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姉弟(?)を悼む二基の立派な五輪塔六地蔵

慈雲山 龍興禅寺 中野区上高田1-2-12

この地域には多くの寺院が集まっており、早稲田通り沿いだけでも10ヶ寺ばかりあります。
臨済宗のお寺。龍興寺と龍興禅寺の入り口が並んでいますが、龍興禅寺の山門を入って本堂を左に回り込むと墓地に通じます。
石段を下っていくと左側に石塔が三つ、その先に大きな台石に多くの石碑、石仏が祀られた龍興寺無縁塔があります。
三つの石塔の内、二番目と三番目が五輪塔六地蔵です。最初の石塔は台石の両面に「南無(多宝)如来」「南無釈迦如来」の文字が見えます。
二つの五輪塔にはそれぞれの方形の地輪に当たる部分の三面に地蔵像が浮彫されています。右の大きい方は高さが185cm、左は165cmです。幅40cm、高さ50cm(45cm)の四角の中に二躰ずつ地蔵が彫られています。
像容は大きい方は正面が蓮華と幢幡(写真右上)、右面に宝珠と数珠、左面に宝珠に錫杖と合掌、小さい方の正面に如意と幢幡(写真右下)、右面に香炉と数珠、左面に合掌と宝珠に錫杖となっています。
ただし、如意と蓮華は見分けが微妙で自信がありません。どちらも像高は35cmです。
大きな五輪塔には「宝永四丁亥(1707)歳 ・・院殿性光利相童女 六月二十六日」の銘が、小さい五輪塔には「宝永六己丑(1709)歳 幻光院殿・・・・童(子) 十一月?七日」の銘がありました。同じ家の方の五輪塔と思われます。
六地蔵巡りを始めた頃には「五輪塔六地蔵」というものを知りませんでしたので、分類を「四角柱六地蔵」としていました。
こんな立派な五輪塔六地蔵が近くのお寺に二つもあって、その貴重さに気が付きませんでした。 (2015.12)(2020.02:再訪)

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