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金林山明了院 東漸寺 墨田区立花6-17-4

蛇行する旧中川に囲まれたところにある天台宗のお寺。石柱の立つ山門を入ると左に本堂、正面が庫裏となっています。
山門を入ってすぐ左に本堂を背にして六地蔵があります。中央に阿弥陀如来像を挟んで3躰ずつ並んでいます。
阿弥陀像の光背には天文元(1532)年の銘が読み取れます。六地蔵も一緒に作られたかどうかわかりませんが、いずれにせよ相当に古いもののようで胴が折れたり、 頭部が破損した像があります。
像高は105cmで像容は左から宝蓋、合掌、数珠、錫杖、幢幡、柄香炉を持った姿です。
山門の右には大きな地蔵坐像と小さな仏像群をいただいた台石があり、木を挟んで90cmばかりの庚申塔があります。こちらは宝暦13(1763)年に造られたものだそうで、側面には「左 やくし道 右 市川道」とあり道標を兼ねていたようです。(2016.01)


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