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山型石碑に2列3段の座姿地蔵六態

龍燈山貞香院 性翁寺 足立区扇2-19-3

環状七号と舎人ライナー、荒川に囲まれた三角形の地域に六ヶ寺ほどありますが、三つの六地蔵が祀られています。そのひとつがこの浄土宗のお寺です。
山門手前の門には自動扉となっていて、開くと庫裏のチャイムが鳴るようになっています。
境内左には万霊塔があり、その奥本堂手前に地蔵堂があり丸彫り立像が祀られています。
その万霊塔と地蔵堂の間に墓地への入り口があり、正面の墓地との壁を背にしてかなり損傷の激しい船形光背の六地蔵が祀られています。
持物は左から幢幡、柄香炉、宝珠と錫杖、宝珠、数珠、合掌となっています。船形光背は80cmあります。建造年代は不明。
この六地蔵の右手を入ると、宝蓋の下に2列3段に座姿地蔵六態を浮き彫りにした山型石碑があります。建造年は読み取れなかったのですが、説明では台石に「享保17(1732)年」とあるそうです。
像容はほとんどはっきりしませんが、上の左が錫杖持ち、その右が合掌のように見えます。2段目、3段目はわかりません。
山型石碑の大きさは100cmで台石が20cmあります。幅は50cmで地蔵像の大きさは20cmです。
参詣者を知らせるチャイムの音は入り口を入った時だけでなく、 地蔵堂を撮影している時も六地蔵を撮影している時も鳴っていました。 (2016.04)

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