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高雲山金剛院 瑞円寺 渋谷区千駄ヶ谷2-35-1

曹洞宗のお寺。広い石段を登って山門を入ると参道を左にに進みます。その左手は広い庭になっていて右手に本堂があります。
本堂の右から墓地に通じています。そこに大きな水子地蔵を挟んで左に3地蔵、右に4地蔵が並んでいます。
左側は合掌、錫杖と宝珠、幢幡?、右側は数珠と宝珠、柄香炉、如意、錫杖と宝珠の順で並んでいます。ただ左側の真ん中、錫杖と宝珠姿の地蔵は石柱型で他の船形地蔵と彫り方が明らかに異なっています。奉造年も「昭和33年」です。と、いうわけで右側右端の錫杖と宝珠を加えてが元々の一組の六地蔵だったと思われます。像高は55cmです。
地蔵のすぐ後ろ、墓への参道に面して2基の庚申塔があります。どちらにも青面金剛に踏まえられた天邪鬼の下に三猿が見えます。
水子地蔵の右手には十数段の石段にたくさんの石版、石碑、石仏を安置した大変大きな無縁塔があります。その最上段に六面塔六地蔵が安置されていますが、石仏や石版、石碑群の奥にあるので近寄れず、石仏などに遮られたりして像容もうまく確認できませんでした。
わかる範囲で。山門を入った東南側から見て、正面が数珠、その右が錫杖?、さらに宝蓋または如意、裏面が宝珠。正面左に香炉?、その左に合掌の姿と見ましたが。
また笠の下に地蔵名が左右に分かれ二行に刻まれていますが、これもはっきり読み取れません。「(地)持」「地蔵」、「宝(印)」「地蔵」、「(陀羅)尼」「地蔵」と読めそうな字がありましたが・・・。 (2015.12)(追加取材:2017.08)

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