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蓮台の正面に奉納者の名前がありました

永昌院 足立区皿沼1-4-2

舎人ライナー・谷在家駅の西1000歩くらいのところにある天台宗のお寺です。皿沼不動永昌院と呼ばれているようです。
谷在家駅から尾久橋通りを北に、皿沼2丁目交差点を左に折れて皿沼農協前まで歩くとすぐその先に神社囲いのような石柱の塀があります。
右の大きな建物が不動堂のようで、囲い垣の上にはたくさんの提灯が奉納されています。左のお堂が永昌院の本堂のようです。山門の石柱には「皿沼山」と山号が刻まれています。
不動堂の下には「ペット共同墓」の案内が出ています。
境内はわずかで、左から本堂脇が墓地です。本堂の石段下に、左右の丸彫立像の地蔵に挟まれて六地蔵が祀られています。
船形光背の浮彫立像で、像高は70cm、像容は左から宝蓋、幢幡、宝珠に蓮華、柄香炉、合掌、数珠となっています。
光背の銘によれば「安永二(1773)年」にそれぞれの「童子」供養に建造されたようです。蓮台の正面には奉納者の名前が刻まれています。
正直言って、殆ど雰囲気といって感じられるものがないような境内でした。よくここにこの六地蔵が残されていたものだと驚きました。 (2017.12)

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