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大師堂の前と石段に二組の六地蔵

武王山安養院 最明寺 板橋区東新町2-30-23

真言宗のお寺。東武東上線・ときわ台駅の南西、城北中央公園の近くにあります。
東と南に門がありますが、南側が正面です。参道を入って山門をくぐると正面に本堂、左に鐘楼と大師堂があり、右手は客殿です。大師堂の左には石段があり墓地に通にています。
六地蔵は大師堂の前、鐘楼の脇道で鐘楼に向かって並んでいます。
像高は75cmです。蓮台や台石にややバラツキがありますが、台石の銘は六基とも「享保十二(1727)年」となっています。
像容は左から数珠、柄香炉、幢幡、宝蓋、宝珠と錫杖、合掌です。
大師堂の左には石段の踊り場にも六地蔵が祀られています。まさに墓地の入り口にあたる場所にあります。
像容は左から幢幡(右肩)、宝蓋、数珠、宝珠に錫杖、柄香炉、幢幡(左肩)です。像高は90cmあります。建造年はわかりません。
階段を上りきったところに無縁石仏が集められていますが、その中に踊り場の六地蔵に造りがそっくりの地蔵立像を二体見つけました。
切れ長の目、膨らみ加減の瞼などよく似ています。同じ石工の作なのでしょうか。
木立の多い広い境内に初冬の日差しが紅葉を照らし石仏に独特の雰囲気を与えていました。 (2016.12)

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