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元は二組の六地蔵だった?

宝勝山南蔵院 蓮光寺 板橋区蓮沼町48-8

中山道に面した真言宗のお寺です。参道から山門を入ってすぐ右手に六地蔵と3躰の地蔵尊が並んでいます。背にしている塀の向こうが狭い墓地になっています。
六地蔵は60㎝くらいで船形光背に光輪をもっています。3躰のお地蔵さんも光輪付きで80㎝くらいです。
9躰は同じ作者のようで、大きな地蔵の台石によれば昭和43年に個人の供養で再建されたようです。
六地蔵の像容は左から柄香炉、数珠、合掌、幢幡、宝珠に施無畏印、宝珠に錫杖です。幢幡には「厄除地蔵」と刻まれています。
3躰のお地蔵さんは柄香炉、数珠、宝珠に錫杖の姿です。おそらく持物の異なる他の3躰の地蔵があって、一組の六地蔵だったと思われます。
境内には枝垂れ桜の大木があり、名所として季節には賑わうようです。 (2015.11)

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