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巨大な六面塔ですが、阿弥陀様?お釈迦様?

東光山見生院 定泉寺 文京区本駒込1-7-12

東京メトロ南北線・東大前駅から本駒込駅にかけての本郷通りの両側には多くの寺院が集まっています。明暦の大火(1657)後、当地へ移転してきたそうです。そのうちの一つで本駒込駅の北、すぐ近くにある浄土宗のお寺です。
石柱のある山門を入ると左手に定泉寺夢現地蔵尊のお堂があり、その左から正面の本堂の左、本堂裏が墓地になっています。
有蓋六面塔六地蔵があるというので、訪問しました。本堂左手前の樹木の多い墓域を探して見ましたが、見当たりませんでした。本堂裏の墓地も調べて見ましたが、ありませんでした。
諦めかけて本堂前で一休みしていたら、繁みの上に法輪のようなものが見えました。覗き込んでみると大きな石塔でした。
高さ3mもありそうな、法輪を載せた有蓋六面塔で、竿の部分が高さ100cm、一辺40cmの六面柱に55cmの仏体が浮き彫りされていました。
周りの木に邪魔されて、六面全てを見ることはできませんでしたが、六体とも左手・与願印、右手・施無畏印の姿のようです。
頭頂部に肉髻ようなものが見られるので、結んでいる印からも阿弥陀如来像か釈迦如来像かも知れません。
冬季、樹木の葉が落ちて、石塔の全体が見られるようになったら、もう一度訪ねたいと思います。 (2019.10)

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