~雷魚~
日本国内には3種類のSnakehead 『カムルチー』、『ライヒ(タイワンドジョウ)』、『コウタイ』が生息しています。この内、沖縄地方(石垣島)に主に生息しているコウタイを除いた、カムルチー・ライヒ(タイワンドジョウ)が雷魚と呼ばれ私達の釣りの対象魚となります。 ライヒ(タイワンドジョウ)は近畿地方を中心に四国や中国地方の一部に生息している最大およそ70cmまでの雷魚です。原産国である台湾では近年水質の悪化などで生息数が激少している魚です。
私が子供の頃には近所の溜池や川、沼など日本全国いたるところにごく普通に生息しており子供であった私達のルアー釣りの遊び相手でした! 経済発展し私達の生活環境が豊かとなって行く代償として、
自然が破壊され生活廃水などによる水質の悪化や池や沼田んぼの埋め立てにより多くの動植物が激減していきました。 雷魚も例外でなく生息は激減し今では一部の地域を除き身近な魚では無くなりつつあります。
✿~水草~✿(浮葉植物)
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。草高は約1m、茎に通気のための穴が通っている。水面よりも高く出る葉もある(スイレンにはない)。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
花期は7~8月で白またはピンク色の花を咲かせる。早朝に咲き昼には閉じる。園芸品種も、小型のチャワンバス(茶碗で育てられるほど小型の意味)のほか、花色の異なるものなど多数ある。なお、果実の皮はとても厚く、土の中で発芽能力を長い間保持することができる。1951年(昭和26年)3月、千葉市にある東京大学検見川厚生農場の落合遺跡で発掘され、理学博士の大賀一郎が発芽させることに成功したハスの実は、放射性炭素年代測定により今から2000年前の弥生時代後期のものであると推定された(大賀ハス)。その他にも中尊寺の金色堂須弥壇から発見され、800年ぶりに発芽に成功した例(中尊寺ハス)や埼玉県行田市のゴミ焼却場建設予定地から、およそ1400年から3000年前のものが発芽した例(行田蓮)もある。近年の被子植物のDNA分岐系統の研究から、スイレン科のグループは被子植物の主グループから早い時期に分岐したことがわかってきた。しかしハス科はそれと違って被子植物の主グループに近いとされ、APG分類体系ではヤマモガシ目に入れられている。蓮が立ってくると雷魚釣りでは接近戦かポケット(ハスの葉の隙間)にフロッグを落として誘います。早い時期は、枯れてて釣りやすい!!
葉は菱形で水面に放射状に広がり、葉柄はふくらんで内部がスポンジ状の浮きとなる。その点でホテイアオイに似るが、水面から葉を持ち上げることはない。また、完全な浮き草ではなく、長い茎が池の底に続いている。花は両性花で、花びらは白く、葉のすき間から水面に顔を出して夏に咲く。がく、花弁、雄蕊は各4個で子房は半下位。胚珠は2個あるが一方だけが発育し大きな種子となる。胚乳はなく、子葉の一方だけが大きくなってデンプンを蓄積する。果実は横から見ると菱形で両端に2本のとげ(がくに由来)がある。菱形とはヒシにちなむ名だが、葉によるのか実によるのか両説ありはっきりしない。秋に熟した果実は水底に沈んで冬を越し、春になると発芽して根をおろし茎が水面に向かって伸びる。茎からは節ごとに水中根を出し(これは葉が変化したものともいわれる)、水面で葉を叢生する。平地のため池などに多く、水面を埋め尽くす。日本のほか朝鮮半島、中国、台湾などにも分布する。縁種として日本にはオニビシとヒメビシがある。ヒシの果実にあるとげが2本であるのに対し、ヒメビシとオニビシの果実には4本のとげがある。実用性は乏しいと思われるが、忍者が追手の追撃をかわすために撒くまきびしには、これらが用いられる。菱のトゲがPEラインに刺さって厄介だが雷魚釣りでのカバーでは、もっとも人気あり池を見るとフロッグルアーを投げたくなる衝動に・・・・・
✿日本にはヒツジグサ(未草)の1種類のみ自生する。日本全国の池や沼に広く分布している。白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われる。
水位が安定している池などに生息し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべる。葉は円形から広楕円形で円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入る。
葉の表面に強い撥水性はない。多くの植物では気孔は葉の裏側にあるが、スイレンでは葉の表側に分布する。根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5-10cmほどの花をつける。
✿花がとても綺麗で多数の園芸品種があり、池や睡蓮鉢などで観賞用とする。
熱帯スイレンと呼ばれるものは、原産地はエジプトとされ、熱帯から亜熱帯にかけて約40種が分布し、交配によって多数の園芸種が存在する。
