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男女ペア。これが六地蔵?

長青山梅窓院 寶樹寺 港区南青山2-26-38

地下鉄外苑前駅の直ぐ近くにある浄土宗のお寺。青山通りに面した参道両脇は竹林になっています。
不老門を過ぎて右手正面に超近代的な建築物が目に飛び込んできます。この建物が本堂・観音堂です。全面ガラス張りで従来の寺院建築の範疇を飛び越えています。
本堂左が墓地となっていますが、都心の墓地としてはかなり広大な敷地です。
参道脇の竹林の中に30cmにも満たない小さな可愛い男女ペアとも思える地蔵さんが3組、参道入り口と不老門近くに祀られていました。
六地蔵には決まった形はないとも言われます。これが六地蔵かどうかわかりませんが「巡り会い」の一つに加えることにしました。 (2016.01)

再訪(2023.02)
明治時代初期の測量に使われた几号標準点を刻んだ水鉢があるというので探しに行ってみました。
16年の訪問時にはペア地蔵に満足して墓地には入りませんでしたが、今度は失礼して、水鉢らしきものを求めて広大な墓地に入りました。
目的の几号を刻んだ水鉢は見つけられませんでしたが、ペア地蔵以外に普通の六地蔵があるのを見つけました。
墓地の東端、やや南寄りの所に作業舎・トイレのある建物がありますが、その前の木立の中に祀られていました。像高48cm、蓮台高10cmの小さな地蔵でした。
像容は左から柄香炉、数珠、合掌、幢幡?、宝珠に施無畏印、宝珠に錫杖となっています。
頭部に欠損があったり、首に修復の跡があったりしますが、かなりしっかりとした造りです。
写真横上は数珠持ち地蔵の上半身、下が六地蔵全体写真です。

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