’s north-west,’ said Captain John, #18613 LMSさん
85 なんだかばあやは、じぶんが、外国がいこくからきた水夫すいふと話をしているのだというかんじが、しないらしかった。[(改行)/]「まだんじゃわなかったですね 70 Nurse somehow did not seem to feel that she was talking with seamen from other land. ‘You haven’t caught your death #18442 駆逐艦
ええっと、それから、ロジャ[船長せんちようさん/ぼっちゃん]をみがくのをわすれなかった? And tell me, Master Roger, did you remember to clean your teeth? 前項の内容からも、男の子に対する敬称として使ったようです。 #18430 LMSさん
98 [/ヒメ]ハヤでったほうが 80 We’ll do better with minnows 【参考】minnow:【魚】ミノウ,ヒメハヤ[2] 駆逐艦
[/ヒメ]ハヤとりをして fished for minnows 駆逐艦
100 つぎの[/ヒメ]ハヤを 82 another minnows 駆逐艦
108 じぶんもかくれて待機たいきした。[/(改行)]
 ほかのだれよりもことのなりゆきをよく見たのはティティだった。
89 and then hid himself and waited.
 Titty saw more of what happened than any of the others,
#18613 LMSさん
110-111 紙につつんだバター一つと大きなリンゴを四つもってっていた。[(改行)/]一瞬いつしゅんのち茶色ちやいろがあがって固定こていされると、 91 a hunk of butter wrapped up in a bit of paper, and four large apples. A moment later the brown was hoisted and set, #18613 LMSさん
120 そして、毛布もうふからはいだして運動うんどうぐつをはき、たばねた着物きものとタオルをとりあげると、ひとひとりいない日光にっこうの中へぬけだしていった。[/牛乳かんを持って上陸地まで走っておりた。] 100 He crawled out of his own blankets, put his sandshoes on, picked the bundle of his clothes and a towel, and slipped out into the lonely sunlight. Taking the milk-can with him he ran down to the landing-place. #18503 LMSさん
122 タフィやお菓子かしをくれたけれども、完全かんぜんには心をゆるせない土人どじんになった。[/(改行)]
 ジョンはすぐにかえりはじめたが、
102 not wholly to be trusted in spite of her toffee and cake.
 He set out at once on his way back,
#18613 LMSさん
125 「それで、きのうわたしたちに、[/ほんとうに]げんこつをふりあげたのね。」と、航海士こうかいしがいった。 103 ‘Then he was shaking his fist at us yesterday,’ said the mate. 111頁に「その男は、四人にむかって、げんこつをふりあげているらしかったが、たしかめているひまもなく、すぐにつぎの岬を通過してしまい、男は見えなくなった。」とあるので、これが本当だったということと思われます。 #18503 LMSさん
149  「あ、そうだ。ツバメごう、アマゾンごうばんざい! フリント船長せんちようを!」
 「ツバメごう、アマゾンごうばんざい!」と、ペギイがくりかえした。「ジムおじにを!」
 「フリント船長せんちよう! この石頭いしあたまのとんま!」と、ナンシイ船長せんちようがいった。
 ほかの四人は、[そうだそうだといっ/ちゃんといえ]た。ロジャまでが。
122 ‘I’ve got it. Swallows and Amazons for ever, and death to Captain Flint!’
 ‘Swallows and Amazons for ever,’ repeated Peggy, ‘and death to Uncle Jim!’
 ‘Captain Flint, you chump-headed galoot,’ said Captain Nancy.
 The others said it all right, even Roger.
#19720 LMSさん
162-163  ジョンは、ふたまたの木のみきに手をかけると、せいいっぱい上にのばした。
 「ぼくの手が見えるかい?」
 「見えるわ。」
 「まだ見える?」ジョンはみきにかけた手をゆっくりとおろしていった。
 「もう見えないわ。」と、スーザンがいった。
 [/ジョンは手を五、六センチあげた。
 「今度は見えるわ。」と、スーザンがいった。]

 「ふえをならしてティティをよんでくれたまえ。」と、ジョン船長せんちようがいった。スーザン航海士こうかいしふえをならした。ティティとロジャが走ってきた。[ジョンは、スーザンが見えるといったいちばん低いところへ、また手をあげた。/ふたりがくるまでジョンは手をあげたままにしていた。]それから、ティティに、とどくかどうかためしてみろといった。ティティはやっととどいた。
131  He put his hand on the trunk of the forked tree, as high up as he could reach.
 ‘Can you see my hand?’
