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石質や造りが同じには見えないのですが

村高山 栖岸院 杉並区永福1-6-12

首都高速新宿線沿いにある浄土宗のお寺。道路沿いに7〜8軒のお寺が並んでいる地域です。
弧を描く屋根を持った山門を入ると、同じく弧を描く軒を持った本堂となります。本堂の前には石灯籠があり、本堂左のゆるい坂を下ると墓地です。
七地蔵は坂の正面で大きめのお堂の中から出迎えてくれます。
六躰は船形光背があり、中央の一躰は丸彫りで時代も作りも明らかに異なります。六地蔵も石の質や作りが同じには見えないので、のちに一組として祀られたようです。
持物は左から施無畏印と宝珠、合掌、両手で幢幡、中央が錫杖と宝珠、その右が同じく錫杖と宝珠、数珠、両手で柄香炉のようです。光背の高さは85cmあります。
入っているお堂に地蔵菩薩の真言として「オンカカカ ビサンマエイ ソワカ 南無地蔵菩薩」と書かれた板が貼り付けてありました。 (2015.11)(2019.05.30:再訪)

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