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高詳山 嶺雲寺 品川区東大井2-15-10

京浜急行・鮫洲駅と立会川駅の中間にある曹洞宗のお寺。立会川駅のすぐぞばに坂本龍馬像が建っています。江戸時代、近くに土佐藩下屋敷があったので、一時、龍馬も警備の隊員として詰めていたらしいのです。
駅から龍馬像を過ぎて泪橋の通りを橋と反対に勝島運河に沿って北に足を進めると、大きな老舗蕎麦処・吉田屋があります。その少し先です。
通りに面して巨大な石碑が建ち、嶺雲禅寺の寺号が刻まれています。参道右は駐車場です。
山門を入るとすぐ目の前に本堂があり、その左に棟続きのようにして庫裏が建っています。庫裏の前、境内左が墓地です。
境内の右には北浜稲荷大明神の社があり、その右横にもう一つ堂宇が並んでいます。
六地蔵は本堂左手前、墓地を背にして並んでいます。蓮台を含め像高55cmばかりの小さな六地蔵なので、山門から一目見た感じでは、横に備えられた床几で一休みした参詣者が手荷物を忘れていったのではないかと思ったりしてしまいます。
銘は見当たりませんでしたが、ステンレス製の花立のついた台石や水鉢(香炉)を見ても新しく奉造されたと思われます。
像容は左から数珠、合掌、宝珠に錫杖、宝珠に施無畏印、経巻、柄香炉です。錫杖は金属製。 顔の造りは、切れ長の目、やや大きめの鼻、厚めの下唇で顎は二重顎でした。 (2017.10)

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