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奉造は新しいですが迫力ある涎掛けです

新井山梅照院 薬王寺 中野区新井5-3-5

西武新宿線・新井薬師駅から方徒歩5分ばかりのところにある真言宗のお寺。本堂、鐘楼、薬師堂、不動堂、大悲殿、山門と多くの伽藍を持ちます。江戸時代には子育薬師として知られ、多くの参詣者を集めたと言います。近年は裏の新井薬師公園とともに春は桜の名所として賑わいます。
六地蔵は西門のすぐ側、三界萬霊の供養石仏群に向かい合うようにして並んでいます。
像高は80cmとやや大きく、像容は宝珠に錫杖、合掌、柄香炉、宝珠に施無畏印、幢幡の姿となっています。
何枚も重ねられた涎掛けには迫力がありますが、台石には奉納者3名の名前と奉納年・平成18年が刻まれていますので、新しく奉納されたもののようです。
三界萬霊の石仏群の中には赤子と思われる幼く可愛い円光背の小さな浮彫り地蔵が午後の日差しを浴びていました。 (2016.11)

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