image

顔面が崩落していて表情が分かりません

善光寺 文京区小石川3-17-8

東京メトロ南北線・後楽園駅、都営地下鉄三田線・春日駅の北西500mほどのところにある浄土宗のお寺です。
文京シビック前から千川通りを北に、「こんにゃくえんま」の源覚寺を過ぎ、次の信号を西に入ると善光寺坂です。登った右手に東門、その先が山門です。
境内は山門正面に本堂、右に寺務所、左から本堂裏が墓地となっていて、山門の通りを隔てたところにも墓地があります。
六地蔵は山門と東門の間の壁際に、境外墓地に背を向けた形で祀られています。
高さが64cmの船形光背の六地蔵です。
建造年はわかりませんが、かなりの年数を経たもののようで、六体のうち五体の頭部が崩れてしまっています。
像容は左から合掌、数珠、柄香炉、宝蓋、幢幡、宝珠に錫杖です。
江戸時代は坂の突き当たりにある伝通院の一塔頭だったのが、明治に入って独立し、信州長野の善光寺の分院になったのだそうです。
山門前には「信州 善光寺 月参堂」の石柱が建ち、横壁には奉納者の名前を刻んだ石板がびっしりはめ込まれていました。 (2019.10)

六地蔵巡りに戻る