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六体それぞれ顔の向きや表情が異なっています

梧棲山 玉鳳寺 港区三田4-11-19

桜田通り・魚藍坂下の近くには寺町のような一角があり多くの寺院が集まっています。桜田通りからマンション横の道を入ったところにある曹洞宗のお寺です。
山門の正面が本堂です。境内はあまり奥行きがありません。本堂前左に「西方第十六番」の石柱、丸彫り立姿の地蔵、座姿両手宝珠の地蔵、上に1匹、下に2匹の三猿を浮彫した庚申石板が雨屋の中に安置されています。
六地蔵は境内左にある墓地の前に、こちらも雨屋の中に祀られています。童児姿で小さく見えますが90cmの像高があります。
六体それぞれ顔の向きや表情が異なっており、墓参の人の心を和ませる姿です。持物や印は左から宝珠と錫杖、両手で宝珠、両手で数珠、合掌、両手で幢幡、そして右端の地蔵は握った左手を上にあげ、右手に香炉となっています。
何時の作かはわかりませんが、新しいものと思われます。「変わり六地蔵」の仲間に入るのでしょうか。(2016.05)

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