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見海山 江岸寺 文京区本駒込2-26-15

曹洞宗のお寺。JR駒込駅から本郷通りを南へ。六義園を越して富士神社入口交差点から本駒込郵便局までの間、本郷通り西側の区画に6ヶ寺があります。
石柱門は本郷通りに面していますが、参道を挟むビルが工事中なので、うっかりすると通り過ぎてしまいそうです。石柱門の内側に地蔵立像が大きな台石の上に立っています。
隣の天然寺が本命の寺院でしたが、立ち寄ってみました。
参道を進むと石積みの門柱に支えられた鉄扉があります。正面に本堂、右に客殿?と庫裏、左に墓地という境内です。
墓地の参道側に三界萬零塔がありますが、六地蔵はその裏、本堂左の墓地に向かう道筋にありました。「元禄(1688-1704)?年」建造の庚申塔と並んで安置されています。地蔵の方には文字らしきものは見当たりませんが、見た目では庚申塔と同じ頃のものではないかと思われます。
像高は95cmで、像容は左から柄香炉、数珠と法輪(写真右)、宝蓋、幢幡、宝珠と錫杖、合掌となっています。足先を揃えないで、両親指の間を開いた形で立っています。(写真右)
宝珠と錫杖の地蔵は頭部を欠いてしまったので、後から補修したようで造りが異なっています。
庚申塔は日月を両肩にいただき、合掌、金剛杵、羂索、弓、矢を持ったと六手をきちんと彫り込んだ青面金剛を三猿が支えている像が浮彫されています。
ついでに立ち寄ったお寺でこんなありがたいものに出会えました。申し訳ありません。 (2017.09)

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