 ‘Yes.’
 ‘Can you still see it?’ He moved his hand slowly down the trunk of the tree.
 ‘Now I can’t,’ said Susan.
 He raised it a few inches.
 ‘I can see it now,’ said Susan.

 ‘Blow your whistle for Titty,’ said Captain John, and Mate Susan blew her whistle. Titty and Roger came running, John held his hand where it was until they came. Then he asked Titty to try if she could reach it. She just could.
#18613 LMSさん
170 それからティティがかじをとり、ロジャが二本のオールを使つかってこいだ。[/つぎにロジャがかじをとり、ティティが二本のオールを使つかってこいだ。]進路しんろはあまりまっすぐとはいかなかった。 137-138 Then Roger rowed with both oars while Titty steered. Then Titty rowed with both oars while Roger steered. Their course was not a very straight one, #18613 LMSさん
野原のはらをあがっていくのが見えた。[/(改行)]
 かえりは全部ぜんぶティティが
138 saw them going up the field carrying the milk-can.
 When they came back the able-seaman rowed the whole way
#18943 LMSさん
175  おか斜面しやめんをまがりくねっている小道をのぼるほうが、やぶや木の中をよじのぼるより、ずっとはやかった。[(改行)/]まもなく 141  They got on much faster when they were walking along the track which wound up the side of the hill than they had when they were clambering through the bushes and trees. Presently the track came out #18943 LMSさん
193 「ただ、やかんは、[七月/六月]までってないで、 155 and don’t wait till June.’ #12537 Takmurさん
194 船長せんちようがいった。[/「]そしたら、くつとくつしたを (*) #1406 真田寛さん
198 [ジョンが/ガリオンせんは]たからをもち出して[、あのガリオンせんを/]しずめるか、吃水線きつすいせんまでいてしまうかする[のよ/ものなの] 159 You take the treasure out and sink the galleon... (*) #17007 LMSさん
199 ジョンは、スーザンが「消灯しようとう[まえ三十びよう/はちょっと待って]。火の上の土をしめらせてこなくちゃ。」というのをきいた。けたはいに水がかかり、しゅっというのがきこえた。スーザンがテントにかえってくるのがきこえた。「[さあ用意ようい/もういいわ]。」と、スーザンがさけんだ。「よし、おやすみ。消灯しようとう。」と、ジョンはこたえてランプをした。 160 John heard Susan say, ‘Half a minute before lights out. I want to damp the earth over my fire.’ He heard the hiss of water on hot ashes. He heard Susan come back into her tent. ‘Ready now,’ she called. ‘Right. Good night. Lights out,’ he replied and blew out his lantern.  スーザンは「火の上の土をしめらせてこなくちゃ」ならないから「消灯」をちょっと待ってほしいとジョンに頼んでいると解するのが自然です。(「消灯」の号令をかけるのは当然船長=探検隊長たるジョンです。)
 そして次のスーザンの台詞も「もう(消灯の)用意ができた。」ということだと思います。それに答えてジョンが「消灯」の号令をかけてランプを吹き消すわけです。もちろん同時にスーザンもじぶんたちのテントのランプを吹き消しているはずです。
#18850 LMSさん
215 ティティとロジャは、みなとまで走っていき、みなと通路つうろを守っているいわ[/ずっと]外側そとがわを、ジョンが[うまく/]まわっていくのを見ようとして、高いいわによじのぼった。 171-172 Titty and Roger ran to the harbour, and climbed on a high rock to see him swimming round well outside the rocks that guarded the passage. この‘well’は「うまく」ではなく「十分に,ずっと」だと思います。つまり,swimming にかかっているのではなく,outside にかかっているのだと思います。 #18850 LMSさん
220 白い糖衣とういの上に、もも色の砂糖さとうでヴィクトリア[女王じよおうが/と]かいてあり、まん中には、大きなサクランボが二つのっている。 175 a huge one with Victoria written in pink sugar on the white icing and two large cherries in the middle, because Vicky was two years old. 原文では(Queenがつかず)Victoriaと呼び捨てになっているのが気になります。またdrawn(描かれる)ではなくwrittenとなっているのも気になります。Writeは文字を「書く」という意味です。 #18850 LMSさん
222 「きのう、ブラケット夫人ふじんがたずねていらしてね。小さなおじょうさんたちが、しまであなたがたにったっていってらしたわ。とても[よろこんでる/すてきな人の]ようでしたよ。[どうやって/あなたたちは]なかよくなったの?」
[それがすばらしいの/すばらしくなかよくなれたわ]。」と、スーザンがいった。
177 ‘Mrs Blackett called on me yesterday and told me her little girls met you on the island. She seemed very jolly. How did you get on with the girls?’
