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| バラバラの六体ですが「享保」年間生まれ 
 西台山圓福寺 法蔵庵 板橋区西台3-35
 
 東武東上線・東武練馬駅と地下鉄三田線・西台駅との中間にある曹洞宗のお寺。法蔵庵は本寺の北通用門を出て北西に入ったところにあります。
 本寺の山門はバス通りに面していて杉の大木を背に大きな仁王石像が建っています。初めは間違えて広い境内を六地蔵を求めて探し回りましたが見つかりません。イチョウの葉を掃除していた人に尋ねて、法蔵庵を教えていただきました。
 法蔵庵の六地蔵は石柱門の右手に船形光背の合掌地蔵とともに祀られていました。
 六体はそれぞれ台石も蓮台も彫り方もバラバラです。寸法は55cm〜65cmです。
 台石の銘の年号を調べると左端から「享保十一年」「??十四年」「享保十三年」「享保六年」「?」「享保十三年」で「享保(1716-1735)」年間となっていました。
 像容ははっきりしませんが左から?と施無畏印、合掌、幢幡、宝珠と施無畏印、宝珠と錫杖、数珠に施無畏印となっていました。左端の左手の持物は御所車の車輪のようなものですが名前がわかりませんので写真を掲載しました。
 境内は右に庫裏で奥が墓地になっています。本寺の仁王のいる山門も載せました。
(2016.12)
 
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