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ペディキュアしています?

思惟山正受院 浄業三昧寺 北区滝野川2-49-5

JR京浜東北線・王子駅の西、音無川(石神井川)の南岸に2寺あるうちの一つ、浄土宗のお寺です。音無橋から川の南岸に沿う細道を西へ300mほど歩くとお寺の裏に出ます。手前の細道から境内に回り込めます。本来は南の長い参道から、鐘楼を乗せた山門を潜るのが道筋ですが。
南側の道路から5〜60m入ったところに山門があります。山門を入って左右に墓地があり、石柱門の奥、正面に本堂、その右に客殿となっており、本堂左、少し離れて慈眼堂が建っています。慈眼堂と隣の子育て地蔵堂には沢山の赤ちゃん供養の花が堂前の献花段を埋めていました。「赤ちゃん寺」として有名なのだそうです。
六地蔵は石柱門を入った右塀に並んで参詣者を迎えます。像容は左から宝珠に施無畏印、数珠、幢幡、合掌、柄香炉、宝珠に錫杖です。像高はやや小さめの60cmです。
台座碑銘には左に「こころ やさしく きよらかに」、右に地蔵名が記されています。金剛願(地獄)、金剛宝(餓鬼)、金剛悲(畜生)、金剛幢(修羅)、放光王(人間)、預天賀(天上)。
かわいい前垂れを着けてもらっています。左端の宝珠が他の持物に比べて小さめに造られています。衣から出ている足先が面白く、爪まで彫り込まれていて、白く光ってペディキュアをしているようでした。
(2018.03)

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