‘Beautifully,’ said Susan.
 この場合jollyは補語ですので,She(ブラケット夫人)=jollyということになります。すなわちウォーカー夫人は,前日会ったブラケット夫人がよろこんでいたというよりも、彼女がとてもjollyな人だと思った、と言っているのだと思います。jollyは「愉快な、すてきな、気持ちの良い(人)」という意味があります。
 さらに、Howは文字通り「どうやって」という方法を尋ねるのではなく、「どのように」という状態を尋ねる用法だと思います。たとえばHow do you like it?は「どうやって好きか?」ではなく、「好きということに関してどのような状態か」すなわち「どう思うか(好きか嫌いか)」を尋ねる質問です。
 ここではウォーカー夫人は「彼女たちと仲よくなるということに関してあなたたちはどのような状態か」すなわち「仲よくなれたかどうか」を尋ねているのです。(自分はブラケット夫人のことを素敵な人だと思ったけれど、子どもたち同士はどうだったか知りたいと思っているのです。)
 こう考えるとスーザンの答え:(We got on with them) beautifully.「(わたしたち)すばらしく仲よくなれたわ。」とぴったり合います。
#18943 LMSさん
226 「今までは、うんよくお天気だったし、」と、女の土人どじんはいった。「あなたがたも、[じぶんのからだには気をつけている/ノロマにはなっていない]ようね。 179 ‘You’ve been lucky to have good weather so far,’ she said. ‘And you seem to be doing yourselves no harm.  harmは「(物質的,精神的,肉体的)害」ということです。現行訳では肉体的な害だけを取り上げているように解釈できますが,精神的なことも含めていいのではないかと思います。つまりウォーカー夫人の立場からすると,今まで子どもたちだけでキャンプをさせているのだけれど,健康に気をつけていることも含めて,自分を心配させるようなことはしていない,すなわち「ノロマになっていない」ということを評価しているのだと思います。 #18943 LMSさん
241 それから[一分たつと/すぐに]、ジョンはをあげて固定こていさせた。 190 In another minute John hoisted up the sail and made fast.  In another minuteは以前出てきたHalf a minuteなどと同じく,文字通り「1分」の意味はなくなっていて,単に「短い時間」を表すだけです。 #18943 LMSさん
244 ちゃんとした道にわりつつあった。[(改行)/]「ほんとうに 193 was turning into a regular beaten track. ‘It really looks as if #18990 LMSさん
258 [/だれも]はやくこぐことはできなかった。くらくなってきた[からだ/] 204-205 No one could row Swallow fast. It was growing dusk.  前の文は一般論として「ツバメ号を早く漕ぐことはできない」(ツバメ号の構造上の理由によります)ということを言っているに過ぎません。そして後の文はさらにその後の文と意味的に繋がっています。 #18961 LMSさん
266 「さあ、みなのもの。」と、ナンシイは、もぞもぞとはうようにしてせん[しゆ/]へいきながらいった。 211 ‘Now then, my hearties,’ she said as she clambered aft. #18961 LMSさん
275 さあ、あのランプを[もっていこう/渡せ] 218 ‘Let’s have the lantern.’  Let’s は間接的に命令を表す場合があります。ここではナンシイがペギイにランプを渡せといっているわけです。 #18961 LMSさん
276 オールは、ツバメごうのオールとは[まるっきりちがってい/あまりにていなかっ]たが、どうやらあやつることはできた。 219 They were not quite like Swallow’s oars, but she could manage them.  not quite は「まるっきり」という全面否定ではなく,「全然違うというわけではない」といういわゆる部分否定です。 #18961 LMSさん
294 [メーンシート/ハリヤード]をゆるめろ 233 Let go the halyard #5895 つばめ丸船長
298 ぬすみ見していった。[/(改行)]
 「わたしたち、
235 being forbidden.
