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五地蔵。あと一体はどこに?

恵日山 観蔵寺 葛飾区東金町7-1-2

JR常磐線・金町駅と江戸川の間を南北に都道307号に繋がって471号が通っています。常磐線の北側、この都道沿いに五ヶ寺がありますが、そのうちの一つです。
金町駅からバスで2停留所の距離です。都道471号に面しています。真言宗のお寺。
山門右手に会館が建ち、その奥に<疣取り地蔵>のお堂があります。山門左に本堂、その奥に庫裏、境内中央奥から右手に墓地があります。
会館の奥、疣取り地蔵の裏に三界萬霊塔が建っています。そこに集められた石仏、石塔の中に船形光背の地蔵立像が安置されていました。三体は萬霊塔正面に立つ大きな船形光背地蔵立像の左横に、他の二体は左側面の奥にありました。
船形光背にしては上部の先端が丸みを帯びています。全体の造りからしてこの五体は一組の六地蔵であったと思われます。
寸法は高さが75cm、幅は30cmです。像容は正面の三体は左から宝蓋、宝珠に錫杖、幢幡で、側面の二体は奥から合掌と数珠でした。
側面の二体は墓地の石柵との間隔が無く、柵の上から見下ろす位置からの撮影となりました。
光背部分には「為先祖代々???」や「諦順法師???」が読み取れますが、年代は判りませんでした。
もう一体は?。柄香炉持ちの地蔵でしょうか。萬霊塔の石仏群を一つ一つ調べましたが、見つかりませんでした。何処へ行ってしまったのでしょうか。
この寺は、金町駅近くの金蓮院の門徒が創建したとか。金蓮院に比べると小さなお寺でした。 (2018.02)

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