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多くの地蔵像を従えて

板橋向原霊園 板橋区向原3-2

地下鉄有楽町線・小竹向原駅の北東、向原中学校の隣にあります。ここには二つの霊園があります。ひとつは中学校との間の道を下ったところが入り口の「板橋向原浄苑」と中学校前の道に面した入り口の「板橋向原霊園」です。前者は浄土真宗の寺院が、後者は一般社団法人板橋向原霊園が運営管理しているらしいです。一ブロックが中央で仕切られています。
コンクリートブロック塀に囲まれています。鉄扉を入ると正面に事務所、右に墓地です。墓地の手前、外塀に沿って石仏が集められています。
前面に六地蔵、その背後に三体の円光背の丸彫り地蔵立像、三体の丸彫り地蔵立像、小さな四体の船形地蔵立像が敷地改修の時に石の台座の上に祀られたようです。
六地蔵の像や蓮台、台石には若干の違いが見られますが、事務所の説明文によれば建造は「宝暦十三(1763)年」頃のものということです。台石の銘からも「宝暦十三年」「宝暦十四年」の文字が読み取れました。
像容は左から柄香炉、合掌、宝珠に錫杖?、宝蓋、幢幡、宝珠に錫杖です。像高は60cm〜65cmです。
四基の庚申塔は逆光で上手く撮影できず、刻まれた銘も読み取れませんでした。あまり天気が良すぎるのも撮影や銘の読み取りには良し悪しです。 (2016.12)

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