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柏邑山 松林寺 杉並区高井戸東3-34-2

曹洞宗のお寺。京王井の頭線・高井戸駅から環状八号を北に行き、人見街道で右に折れてバス停一駅のところにあります。
寺号を刻んだ大きな石板を持つ山門を入ると、正面に本堂、右手に鐘楼、左手が墓地になっています。それほど広い境内ではありません、
六地蔵は山門を入ったすぐ左手、墓地の入口に二基の庚申塔や数基の石碑とともに祀られています。
六躰は左から両手で数珠(修羅道)、宝珠と錫杖(地獄道)、両手で柄香炉(天道)、合掌(人道)、両手で幢幡(畜生道)、両手で宝珠(餓鬼道)を持つ姿です。
蓮台の下には円盤型の石が敷かれ、その下に角柱の台座があります。その正面には二人の戒名と命日が刻まれています。
命日の年号は左から寛政5(1793)年、天明3(1783)年、寛政7年、宝暦13(1763)年、中の2体に享和3(1804)年、右の2体に明和元(1764)年、明和5年、などの文字が読み取れます。
また一番下の大きな横長の台石には「右 五日市道」「左 府中裏道」と刻まれていました。 (2016.03)

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