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こんな所に一石六地蔵碑

六地蔵尊碑(神田寺) 足立区足立3-27

東武スカイツリー線・五反野駅の東南500m足らず、江北橋通りと東武線の交差するガード脇にあります。
江北橋通り側から見ると、右は東武線の高架、その左前は引き込み道路と駐車場、それにドラッグストアの入る大きなマンション1棟があるだけの殺風景な三角形の区画の先端の一隅で、江北橋通りに向かって建っています。
なぜこんな所に六地蔵?、答えは碑文に。
ここは神田寺の前身・旧法禅寺の寺領地だったのですが、市街化整備で道路拡幅を機に、昭和五十七年、この六地蔵尊碑を建立したのだそうです。
基壇は一辺が2m超の三角形です。碑板本体はW 92cm、H 76cmで台石の幅は107cmです。
碑板の上部に「建碑の疏」が陰刻されていて、その下に像高33cmの六地蔵が浮き彫りされています。
像容は左から柄香炉、宝蓋、幢幡、数珠、合掌、宝珠に錫杖の姿です。
なお、神田寺は法禅寺と安民寺の二つが前身だったそうですが、東京大空襲で両寺が焼失したため 神田に寺を移し、地名を寺号にして創建された寺院といいます。 (2020.07)

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