浮葉性植物で、地下茎をのばして生長する。スイレンに似た切れ込みのある浮葉をつける。若葉は食用にされることもある。夏から秋にかけて黄色の花を咲かせる。五枚ある花弁の周辺には細かい裂け目が多数ある。花から生産された種子は翌年に発芽するほか、土壌シードバンク(埋土種子)を形成して、数年間休眠することもある。
✿湖沼や池に生育する。ただしため池などの改修工事や水質汚濁などに伴い、各地で個体群が消滅、縮小している一方で、これまで生息していなかった地域からの報告が増えている。
なおアサザは、2007年に環境省のレッドデータブックが改定された際には、ランクが絶滅危惧II類(VU)から準絶滅危惧(NT)に下げられた。
✿コウホネとはスイレン科の植物の一種。根茎は白くで肥大しており、やや横に這い、多数の葉をつける。葉は水中葉と水上葉がある。いずれも長い葉柄とスイレンの葉の形に近いが、やや細長い葉身をつける。水中葉は薄くてやや透明で、ひらひらしている。冬季には水中葉のみを残す。暖かくなるにつれ、次第に水面に浮く葉をつけ、あるいは一気に水面から抽出して葉をつける。水上用はやや厚くて深緑、表面につやがある。花期は6月から9月ごろで、長い花茎の先端に1つだけ黄色い花を咲かせる。
日本、朝鮮半島に分布する。浅い池によく見かけるが、流れの緩い小川に出現することもある。根茎が骨のように見え、コウホネ(河骨、川骨)の名の由来となっている。
庭園の池で観賞用に栽培されることもある。沈水葉をアクアリウムで鑑賞する例もある。
ガガブタはミツガシワ科アサザ属の多年草。湖沼やため池などにみられる水草である。
あまり深くない止水域に出現する。ただし池沼の改修工事や水質汚濁などに伴い、日本では個体群が減少傾向にある。
浮葉性、または抽水性の植物で、地下茎をのばして生長する。スイレンに似た円心形もしくは卵心形の浮葉をつけ、長さ8-20cm。抽水葉をつけることもある。ただしスイレンと決定的に違うのは、水底の茎から伸びるのが葉柄でなく茎であることである。浮葉の少し下に芽や根が出る部位があり、ここから先だけが真の葉柄である。この部分から根や花芽、やがては葉も出てくることで、この部分だけで独立した植物体となることが出来る。夏から秋にかけて、葉柄の基部にバナナのような形をした殖芽をつくる。花期は7-9月で、多数の白い花を咲かせる。花は上記の葉の少し下の部位から出る。水面から出た花には5弁があり、その白い花弁の周辺は細かく裂けていて、一面に毛が生えたような見かけになっている。自家不和合性をもち、結実するためには他家受粉が必要となる。
トチカガミはトチカガミ科トチカガミ属の多年草。鼈はスッポンのことで、光沢のある丸い葉を鏡に見立てて名付けられた。池や沼に生える浮葉植物。葉には長い柄があり、先端の葉身はスイレンの角を丸くしたような形で、裏面中央には盛り上がった部分があり、このふくらみが浮き袋になって水面に浮かぶ。白色の花は1日でしぼむ。雌雄異株。
トチカガミ科は単子葉植物の科で、淡水または海水中に生育する水草、18属100種ほどからなる。日本と周辺の海には7属十数種が自生し、帰化植物としてオオカナダモ、コカナダモなどがある。世界の熱帯から温帯にかけ分布する。多年生または一年生で、匍匐茎で広がるもの、直立茎に葉が螺旋状につくもの、ロゼット状のものがある。葉の形態も多様で、線形(葉柄がない)、楕円形、心形、円形などのものがあり、多くは水中葉であるがトチカガミのように海綿状組織に空気を含んで浮くものもある。花は子房下位、多くは雌雄異花で、萼と花弁が各2または3枚、またはないものもある。雄蕊は1ないし多数。1-2枚の細長い苞にはさまれ、多くは単生。アクアリウムなどで栽培されるもののほか、花を観賞するために栽培されるものもある。
スイレンなどと同じように葉を水面に浮かべる水草である。澄んだ淡水の池沼に自生する。若芽の部分を食用にするため、栽培されている場合もある。日本では北海道~九州及び南西諸島(種子島・沖縄島に分布するが、すでに絶滅した地域もある。日本国外では、東南アジア~インド、アフリカ、オーストラリア、アメリカ等に広く分布する。多年生の浮葉植物。葉は互生、楕円形で、長さ5~12mm、裏面は紫色。葉柄は裏側の真ん中に着く盾形であり、ハスの葉と同じ付き方である。地下茎は水底の泥の中にあるが、そこから葉柄をのばすのではなく、茎が伸びて水面近くまで達する。秋に地下茎の一部は、養分を貯蔵して越冬用の殖芽となる。この茎からまばらに葉柄をのばし、その先に葉をつける。茎の先端の芽の部分や若葉の裏面は寒天質の粘液で厚く覆われ、ぬめりがある。花期は6~8月。花は茎から水面に伸びた柄の先につき、直径1~1.6cm。花弁・がく片は3枚ずつで、スイレンの花を細くしたような姿だが、花弁は紫褐色であまり目立たない。
寒天質で覆われた若芽は日本料理で食材として珍重される。ジュンサイは秋田県の郷土料理とされ、同県の三種町は生産量日本一である。食べたいぞ!!!