image

六地蔵と阿弥陀三尊像を浮彫りした六面塔

無量山龍谷院 西音寺 北区中十条3-27-10

環七通りをJR東十条駅寄りに入ったところにある真言宗のお寺。境内からは東北新幹線の姿が見えます。
石柱門の左手前に豊島88霊場三十一番の石碑、円光背地蔵立像と並んで六面塔六地蔵があります。
それぞれの面に地蔵立像を浮彫りにし、そのうち三面には地蔵の上部に阿弥陀三尊坐像(阿弥陀如来と観音菩薩と勢至菩薩)が浮彫りされている珍しい六面塔です。
塀の角に建っているので像容が確認できるのは4面だけです。地蔵は左奥の面から錫杖、幢幡、施無畏印と宝珠、宝蓋を見ることができます。
塔の高さは台石を除いて160cmで1面の幅は25cm、像の高さは55cmです。台石には「宝暦(1751−64)」の年号と「豊島郡十条村」が刻まれています。(宝暦二(1752)年の造立だそうです)
残念ながら山門より中には入れませんでした。参道の右に観音堂、門の外からですが本堂の左に鐘楼があり右手が墓地の入口になってなっているようです。 (2016.02)

六地蔵巡りに戻る