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寄せ集めながらも二組の六地蔵がお出迎え

慈雲山光明院 荻寺  杉並区上荻2-1-3

JR中央線・荻窪駅を線路沿いに西へ600歩ほど歩くと環状8号通りにぶつかりますが、丁度その交点にあるのが光明院で真言宗のお寺です。
山門を入ると参道は右カーブを切っています。突き当たりに永代供養塔があり、その裏に墓地があります。境内は中央線の線路に沿って左に広がり、庫裏、鐘楼、本堂、閻魔堂、慈雲殿などの伽藍が並びます。
山門を入ってすぐ右手に上段、下段二組の六地蔵が参詣者を迎えます。
前列下段の六地蔵は像高60cmばかりでやや小さめです。台石には「妙善童女」など「童女」「童子」と子供の供養のために造られたと思われる文字が読み取れます。
一体の台石に見える造年は「享和3(1803)年」となっていました。
像容は左から柄香炉、両手で数珠、合掌、与願印と錫杖、宝珠と施無畏印、宝珠と錫杖となっています。
錫杖を持った地蔵が二体ありますので、二組以上の六地蔵から寄せ集めた六地蔵のように思われます。
後列上段の六地蔵は寸法の大小があって、85cmと90cmの二種類です。こちらの台石には「講中三十六」などの文字が見られ、連名で奉造されたもののようです。
像容は左から数珠と錫杖、幢幡、宝珠と施無畏印、合掌、両手で数珠、柄香炉です。こちらは地蔵の大きさから、寄せ集めた六地蔵だと思われます。
前列右端の新しい地蔵は「壱千体地蔵奉納者一同」の銘が入っています。顔の表情が現代的です。
山門のすぐ左、中央線線路沿いに人がやっとすれ違えるだけの幅の細道が境内の中を貫いています。 お寺の西の住宅地への近道になっていて、人だけでなく自転車(降りて押すのがマナー)も頻繁に行き交います。 (2017.06)

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