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境外墓地の壁に埋め込まれたように六地蔵が

薬王山宝持院 真頂寺 葛飾区青戸8-18-18

JR常磐線・亀有駅の東を環七通りが南北に走っていますが、南に行って京成本線に突き当たるまでの道の両側に10ヶ寺ほどのお寺があります。そのうちの一つで真言宗のお寺です。
環七通りが水戸街道と交わる青戸八丁目交差点のすぐそばです。「亀有」と「青戸」にまたがるからでしょうか「亀青」小学校に境内は隣接しています。
境内は狭く、山門を入ると正面に本堂、右側に墓地、左は小学校です。墓地と参道の間に新しいマンション墓地のようなものが整備され、一番奥に石造りのお堂が建てられています。
山門前の通りを隔てて、小学校の南門の前に境外墓地があります。その道沿いの壁に埋め込まれたような形で船形六地蔵が祀られていました。
光背に刻まれた地蔵名と像容は左から金剛悲=幢幡?、金剛幢=如意?、金剛宝=合掌、金剛願=宝珠に錫杖、放光王=柄香炉、預天賀=両手を袖の中(拱手?)、の姿です。左端の地蔵は顔が欠落しています。像高は80cmです。
この宝持院は西青戸の大部分が境内だったと言われるほどの大寺院だったそうです。六地蔵で訪問した青戸の観音寺や亀有の光明寺などはその昔、宝持院の末寺だったようです。
(2018.02)

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