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善龍山清源院 常徳寺 文京区本駒込3-7-16

地下鉄南北線・本駒込駅の東側、本駒込から向丘の一帯にはたくさんの寺院が集まっています。本駒込駅を千駄木方向へ行ったところにある浄土宗のお寺です。
山門を入ると左手に細長いコンクリート造りの建物が本堂手前まで続いています。建物は幾つかに区切られていて、そのうちの一つが身代り地蔵尊の堂宇となっています。地蔵尊は恵心僧都作と伝えられ七尺余あり、諸人の病苦の身代わりになると信心されてきたようです。
境内の右手は木立の中に石塔、石板、石仏などが安置されています。その奥、本堂、庫裏との間に真新しい二基の灯篭と花立、線香立のある立派な三界万霊を供養する区画が設けられています。
並び置かれた石碑、石仏、石塔などは江戸時代にまで遡るかなり年代を経たものばかりのようです。
六地蔵はその石碑群を従えるように一番前に、線香台の左右に三体ずつ並んでいます。像高は75cmです。
持物と印は左から幢幡、柄香炉、宝蓋で、右三体は数珠、合掌、宝珠に錫杖です。宝蓋を持つ地蔵の右手の造りが面白かったので右の写真に載せてみました。
墓地には入りませんでしたが、本堂裏側に広がっているようです。 (2016.10)

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