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欠損があるものの彫りの丁寧な六地蔵

渋谷山 福昌寺 渋谷区東3-10-13

明治通りに面した曹洞宗のお寺。立派な本堂左の狭い通路をくぐると墓地に入ります。
六地蔵はすぐ右手にひっそりと佇んでいます。二枚の石に3体ずつ彫り出されていますが、左の2体は破損が激しく姿がはっきり見えません。
山門を入った左に古墳時代の石棺を転用した阿弥陀石棺仏があります。(2015.09)

山門、本堂など、伽藍は重厚なコンクリート造り。関係者以外は入りにくい雰囲気です。 墓地への通路も、案内もない階段を登って、一旦建物の下をくぐるので、わかりにくいです。
二石六地蔵はW75 cm、H55cmの石板二枚に三体ずつ浮き彫りされています。 像容は上左から錫杖、柄香炉、宝蓋、下左からは幢幡、合掌、数珠となっています。
ご覧のとうり錫杖像は頭部、胴体ともに欠損、柄香炉像は胴体が欠損しています。
左の石板の左横に「願主/〇〇」の銘が見えますが「〇〇」が読み取れませんでした。
裏面には銘なし。右石板の右横は欠損、二枚の間は隙間なしで側面に銘があるかどうかはわかりません。
(2021.10:再訪)

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