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また出会いました龍頭幢幡

仙桃山 宗建寺  青梅市千ヶ瀬町6-734


JR青梅線・青梅駅の東南300mにあるある臨済宗のお寺です。
旧青梅街道を東へ行き、秋川街道とぶつかる手前にあります。町名は異なりますが延命寺とは斜め隣となります。
本堂は庫裏と並んで南面しています。墓地は境内北に広がります。山門は東側にあり、左手に鐘楼が建っています。
本堂の正面に墓地への入り口がありますが、その側に三重塔が建つ三界万霊塔があります。 六地蔵は入り口の墓地側のお堂の中に祀られています。 像容と地蔵名は左から数珠(地持)、宝珠に錫杖(鶏兜)、宝蓋(宝印)、合掌(?陵)、幢幡(陀羅尼)、柄香炉(?勝)です。瑤 合掌の地蔵名は「<瑤>陵地蔵」、柄香炉の方は「<葆>勝地蔵」と見えたのですが、初めての文字、初めての名前であっているのかどうか判りません。 取り上げた写真は龍頭幢幡のようです。(「地蔵の姿・持物」のページで取り上げています)
耳たぶはそこそこ厚いのですが、梅岩寺の地蔵とはかなり造りが異なっています。石質は常保寺の石に似て肌理が粗く脆そうな感じです。
境内の西の端に円石版に青面金剛を浮き彫りした庚申塔がありますが、その台石には珍しい三番叟を舞う三猿が彫られています。小平市の延命寺でも三番叟三猿の庚申塔に出会いました。

(2019.12)

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