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常谷山 妙泉寺 江戸川区谷河内1-6-12

京葉道路と柴又街道の交差点の西北西に位置する日蓮宗のお寺。「鹿骨(ししぼね)2丁目」バス停が最寄駅となります。
東側の石柱山門から境内に入ると、参道を挟んで右に駐車場と通用門、正面に本堂、右に庫裏があり、本堂左手前には大きな四角い建物・久遠廟(納骨堂)が建っています。墓地は久遠廟の左に広がっています。
本堂と庫裏の裏側にあたけ丸 稲荷堂という八角形の建物があります。これは徳川三代将軍家光が建造した御座船の守護神・安宅丸御霊稲荷大明神が祀られているのだそうです。
久遠廟の右手前に二つの堂宇があります。奥の小さな堂宇の中に笠と火袋に当たる部分だけが残った六地蔵灯篭が安置されています。しかし笠と火袋も石の質が異なっているようです。下の棹に当たる部分などは明らかに後から作られたものでしょう。もしかしたら灯篭ではなく六面石柱の六地蔵だったのかもしれません。
地蔵像は立像で、かなりしっかり掘り出されていますが、損傷が激しくほとんど像容が推測できません。
笠と火袋で43cm、地蔵像が浮き出ている火袋の部分は26cmです。地蔵の足の部分も損なわれていますので、火袋の天地はもう少し大きかったと思われます。
この六地蔵をなぜ「六地蔵灯篭」と思ったのか、根拠となる資料が思い浮かびません。情けないことです。 (2017.10)

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