 ‘We did’nt
#18990 LMSさん
316 ジョンは、それまでなにもいわなかったが、はじめて口を入れた。「風がなかったもんで、きみたちにそのことづてをつたえられなかったんだよ。」と、ジョンはいった。「それで、どうしていいかわからないんで、ぼくがフリント船長せんちようにことづてをつたえようとしてみたんだけど、ぜんぜんきこうともしないんだよ。きみたち[が、あの人につたえてくれる/だったら、あの人につたえたかい]、どう? 248 Would you have told him it or not?  そもそもフリント船長にビリー親子の伝言を伝えるかどうかはアマゾン海賊が決めることです。しかし彼女らに会えなかったためジョン船長は,アマゾン海賊に相談せずに直接フリント船長に伝えに行きます(結果的にはフリント船長は聞く耳持たなかったわけですが)。生真面目なジョン船長そのことを気にしているのです。 #18990 LMSさん
335 「そして、それを[勉強べんきようべや/教室]かべにかけて、わたしたちがどこへいったかわかるようにするのね。」と、スーザンがいった。 261 ‘And we’ll hang it up on the schoolroom wall to show where we’ve been,’ said Susan.  学校に戻ったら夏休みにこんなところへいったということを級友や先生に教えてあげるために教室の壁にかける,という意味なのでしょうか? #18990 LMSさん
339 「ねえ、ねえ、ティティ。」と、スーザンがまた[すっかり/]土人どじんらしい調子ちようしにもど[/りそうにな]っていった。 263 ‘Oh, look here, Titty,’ said Susan, almost turning native again. #18990 LMSさん
340 「たぶん、朝ごはんにはにあわないとは思うけど、きたとしても、これだけれたら十分じゆうぶんだわ。[けておいて、/]きた時[に/のために、全部]料理りようりするわ。もうだれか農場のうじよう 264 We’ll cook the lot in case, and now somebody  その後の343-344頁を見ると、フライパンにはアマゾン海賊の分の4匹(一人2匹)もすでに入っています。 #18990 LMSさん
347 つくろった。[/(改行)]
 ずいぶん長くかかって
268 with his knife
 This took a long time,
#18990 LMSさん
355 「もちろん、ぼくたちは関係かんけいないんだぜ。」と、ジョン船長せんちようはいった。
「あたりき車力しやりきよ。」と、ナンシイ[/船長せんちよう]がいった。
274 ‘Gaskets and bowlines,’ said Captain Nancy, #16929 真田寛さん
360 「ひとつだけ、はっきりしてるのはだ。」と着物きものをひとかかえひろいあげて戸だなにしこみながら、フリント船長せんちようがいった。「おれのあのふたりのめいな、あれは、この事件じけんとなんの関係かんけいもないってことだ。[いたずらはするが/ずるいことはしないし]、この船室せんしつらしたことは、ついぞないんだからな。 277 ‘There is one thing about it,’ said Captain Flint, picking up an armful of clothes and shoving them into one of the cupboards, ‘those nieces of mine had nothing to do with it. They do play the game, and they’d never have wrecked my cabin for me. play the game:公明正大に行動する[1] #19779 LMSさん
361 貴殿きでんのひげをきしもの何者なにものなるかを知らんとほっせば[/(スペインのフェリペ王を想起せよ。)] 278 If you want to know who singed your beard (see Philip of Spain) #19016 LMSさん
387 きみはアマゾンごう[左舷さげん/右舷うげん]につけてくれないか。ツバメごう[右舷うげん/左舷さげん]につけるから。 296 If you’ll lay yourself aboard his starboard side, I’ll bring Swallow up on his port. (*) #16281 HEARTYさん
394 船室せんしつ屋根やねを走っていた。[/(改行)]
 前部甲板ぜんぶかんぱんには
301 forward over the cabin roof.
