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六地蔵を見上げながらの墓参となります

道本山東海院 霊巌寺 江東区白河1-3-32

清澄公園近くの浄土宗のお寺。幼稚園を挟んだ隣に深川江戸資料館があり、参道に面した道路は「深川江戸資料館通り」と呼ばれているようです。
山門を入ると左側から本堂の左を抜けて裏側にまで墓地が続いています。途中、江戸六地蔵の五番目にあたる銅像の地蔵菩薩坐像が祀られており、本堂横には立派な門柱と塀に囲まれた松平定信の墓があります。
境内右には併設の幼稚園があり、その施設を背負うようにして勢至丸(法然上人幼名)の坐像があり、その奥、本堂寄りに瓦屋根の子育呑龍上人奉安所が建っています。
本堂左から裏に続く墓地の屋根付き仕切り塀に沿って六地蔵が並んでいます。大きな台石の上に模様入りの平らな台石を置き、その上に蓮台込みで150cmの地蔵が載っていますので、墓参の人は六地蔵をやや見上げるようにお参りすることになります。
像容は如意、幢幡、宝蓋らしきものを持つ3躰、合掌が2躰、錫杖と宝珠が1躰です。蓮台の作り、衣の襞の形が異なっていて4躰。1躰、1躰に分かれそうです。顔も4躰はやや面長で他は丸顔系です。
本堂裏の墓地はかなりの広さです。
この付近には霊厳寺の別院や塔頭を含めかなりのお寺がありますが、 境内外墓地を他の寺院と一区画を分け合うように管理しているところが多いようです。 (2016.02)

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