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昔は紅葉、今は桜。六地蔵も花見?

瀧河山松橋院 金剛寺 北区滝野川3-88-17

JR京浜東北線・王子駅の西、音無川(石神井川)の南岸に2寺あるうちの一つ、真言宗のお寺です。音無橋から川の南岸に沿う細道を西へ700mほど歩き、左手にある境外墓地のコンクリート壁を過ぎて紅葉橋に出ると、通りの反対側に山門があります。
山門内側左右に金剛力士の石像があります。境内正面に本堂、左に客殿、右に弁天堂が建っています。通りを隔てて山門の正面に広い墓地の入り口があり、入った左に六地蔵が祀られています。
昭和60年に造立されたもので、像高は60cm。やや小さめの六地蔵です。像容は左から経巻、合掌、柄香炉、宝珠に施無畏印、数珠、宝珠に錫杖となっています。
持物の経巻は幢幡かとも思われますが、布飾りが小さく房と見て経巻としました。柄香炉の香炉がぶら下がっています。錫杖は金属製です。
頭部にも鑿痕を残しています。やや小さめの耳の造りです。
昔は紅葉の名所だったとかで紅葉寺と言われていて、山門左に寺号を刻した大きな石柱が建てられています。しかし、現在は飛鳥山、音無親水公園から紅葉橋あたりまで川岸に桜並木が続く花見の名所になっています。
満開の時期の訪れましたので、墓地も華やかな雰囲気に包まれていました。六地蔵も花見のひと時? (2018.03)

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