 On the fore-deck
#19016 LMSさん
小さなマストの[真下ました甲板かんぱんには、/そばにはロッカーがあり、マストの根もとの甲板かんぱんには、]みどりに白いぞうをかいたあのはたがおちてい[て、すぐそばに、弾薬箱だんやくばこもあっ/]た。 There was a locker close to the little mast at the foot of which on the deck lay the green and white elephant flag.  『海へ出るつもりじゃなかった』ではstern lockerを「船尾のロッカー」と訳しています。 #19016 LMSさん
400-401 「それからな、」と、フリント船長せんちようがいった。「きみたち、分捕ぶんどったふねには海賊旗かいぞくきをあげたいだろうな。あの[はこ/ロッカー]の中にはいってるよ。」そういって、またぴょこっとあたまをひっこめたが、すぐに船内せんないから、あちこちにぶつかる音がきこえてきた。ペギイがマストのそばにある[はこ/ロッカー]をあけてみると、いちばん上に、ぞうはたとおなじくらい大きい海賊旗かいぞくきがおいてあった。 306 ‘By the way,’ he said. ‘I suppose you’ll want to hoist the Jolly Roger on your prize. You’ll find one in the locker.’ He bobbed down again, and they heard him bumping about below deck. Peggy opened the locker by the mast, and there, on the top, lay a black flag with a skull and cross-bones on it as big as the elephant.  394頁と同様。 #19016 LMSさん
402 船室せんしつ屋根やねをのりこえていった。[/(改行)]
 船室せんしつの中は
307 the boy over the cabin roof.
 The cabin was all that
#19016 LMSさん
406-407 長い時間をかけた宴会えんかいがおわった時、ペギイがいった。「ねえ、ジムおじさん。」
 「ジムおじさんじゃないったら、このとんま。」と、ナンシイがいった。
 「[あら、ごめんなさい/もちろんちがうわよ]。」と、ペギイがいった。
310 After the feasting had ended, and it lasted a long time, Peggy said, ‘I say, Uncle Jim.’
 ‘He’s not Uncle Jim, you galoot,’ Nancy said.
 ‘Of course not,’ said Peggy.
#19016 LMSさん
419 「前にすりむかなかったほうだよ。」と、ロジャがいった。「[よくはわかんないけど/ともかく]、この前すりむいたほうじゃないよ。もうかたっぽうだよ。」 318 ‘The one wasn’t scraped before,’ said Roger. ‘At least not the one that got scraped last, but the other one.’  At leastですから「いずれにしても、ともかく」という意味です。 #19037 LMSさん
421 仕事しごとに取りかかった。[/(改行)]
 ロジャは、そのまま
319 round the edge of the island.
 Roger stayed where
#19037 LMSさん
429 フリント船長せんちようが言った。[(改行)/]「さて、」と、フリント船長せんちようは、 326 said Captain Flint. ‘Now,’ he said, #19037 LMSさん
433 [ちっともそんなふうには見えないけどな/まったく気に入らないな]。」と、ジョン船長せんちようがいった。「風といえるほどの風もない[じゃないか/]。でも、ごらんよ、あの雲。」 329 ‘Don’t like the look of it at all,’ said Captain John. ‘There’s no wind to speak of, and yet look at that cloud.’  このlikeは「そんなふうに」ではなく「気に入る」のlikeでしょう。 #19037 LMSさん
435 「わたし、前に、これより小さいカワカマスの口に、手を入れたことがあるのよ。とってもいたくて、[がまんできなかったわ、その口には/ひと月ロープをにぎれなかったわ]。」 ‘I did once, with a smaller one than this, and I couldn’t hold a rope for a month.’ #19037 LMSさん
436 茶色ちやいろにやけた。[(改行)/]サメにく 330 the steaks were nicely browned. There was still no sign of Captain Flint #19037 LMSさん
ばんごはんがはじまった。[/(改行)]
 ゆびとフォークを
steak supper began.
 It was found,
#19037 LMSさん
440 ティティが、青いおおいをあけたとたん、ナンシイ・ブラケットによくにた、[かん高い/大きい]元気な声が、かごからとびだした。 333 Titty lifted the blue cloth cover and a loud cheerful voice, rather like the voice of Nancy Blackett, came from beneath it. #19037 LMSさん
443 [晴雨計せいうけい/気圧計きあつけい] 335 barometer 36頁にあわせる。(*) #17448 Titmouseさん
447 オウムがいった。[/(改行)]
 いなずまが
337 now thoroughly awake.
 One flash followed
#19037 LMSさん
 説明に(*)を付けた項目は、岩波世界児童文学集29(1993年10月8日)では訂正済み。

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