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石材は六地蔵には珍しい薄墨色

青林山増明院 金剛寺 大田区鵜の木1-15-5

真言宗のお寺。東急多摩川線・鵜の木駅の近く。駅を出て少し急な坂道を環八通りに向かって登ります。山門までの両側は銅屋根を持った板塀が続きます。
境内正面に本堂、右に庫裏、左は十三重の塔たつ前庭、本堂左から裏に墓地という配置です。
六地蔵は本堂と前庭の間の墓地に通じる石段を登ったところで墓参者を待ちます。
石材は六地蔵には珍しい薄墨色の石です。弘法大師生誕1200年記念の昭和48年に奉納されたようです。
像高は63cmで、像容は左から柄香炉、数珠、合掌、幢幡、宝珠に施無畏印、宝珠に錫杖となっています。
丸顔でしっかりした表情の地蔵です。経年の割りには風化が進んでいるようで、中には目を見開いて正面を見つめているように見える地蔵もいます。造りは何となく武骨な感じのするお地蔵さんです。
墓地への石段の上り口にある修行姿の大師像はサルスベリの花に囲まれていました。(2018.08)

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