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補陀落山 海晏寺 品川区南品川5-16-22

京浜急行・鮫洲駅近くにある曹洞宗のお寺。第一京浜に面しています。
境内正面に本堂、左に鐘楼と球石を祀った二つのお堂があり、その裏手が墓地になっています。境内右手は庫裏。
山門を入ってすぐ左に鐘楼裏の墓地に通じる参道があります。その左手奥、大木の片隅、古い蘇東坡とゴミ置場のようなところに大正12年の関東大震災の犠牲者供養塔がありました。この塔は7 周忌のため昭和4年に建立されたものです。
あまり人目につかない供養塔の台石に高さ6cmばかりの白く小さな六地蔵が祀られていました。墓地への入り口とはいえ、ほとんど気付かれない場所に、ほとんど気付かれない大きさの六地蔵です。5躰はすべて両手で宝珠を持ち、1躰だけが錫杖と宝珠を持つ姿です。
本来の六道六態の六地蔵ではありませんが、掲載することにしました。
いつ誰によって奉納されたものかわかりませんが、たまたま足を伸ばしたお寺でこうした可愛い六地蔵に出会うと次の「巡り」の励みになります。 (2016.02)

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