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何枚もの前垂れを着せられて

補陀山 円通寺 荒川区南千住1-59-11

JR常磐線、地下鉄日比谷線、つくばエクスプレス・南千住駅の西、昭和通りに面した曹洞宗のお寺。
石柱門から境内を見ると正面、本堂の上に巨大な金色の観音像が祀られていて驚かされます。
境内左に上野・寛永寺から移された黒門と墓所、本堂右にホール、墓所に向かい合って六地蔵が祀られています。
左右の観音像に挟まれて小さな地蔵とともに何枚もの前垂れを着せられて並んでいます。
台石に刻まれた銘からは「享保三(1718)年」「正徳五(1715)年」「宝永六(1709)年」の年号が読み取れます。
像容は左から柄香炉、?(細い柄のようなものを持っている)、合掌、豫願印と?、宝蓋、?と錫杖となっています。像高は90cm。
頭部や持物部分が傷んでいて見分けのつかないものがあります。胴体の幅が異なっているものも見受けられます。
墓所には彰義隊の墓があり、その関係で寛永寺の黒門もここに移されたのだそうです。 (2017.09)

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