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「しっかりした顔立ちの六地蔵

紫雲山瑞泉院 光明寺 葛飾区亀有3-41-11

JR常磐線・亀有駅の東を環七通りが南北に走っていますが、南に行って京成本線に突き当たるまでの道の両側に10ヶ寺ほどのお寺があります。
亀有駅から500歩の圏内に3ヶ寺があります。そのうちの一つで真言宗のお寺です。駅南口を出て東南に歩き、環七通りに出て香取神社前の信号の近くにあります。山門は環七通りに面しています。
山門の正面に本堂、左に客殿があるようですが、工事中で確認できませんでした。境内右一角が墓地です。
山門すぐ右手、墓地手前に六地蔵が建っています。かなり古そうですが、一体の光背の先端が欠けているくらいで、大きな損傷はありません。建造年は判りません。
高さは蓮台込みで80cmあります。像容は左から宝蓋、柄香炉、合掌、数珠、幢幡、宝珠に錫杖です。顔の彫りは浅くなっていますが、しっかりした顔立ちのようです。
本堂右手前に一体の船形地蔵菩薩立像がありました。ちょっと表情が面白かったので掲載しました。鼻の頭が欠けています。建造年は元号?の「天」が見えました。「天和(1681−84)、天明(1781-89)、天保(1831-45)」のいずれかでしょうか?
門前は車の行き来が激しい通り、裏一面にには大きな商業施設が建っていて、環境的には厳しいものがあります。 (2017.11)

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