image

明和四年生まれ。保存状態の良い六地蔵です

大光山観音院 円泉寺 足立区加平2-6-16

つくばエクスプレス・六町駅の南約1kmのところにある浄土宗のお寺です。
首都高速6号線と環7通りが交差する加平インターチェンジのすぐ近くです。
境内南に山門、正面奥に墓地、墓地手前右に本堂となっています。
山門を入った左手に5基の庚申塔が安置されています。形は様々で自然石に文字陰刻、駒形に「青面金剛」陰刻、船形に六臂合掌型金剛像、駒形に六臂剣人型金剛像、駒形に六臂合掌型金剛像と変化に富んでいます。造立時代は寛政、文政期のものです。
その奥、墓地寄りに新しい立派な台石の上に、昔の台石と蓮台に載せられた六地蔵が祀られています。
像容は向かって左から宝蓋、宝珠に錫杖、幢幡、合掌、数珠、柄香炉となっています。
古い台石の右に建造年と奉納者らしき銘が刻まれています。
「明和四・・(1767)歳/十一月吉日」「邑中/庚講中/・・・/・・・」
時代を経たものにしては保存状態が非常に良く、舟形光背や合掌と錫杖地蔵の一部に欠損が見られるくらいです。
持物を持つ手の表情に特徴があります。また、宝蓋と幢幡の立体表現が面白いので取り上げました。
延々と続く新型コロナ感染拡大防止のための自粛生活。本当に久しぶりに<六地蔵巡り>をしました。
東京23区内の撮りこぼしはもう無いと思いたいのですが、これで追加は4つ目です。 (2021.06)

六地蔵巡りに戻る